さ
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解説・説明 |
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最高速(度)
(さいこうそく・ど) |
ここでは、コースの特定の場所で計測した速度の事です。
GRAでは、ジムカーナグランプリなどのイベントの場合には、コースの中で最も速度が出せる場所で速度計測を行ない、MC(司会)担当者が盛り上げに使っています。
(参考例 ・・ 【 1995年4月・京都GP】)
その計測は光電管方式で正確に行ない、最も高い速度を残した人には賞を出していたので、中にはタイムは度外視して最高速度だけを狙って走る人も居て、とても盛り上がりました。
( 関連用語 ・ ・コース、 ジムカーナグランプリ、 光電管方式 ) |
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最大定員
(さいだいていいん) |
状況が許せば、最大受け入れが可能な人数の事です。
主に、参加枠に余裕があり、当日受付制によって参加受付を行なう際に用いられる考えです。
その状況とは、GRA独自のイベント運営方式を理解して運営に積極的な協力が可能な人数の割合や、イベント会場等の制約の事で、理解や協力が可能な人の割合が低ければ、イベント運営の質の低下を防ぐために、当日受付制で参加が可能な人数は最大定員以下になります。
( 関連用語 ・ ・ 当日受付制 )
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最適トレール量
(さいてきとれーるりょう) |
オートバイの操縦性・安定性に大きく関係する要素です。
オートバイの前輪には、その方向安定性を確保する為に、「トレール量」が与えられる設計をされていますが、バンクしている時に前輪に働く「旋回力」を安定させるのに最適な「トレール量」の事です。
バンクさせた時、前輪にはバンクさせた方向へ向きを変えようとする「旋回性」が自動的が働きますが、「旋回性」が強く出過ぎても安定した旋回にならない為、タイヤの向きを安定させる「トレール量」を保つ必要があり、この時、安定した旋回を保つ為のトレール量が最適トレール量です。
殆どのオートバイで使われているテレスコピック式フロントサスペンションでは、直立走行時と較べて、バンクさせた旋回時にはフロントフォークがより縮むため、「トレール量」は減少します。その上、低速で慣性モーメントが小さく、フロントブレーキで荷重を掛ける状態では、更に「トレール量」が減る為に、その様な状況でも“切れ込み”などを発生させず、旋回性をスポイルさせない「トレール量」を確保する事が必要です。
( 関連用語 ・ ・ 安定性、 旋回性、 トレール量、 テレスコピック式) |
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最適トレール量変化
(さいてきとれーるりょう
へんか) |
オートバイの操縦性・安定性に大きく関係する要素です。
バンク中、オートバイの前輪の「方向安定性」を確保して、安定した旋回性能を発揮する為には、バンク角や走行速度、そしてフロントブレーキなどでかかる「荷重」の変化に合わせて、随時、「トレール量」が最適な値になる事が最適です。
この様に、ひとつのコーナリング(ターン)においても、「最適トレール量」は進入から脱出までの間に変わり、この変化状態の最適トレール量変化と呼び、最適セッティングにおいてはこの変化の把握と対処する考えが必要です。
( 関連用語・ ・バンク、荷重、 トレール量、 最適トレール量 ) |
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サークル理論
(さーくるりろん) |
オートバイの走行ラインとライディング解析に必要な理論です。
オートバイに備わっている運動特性から、バンクさせて走行する際に描くラインを理論的に解析した理論で、これを理解する事によりオートバイ本来の運動能力を最大限に活かしたライディングを理解して、安全率の高い走行が実現できます。
( 関連用語 ・ ・ 基本サークル、クロソイド的ライン ) |
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サスペンション
(さすぺんしょん) |
前後のタイヤと車体とを繋いでいる装置・部品の事です。
馬車が使われていた頃に生まれた装置と言われ、当時の凸凹の道を走る際に、乗員や荷物、車体を路面からの衝撃から守る為に発明され普及しました。 現代では、空気入りタイヤと平滑な舗装路面の恩恵から、その目的は大きく変化しています。
ここでは、タイヤのグリップ力を最大限活用する為の重要な装置・部品として捉えて解説を行ないます。 |
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サスペンション
ユニット
(さすぺんしょんゆにっと) |
前後のサスペンションを構成する主要な部品の事です。
スプリングとダンパーを示す言葉で、一般的な車両の場合には、前はフロントフォークで、後はスプリングが外周についている円筒形の部品の事を示します。
一部では、「ショック」とも呼ばれていますが、本来の語源から見れば誤った用法の用語のため、GRAでは使用しません。
( 関連用語 ・ ・ サスペンション、 スプリング、 ダンパー )
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参加クラス
(さんかくらす) |
イベントの運営上、グループ分けされた参加枠の事です。
GRAでは、レッスンなどの場合には自己申告に沿ったクラス(グループ)分けを行ないますが、「ジムカーナグランプリ」のような大会形式のイベントの場合には、その人の基本タイム指数によってクラス分けを行なっています。
( 関連用語 ・ ・レッスン、 ジムカーナグランプリ、 基本タイム指数) |
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残ストローク
(ざんすとろーく)
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サスペンションの縮み具合を示す言葉です。
サスペンションユニットは、伸縮して働く部品で、一番縮んだ状態を測定した値の事です。
残ストローク(量)は、前後サスペンション共に大切な要素ですが、特にフロントサスペンションはコーナリング時の安定性や安全性に大きく関わっているので、整備やセッティングの際に必ず測定される値の事です。また、必要に応じて、「通常走行時」と「フルブレーキング時」の 異なる二種類の状況での値を測定して、セッティングなどで利用します。
測定方法は、インナーチューブやロッドにグリースやタイラップなどを付け、走行後に最大ストローク位置を測ります。
なお、フロントフォークの場合には、正立式と倒立式とは測定方法が異なるので注意が必要です。
( 関連用語 ・ ・ サスペンションユニット、 サスペンション、
セッティング、 タイラップ ) |
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残ストローク
(通常走行時)
(ざんすとろーく・つうじょう そうこうじ)
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サスペンションの縮み具合を示す言葉です。
特に、ライダーが跨った状態だけの状態での残ストローク量の事を 1G'時(乗車時)車高と表現し、フロントサスペンションのセッティングを行なう場合に、測定が欠かせない数値です。
通常走行状態での「残ストローク」とは別に、「フルブレーキング時」での残ストローク(フルブレーキング時)もサスペンションのセッティングに欠かせません。
( 関連用語 ・ ・ サスペンション、セッティング、 残ストローク 、残ストローク・フルブレーキング時、1G'時車高 ) |
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残ストローク
(フルブレーキング時)
(ざんすとろーく・ふるぶれーきんぐじ)
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サスペンションの縮み具合を示す言葉です。
特定の路面で、同じライダーが同じ速度からフルブレーキングを行ない、最もストロークさせた後で測定する「残ストローク」の値を「残ストローク車高」または「フルボトム車高」と言い、特に フロントサスペンションの適切なセッティングを行なう場合、全ストローク量の管理の他に、「安定限界トレール量」を下回らないトレール量の管理の為に、測定と管理が欠かせない数値です。
「残ストローク」の別な測定値に「通常走行時時」での測定値に 残ストローク(通常走行時)があります。
( 関連用語 ・ ・ サスペンション、セッティング、 残ストローク 、残ストローク・通常走行時、 安定限界トレール量、フルボト
ム時車高) |
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し |
用語 |
解説・説明 |
詳細 |
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ジオメトリー
(じおめとりー) |
ここでは、ある特性を狙った設計手法・結果を表す言葉です。
本来は、英語(Geometry)で「幾何学」という意味で、図形の解析や土地の測量、建物の設計用として発達した学問です。
GRAでこの言葉を用いる場合は、オートバイの設計の際に用いられる手法を示しており、例えば フロントタイヤが自発的に直進安定性を発揮する為の「トレール量」とか、車体をバンクさせた際に自発的にハンドルが切れる特性を出す為の「キャスター角」など、長年の設計的知見を基に現在でも活用されている設計手法です。
この「ジオメトリー」と同様に、車体関連の整備等で誤って使われる言葉に「アライメント」がありますが、正しい整備やライディングの理解を深める為にも、正しく使いたいものです。
( 関連用語 ・ ・ 直進安定性、 トレール量、 バンク、 キャスター角、 アライメント ) |
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軸力
(じくりょく) |
ボルトで部品を固定する際、実際の固定の為に働く力の事です。
ボルトを締付ける場合、その締付ける力の大きさで固定すると誤解されがちですが、実際の固定に働く力はボルトの軸が伸びる方向に働いている力(断面力)で、その力の事を軸力または張力と呼んでいます。
締め付ける力と発生する軸力との関係は、ボルトや座面が理想的に保たれている場合で、締め付ける力の約 1/10 程度になり、ボルトなどに汚れや破損などがある場合にはそれ以下の軸力しか発生しません。
部品の固定で最も重要な力は軸力ですから、締め付ける力の大きさに頼る整備では不良を招きます。
( 関連用語 ・ ・ ボルト、断面力、張力、 ねじ締付け管理法 ) |
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自己申告 (じこしんこく) |
自らの意思を行動でもって示す事です。
GRAでは、1991年の発足以来、自ら受講したいレッスンレベルは自ら申告するのが基本で、それを基にクラス分け(編成)を行なってきました。また、1992年からの「全員スタッフ全員参加制」では、自ら担当を希望するイベント当日の運営スタッフを申告するのを基本とするなど、参加する人の意思をイベント運営に反映してきました。
この考え方は活動を経る度に深化し、2009年からの「わがまま発揮制」までに至り、自らの意思でイベントの内容を深めるまでの原動力として活かしています。
( 関連用語 ・ ・ 全員スタッフ全員参加制、 わがまま発揮制 ) |
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質量 (しつりょう) |
物体・モノの「重さ」の元になる固有の“量”の事です。
一般によく使われる「重さ」「重量」は、質量に重力加速度を掛けた値の事で、重力加速度が変化したり、別な加速度が加わる力を受けた場合には「重さ」が変化するため、それら加速度や速度の要素を除いた“質量”という概念が使われます。
オートバイを地上で乗る限り、この言葉の正確な理解はあまり必要ありませんが、「運動エネルギー」や「荷重」の理解などの場面など、時々、この言葉を用います。
( 関連用語 ・ ・ 運動エネルギー、 荷重 ) |
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実力発揮度
(じつりょくはっきど) |
イベントでのタイム測定の結果、その人がどの程度上手になったのかどうかを表わす数値です。
その日のタイム測定で出たタイム指数(結果タイム指数)を、その人の過去一番良かったタイム指数(基本タイム指数)で割って算出します。
この実力発揮度に応じて、上手になった人を表彰しています。
( 関連用語・ ・タイム指数、基本タイム指数、結果タイム指数 ) |
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実力発揮度順位
(じつりょくはっきど
じゅんい) |
イベントでのタイム測定の結果、上手になった人の順位です。
実力発揮度が良かった順番でつけた順位で、単にタイムが良さやタイム指数の大小よりも、GRAが大切にしている事の一つです。 〔第2期・脱皮計画〕の 2005年以降は、全国シリーズ戦を除き、全てのリザルトはこの順位順に記載しています。
( 関連用語 ・ ・ タイム指数、第2期・脱皮計画、 全国シリーズ戦 ) |
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氏名 (しめい) |
ここでは、参加した人の名前の事です。
GRAでは、1991年の発足以来、あらゆる資料には参加した人の氏名を正確に記載して、記録として残しています。
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締付けトルク
(しめつけとるく)
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主に、ボルトを締付ける際の締込む力の大きさの事です。
部品などをボルト(ねじ)で固定する際、ボルトの軸力を適切な値で管理する必要があり、その管理手法の一つとして、ボルトを締付ける際の指標として広く認識されている用語です。
( 関連用語 ・ ・ ボルト、 軸力、ねじ締付け管理法 )
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ジムカーナ (じむかーな)
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馬や車・オートバイを使って走行タイムを競う競技の事です。
GRA代表:小林がオートバイで行なうこの競技に1986年から惹きつけられ、より多くの人にこの競技の楽しさと奥深さを広めるために、このGRAを1991年に設立するに至っています。
世界的な認知度は、馬術競技の一つとして最も多くに知られ、日本国内では車を使った競技として知られていますが、オートバイを使った競技としての認知度はさほど高くありません。
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ジムカーナグランプリ
(じむかーなぐらんぷり)
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ジムカーナで全国を転戦して交流を深めるイベントです。
1991年のGRA設立以来、GRAの活動を参考に全国各地に同様な団体が誕生したのを契機にして、更なる交流と浸透を目的にGRAが1995年から開催を始めたもので、全国各地を転戦してクラス別のチャンピオンを決定するシリーズ戦です。
最終的には、沖縄から北海道までの全国各地での開催が実現して、マスコミや協賛会社などへの最大のアピールイベントとなりました。
2001年以降からは『“草”ジムカーナグランプリ』、2005年からは『GRAツアー』と名称を変えて現在に至っています。
( 関連用語 ・ ・ “草”ジムカーナグランプリ、 GRAツアー) |
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ジムカーナパーティ
(じむかーなぱーてぃ)
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ジムカーナの楽しさ参加者全員で味わえるイベントです。
GRAでは、1991年の設立当初から、オートバイを気軽に楽しむ事と、他の多くのライダーと協力し合って楽しむ企画として、年に2回開催してきました。
楽しさを高める特徴ある企画として、テーマとテーマカラーを設定して、それに合わせたコース設定や服装規定、オートバイを使ってのゲーム大会、プレゼント交換会などがありますが、何よりも全員で一緒になって協力して運営と“盛り上げ”をする雰囲気になっている事が一番の特徴です。 このパーティの運営主旨から、1991年から「全員スタッフ全員参加制」が誕生して、1992年からは本格的に他の開催イベント全てに導入されていきました。
( 関連用語 ・ ・ テーマ、 テーマカラー、 全員スタッフ全員参加制 ) |
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ジムカーナレッスン
(じむかーなれっすん)
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ジムカーナの楽しさと良さを伝えるためのイベントです。
GRAでは、1991年の設立当初から、より多くの人にオートバイを操る楽しさを伝えるために、このレッスンイベントを日本で初めて開催を行ない、その後も年間に6〜8回程開催をしています。また、1994年からは初級者対象のレッスンイベントとして「ベーシックジムカーナ」を年に4〜5回程度、1997年からは女性対象のレッスンイベントを開催しています。
( 関連用語 ・ ・ イベント、 レッスン、 ベーシクジムカーナ ) |
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ジャイロ効果
(じゃいろこうか)
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回転物体が見せる独特な働きです。
質量のある物体を回転させると、慣性モーメントが発生すると同時に、その回転軸の向きを保とうとする作用の事です。 ( 関連用語 ・ ・ 慣性モーメント ) |
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車高 (しゃこう) |
オートバイの車体自体の高さを示す言葉です。
オートバイの最適な操縦安定性を得る為には、前部の車高と後部の車高を適切に調整・管理する事が大切です。
ライダーが乗車時と空車時の高さ、やサスペンションの調整により変化する高さ、そして加減速やターン時の高さを計測する事が車両セッティングの基本です。
測定場所と方法は、前部はフロントフォークの動作残り代(シロ)、後部はリアホイールのアクスル中心から上部のシートカウル部の任意設定箇所迄を、ノギスやメジャーで測定します。
測定時の車体の状態に合わせて、「0G時」(ゼロジージ)、「1G時」(ワンジージ)、「1G’時」(ワンジーダッシュジ)、そして「残ストローク」(ザンストローク)など、状態に合わせて幾つかの測定項目があります。
( 関連用語 ・ ・ ノギス、 メジャー、サスペンション、アクスル
0G時、 1G時、 1G’時、 残ストローク )
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車高バランス
(しゃこうばらんす) |
オートバイがバンク動作する際の大切な調整項目の一つ。
オートバイの車体(サスペンション)セッティングの基本作業の一つ、前後の車高のバランスを取る作業で使う言葉・概念です。オートバイの前部の車高と後部の車高とのバランスが崩れていると、自然なバンク動作が得にくく、無理なバンク動作による不安定感からライダー自身が乗り難さや怖さを感じる原因になります。
前後の車高バランスをとる事で、ストレス無いバンク動作や前後のタイヤのグリップを最大限活用する事に繋がります。 ( 関連用語 ・ ・ バンク、 セッテイング、 車高 )
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車軸 (しゃじく) |
ホイールの中心部を支えている軸を指します。
オートバイの場合、前後のホイールの中心を通る軸の事で、その軸が車体側に固定される事で走行が可能になっています。
因みに、四輪車の場合には固定軸に相当する部品が無い場合が多いのですが、その場合でもホイール中心部・回転中心部を指す用語として使用されます。
正式には、「車輪軸」と表記します。
( 関連用語 ・ ・ ホイール )
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車両 (しゃりょう) |
ここでは、オートバイの事でありその名称を指します。
記録する枠の制限もあって、メーカーの名称は無く、記号だけの名称も多く、オートバイに関心の無い方々にとっては馴染みの無い表現になっている事をお詫び致します。 |
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車両名 (しゃりょうめい) |
参加した人が使用したオートバイの名称です。
記録する枠の制限もあって、メーカーの名称は無く、記号だけの名称も多く、オートバイに関心の無い方々にとっては馴染みの無い表現になっている事をお詫び致します。 |
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車両レギュレーション
(しゃりょう
れぎゅれーしょん) |
参加する車両の改造・変更範囲を制限する決まりです。
GRAでは、より多くの人と一緒にオートバイを楽しみ、それを広く社会全般から認めてもらう事を目的に活動しており、限度を超えてのオートバイの改造や変更によって速くしようとする行為は、参加者の間で強い不公平感を招いたり、活動そのものを続けられなく恐れがあり、1993年から導入しています。 |
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車輪 (しゃりん) |
荷車など、回転させる事で物の移動を助ける部品の総称です。
オートバイの場合には、前後に一つずつあり、それに取り付けられたタイヤによって路面と接して車体を支えていて、前の車輪を前輪、後ろの車輪を後輪と言い、タイヤも含めた一体の部品として呼ぶ場合もありま。
別な呼称で「ホイール」(Wheel)とも言います。
( 関連用語 ・ ・ タイヤ、 前輪、 後輪 )
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自由練習会
(じゆうれんしゅうかい) |
主に、個人占有エリアを使って個人練習をするイベントです。
参加者毎に練習したいテーマに合わせてじっくりと練習が行なえるので、参加者全員が同じカリキュラムをこなす練習方式と違い、確実に練習時間は長く、苦手な項目の解消に繋がる練習イベントです。また、個人占有練習の他に、要望や意見に合わせて、整備やセッティングのアドバイスの他、全員一緒の走行練習など多彩なカリキュラムメニューも用意してあるので、他イベントに無い充実した練習が可能なイベントです。
( 関連用語 ・ ・ カリキュラム、 整備、セッティング ) |

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奨学飴(しょうがくあめ) |
GRAで開催したイベントで、頑張った人を表彰する時に使う“飴”の事です。
特に、タイム測定の結果で、以前より上手になった人(タイム指数を更新した人)を表彰する際に使います。
( 関連用語 ・ ・ 奨学飴制度、 タイム指数、タイム測定 ) |
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奨学飴制度
(しょうがくあめせいど)
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上手になった人や実力を伸ばした人を、参加者全員の前で表彰する GRA独自の制度です。
その日のタイム測定の結果から、一番多く上手になった人ほど、より多くの飴(奨学飴)を賞品として受け取るシステムで、イベントの中で最も盛り上がる場面の一つです。
( 関連用語 ・ ・奨学飴、 もうひと開け賞 ) |
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奨学飴引換券
(しょうがくあめ
ひきかえけん)
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奨学飴と引き換えができる券の事です。
タイム測定をした当日に奨学飴で表彰するのではなく、次に参加した際に表彰する方式を採用した時に発行している券ですが、当日に行なわない理由は時間の節約をするためです。 というのは、測定結果から実力発揮度を記載したリザルトを作成するには人手と時間が必要になるため、後日リザルトと一緒に引換券を発送する事で、当日のカリキュラムを充実させる事を狙ったからです。 2008年当時から採用したシステムです。
( 関連用語・ ・奨学飴、タイム測定、リザルト、 実力発揮度 ) |
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初期レート
(しょきれーと) |
スプリングが縮み始める時のスプリングレートの事です。
一般的に、ツインレートのスプリングで使用される用語で、縮み始める時のスプリングレートの事で、変換点以降のスプリングレートを「二次レート」と呼びます。
( 関連用語 ・ ・ スプリング、 スプリングレート、ツインレート
、変換点、二次レート ) |
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ショックアブソーバー
/ ショック
(しょっくあぶそーばー)
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本来は「スプリング」など衝撃を受け止めて緩衝する部品を指す言葉です。
しかし、一般的には「ダンパー」を指し示す言葉として用いられており、本来の意味とは異なっているので、GRAではこの用語は用いません。
また、オートバイ雑誌などで、短く略して「ショック」と表現されている事もありますが、スプリングとダンパーを一緒に組み込まれた部品は「サスペンションユニット」と、GRAではより適切な表現に努めています。
「ショックアブソーバー」の和訳は“衝撃緩衝装置”で、馬車時代の初期、路面からの衝撃をゴムタイヤの無いホイールを通して車体が受け難くするための装置として、布や木材、ゴム、そして鋼製のスプリングなどが発案された際の名称です。
( 関連用語 ・ ・ スプリング、 ダンパー、 サスペンションユニット ) |
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順位 (じゅんい) |
特定の数値を基準に、その大きさ順での順番の事です。
GRAでは、リザルトなどで使用しています。 |
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心技体バイク
(しんぎたいばいく)
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GRAが皆さんに提唱する標語であり、活動のテーマです。
【オートバイにいつまでも、楽しく、安全に、乗り続ける】を実現させるためには、四つの要素“心”、“技”、“体”、“オートバイ”をバランス良く高める事を提唱しています。
オートバイとライディングスキルや身体との調和(バランス)が大切で、正しい整備や調整があってこそ正しいライディングスキルが身に付き、自身の心理状態の把握や社会との調和を意識しなくては長く乗り続けられない等、この四つの要素の調和(バランス)が大切だとGRAでは考えています。
( 関連用語 ・ ・ バランス、 ライディングスキル ) |
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シングルレート
(しんぐるれーと) |
スプリングの特性を示す言葉です。
一般的なスプリングで、そのスプリングレート(ばね常数)は一定で、掛かった荷重に応じて一定の割合ずつ縮むスプリングの事を「シングルレートスプリング」と呼びます。
それとは異なり、縮む途中でスプリングレートが別な値へと変換するスプリングに「ツインレートスプリング」などがあり、用途に応じて使い分けられます。
( 関連用語・ ・スプリング、スプリングレート、ツインレート ) |
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す |
用語 |
解説・説明 |
詳細 |
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鈴鹿合宿
(すずかがっしゅく) |
三重県にある鈴鹿サーキットの交通教育センターの施設を利用して行なう、一泊二日の合宿形式のレッスンの事です。
GRA独自のアレンジのカリキュラムや練習コース設定とタイム測定、そしてトライアル車による不整地走行など、多彩なメニュー内容で、総合的なレベルアップの達成を目標に開催しています。
1991年から始めていますが、それ以前から代表・小林が独自に企画開催していた「こばジム」が名称を変えた企画です。
( 関連用語 ・ ・ 鈴鹿レッスン ) |
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鈴鹿レッスン
(すずかれっすん) |
合宿と同様、鈴鹿サーキットの交通教育センターの施設を利用してのレッスンですが、宿泊無しの一日コースとして、より気軽に参加できるよう 2002年から開催しています。
トライアル車による練習などは無いものの、独自設定のコーススラローム練習とタイムトライアル主体のカリキュラムです。
( 関連用語 ・ ・ 鈴鹿合宿 ) |
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スターター
(すたーたー) |
スタート地点付近に立ち、スタートの合図を出す役割の人。
一見、とても簡単なスタッフ職に見えますが、タイム測定の進行やこれからスタートする人の気持ちのコントロールを担当できたりと、タイム測定の盛り上がりにとって重要な役割です。 ( 関連用語 ・ ・ スタート、タイム測定 ) |
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スタート
(すたーと) |
一般的な意味と同じく、「 出発 」の意味です。
ジムカーナの様にタイムトライアルを行なう競技の場合は、タイム計測が始まる地点を表し、スタート地点に引かれた線を前輪タイヤの前端部に合わして、スターター役の人の合図に従って出発します。
( 関連用語 ・ ・ ジムカーナ、 タイムトライアル、スターター ) |
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スタート間隔
(すたーとかんかく) |
タイムトライアル時、前走者から次走者スタートまでの設定方法です
通常の光電管式測定機で測定する際、スタートとゴールを同時に計測できない事から、スムーズにタイム測定を進める為に考え出した方法です。最初に見本となる走者のスタートからゴールまでのタイムを基本タイムとします。そして、コース上に2台の走者を入れたい場合は、模範走者が基本タイムを 1.5 で割ったタイムで走行していた地点で次の走者をスタートさせると、スタートとゴール、そしてスタートの間隔を均等にできて最も効率良くミスが防げます。つまり、見本走者が 60秒 で走るコースであれば、60/1.5 = 40秒 (60 ÷1.5)の地点を 次走者のスタート基準にすると最善です。
同様に、コース上に 3台の走者をる時には 2.5 で割ったタイムの地点を基準にして、4台の場合は 3.5 で割った地点を基準にすると良いのです。
しかし、スタート計測とゴール計測の間隔は最低でも 5秒以上確保するのが安全ですから、スタート間隔は 10秒以上、15秒前後がお勧めです |
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ステアリング
(すてありんぐ) |
直訳では船などの操舵輪で、一般にはハンドルの事です。
時には、「舵を切ること」=「ハンドル操作をすること」という意味で使われる事もあります。
( 関連用語 ・ ・ ハンドル ) |
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ステム (すてむ) |
ハンドル中央部の回転軸と軸を支える部分を指す言葉です。
フレームの前端部で、フロントサスペンションやハンドル周りの部品が繋がっている部分で、ハンドル操作を確実に行なえる様な機構(構造)が組み込まれています。
その為、この部分の剛性が低い設計だと、フロントサスペンションとタイヤが想定以上に振動を感じる場合があります。この時、「ステム剛性が低い」などと表現します。
また、ハンドルの回転軸を受け止めて、スムーズなハンドリングを助ける部品・ベアリングが組み込まれており、このベアリングの整備が不十分だとハンドリングに大きな影響が出ます。 ( 関連用語 ・ ・ ハンドル ) |
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スポット中継
(すぽっとちゅうけい) |
断続的に数回に分けて、イベント等を動画報告する中継です。
器材や人員等の関係で、連続してLIVE中継ができない場合に行なう中継方法ですが、スポット中継の間に受けた質問などに対して次のスポット中継で回答するなど、一定以上の臨場感が期待できる中継です。 |
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スプリング
(すぷりんぐ) |
「ばね」の事です。
オートバイの様々な個所で使われていますが、特に重要な働きをしているのは、前後のサスペンションの主要部品:サスペンションユニットで使われています。
サスペンションの基本特性を決める部品のため、オートバイの運動特性を変更する際には交換される事もありますが、安定性や操縦性に大きな影響を持つため、特にフロントサスペンションのスプリングの変更は慎重さと熟知が必要になります。
( 関連用語 ・ ・ サスペンション、サスペンションユニット ) |
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スプリング ジャダー
(すぷりんぐじゃだー) |
特定のスプリングとの組み合わせで発生する特異な症状です。
ツインレートのスプリングをフロントサスペンションに使用する際、スプリング変換点でのフロントの車高と1G'車高との相互位置が近接している場合に発生し易い、サスペンション自体の振動する現象で、特に伸びた状態からのバウンド時(縮む時)に、1G' 時車高付近でスプリングからの反発(リバウンド)成分の振動として発生します。
( 関連用語 ・ ・ スプリング、ツインレート、1G' 時 ) |
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スプリング 変換点
(すぷりんぐ) |
「スプリングレート」が変わる箇所・変位量の事です。
特に、ツインレートのスプリングを採用する場合の解析に必要な要素で、スプリングを縮めていく際、初期のスプリングレート(初期レート)から二次レートへと変換する時のスプリングの縮み量、又はその時の荷重の大きさを示す言葉で、正しくはスプリングレート 変換点と表します。
特に、安定性と操縦性のバランスが重要なフロントサスペンションでは、車両に合わせた専用設計のツインレート スプリングが採用されるのが一般的です。
また、このスプリング変換点でのフロントの車高と1G'車高との相互位置によっては、サスペンション自体の振動現象「スプリングジャダー」が発生する場合があります。
( 関連用語 ・ ・ スプリングレート、ツインレート、 初期レート
、二次レート、 スプリングジャダー ) |
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スプリング レート
(すぷりんぐれーと) |
「ばね」の大切な特性の一つで、「ばね常数」の事です。
スプリングが、サスペンションなど各部で荷重を受け止める際、その受けた荷重に応じて変形する量を表す指数です。
サスペンションで使われるスプリングの場合には、スプリングの変形量がホイール(タイヤ)の移動量に直接関係するため、車体の安定性や操縦性などを適切に保つために、適切なスプリングレートのスプリングを使用する必要があります。
なお、プリロード(初期荷重)の変更やダンパーの調整した際に、スプリングが「硬くなった」とか「柔らかくなった」と表現する人も居ますが、スプリンレートはスプリングを変更しないと変わらず、それは誤った表現方法です。
( 関連用語 ・ ・ スプリング、 サスペンション、 プリロード ) |
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スロットル
(すろっとる) |
空気などが流れる通路を開け閉めする弁(バルブ)の事です。
エンジンの場合には、エンジンが吸い込む空気(混合器)が流れる通路にあり、その弁の開け閉めによってエンジン回転数を微妙に制御(コントロール)する構造になっていて、その働きから一般的にはアクセルと表現しています。
オートバイの場合には、右側のグリップでエンジン回転数を制御する構造になっていて、そのグリップをスロットルグリップとも呼んでいます。
( 関連用語 ・ ・ 弁、エンジン回転数、 アクセル ) |
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スロットル
コントロール
(すろっとるこんとろーる) |
アクセルの開け方を意識して操作する事です。
右手で操作するアクセル(グリップ)は、エンジンの回転数を制御する装置の部品(スロットル)を直接コントロールしているため、アクセルコントロールの事をこう表現もします。
( 関連用語 ・ ・ アクセル、 アクセルコントロール、 グリップ) |
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せ |
用語 |
解説・説明 |
詳細 |
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整備 (せいび)
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一般的には、調子や状態を整える作業の事です。
GRAでは、オートバイの汚れを落とす作業から、エンジンなどの分解作業まで、オートバイ本来の調子へと整え直す作業全てを整備として用いています。
( 関連用語 ・ ・ 整備工具、 整備用具 ) |
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整備工具 (せいびこうぐ)
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整備の作業に必要なドライバーなどの工具の事です。
ドライバーの他には、レンチ、プライヤなどが代表的な工具で、多くはボルトやナットなどのねじを回したりするのに用いられます。
( 関連用語 ・ ・ 工具、 ドライバー、 レンチ、 プライヤ ) |
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整備用具 (せいびようぐ)
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整備の作業に必要な、工具以外の品物の事です。
例えば、汚れをふき取るに使うウエスの他、長さや重さを測る計測器具など整備用具として表わされます。
( 関連用語 ・ ・ 工具、 ウエス、 測定器具 ) |
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整備&調整
セッティング記録会
(せいび&ちょうせい
せってぃんぐきろくかい)
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車両をそのオーナーと一緒に緻密整備をするイベントです。
希望の箇所を徹底的に、車両メーカーや販売店でも行なわないレベルでの整備をして、その上でオーナーに合わせて調整セッティングを行ない、作業の内容、作業後に試走した後でのオーナーの感想文を詳細に発表して、全国のより多くの方々の参考にしてもらう、オートバイとオーナーの為のイベントです。
( 関連用語 ・ ・ 整備、セッティング ) |
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セクション (せくしょん)
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一般的には部門や区分という意味ですが、私達が使う場合には走行コースの特定の“ 区間 ”という意味の場合もあります。 ( 関連用語 ・ ・ 走行コース ) |
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セッテイング
(せってぃんぐ)
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英語では、Setting = “設定”という意味の言葉です。
一般的には、「忘年会のセッティングをする」など、“準備”や“段取り”のような意味で使われますが、日本では車やオートバイなど機械の“調整”という意味で使われる事が多く、ゲームの世界でも広まっています。
GRAでは、楽器を弾く前に必ず行なう“調律”と同じ意味で用いています。つまり、オートバイは楽器と同じように細かな調律や調整が欠かせないと考えているからです。
( 関連用語 ・ ・ セッティング講座、 セッティング練習会 ) |
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セッテイング講座
(せってぃんぐこうざ)
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オートバイの調律(セッティング)の基本の講座です。
GRAで、1995年から開催している講座で、オートバイ各部の調律(セッティング)の基本原理を、その理由の分かりやすい解説を交えて、初めての人でも理解できるように工夫した講座です。講座での理解や成果を活かして、1997年からの『走行セッティング講座』、1998年からは 『セッティング練習会』へと発展させ、基礎知識の浸透を深めています。
( 関連用語 ・ ・ 走行セッティング講座、 セッティング練習会 ) |
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セッテイング練習会
(せってぃんぐ
れんしゅうかい)
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オートバイの調律(セッティング)の基本の実践講座です。
GRAで、1998年から開催しているイベントで、講座で調律の原理や大切さを学び、実際に自身の車両で調律を試して車両の動きの変化を自身の身体で感じ取れる貴重な練習会です。
ほんの少しの調律作業で、オートバイの動きのバランス感が変化する原理を覚えられる以上に、違いを感知する能力が磨ける事の方が調律だけでなく、日頃からオートバイに乗る時にとても役立つと多くの人が実感しているイベントです。
なお、一般道を使って同様な事を行なう事は、単に他の方々の迷惑に繋がるだけでなく、整えられた一定の条件下で調整の違いを感じる必要がある調律作業には適していません。特に、限界域に近い領域でのオートバイのバランス感を冷静に感じ取る調律作業は、完全に安全が確保された環境で行なうべきです。
というのも、限界域に近い領域でのオートバイの挙動によって、一般路などの走行時の安全が確保できるからです。
( 関連用語 ・ ・ セッティング、 イベント、バランス感 ) |
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0G 時 (ぜろじーじ)
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オートバイの車体の状態を示す言葉です。
0G(ゼロジー)とは、英語で無重力を表す言葉で、オートバイの場合には タイヤが地面から離れて、サスペンションが伸びきった状態を示す際に使われ、整備やセッティングで車体の高さ(車高)を計測する時の状態の一つとしてよく利用されます。
( 関連用語 ・ ・ 車高、 サスペンション、 セッティング ) |
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全員スタッフ
全員参加制
(ぜんいんすたっふ
ぜんいんさんかせい) |
参加者全員だけでイベント運営を行なうシステムの事です。
一般的なイベントの場合には、運営赤貧者を始めとする専属のスタッフによって運営され、参加者は参加する事だけがもとめられます。しかし、GRAでは、“自分達が楽しむ場所は自分達自身で運営すべき”という考えから、当日の全てのスタッフ職を参加した全員で担当するシステムを、1991年の「ジムカーナパーティ」から取り入れ、やがては全てのイベントで採用しています。これによって、スタッフ職の慣れ不慣れを参加者同士で助け合うなど、参加者同士の交流が深まりました。
スタッフ職の選定は、参加予約時の希望を基に事前に全てのスタッフ職を割り当て、参加受理書で依頼するスタッフ職を知らせる方式から始まり、2006年以降には当日朝のミーティングで自発的な希望出しと公平な割り当て調整作業で決定していくスタイルまで進化していきました。
このシステムで補えない点は、イベント当日以外の様々な運営作業の量や責任に想いを分かち合えない事でしょう。
( 関連用語・ ・スタッフ、ジムカーナパーティ、ミーティング ) |
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旋回性 (せんかいせい) |
オートバイまたはタイヤの曲がろうとする特性の事です。
特に、タイヤ自体の特性を表す際に使う場合が多く、バンク(傾斜)したタイヤは、その形状と構造、そして車体・サスペンション側の設計(ジオメトリー)により、自発的に旋回する特性の事を示し、その特性が大きく表れる場合には「旋回性が強い」などと表現します。
この「旋回性」がライダーにとって適度に発揮される場合には、「操縦性」が高いと表現されます。
対比となる言葉は「直進性」で、同様の構造的、物理的な理由により、直線的に進もうとする特性の事です。
( 関連用語 ・ ・ バンク、 サスペンション、 ジオメトリー、
操縦性直進性 ) |
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線間密着
(せんかんみっちゃく) |
コイルスプリングの隣同士のコイルが密着する状態の事です。
一般的なコイルの場合にはこの状態にならない様に設定・使用されますが、スプリングレートが伸縮時に変化する「ツインレートスプリング」などでは、意図して発生させています。
スプリングの巻きピッチに粗密をつけて、ピッチが狭い箇所でのコイル同士で密着させて、残る巻きが粗いスプリングだけで対応するため、スプリングレートを意図して変化させます。
ただ、密着した際の衝撃と荷重状態によっては「スプリングジャダー」の発生を起こすため、特にフロントスプリングの設定では配慮が必要な現象です。
( 関連用語 ・ ・ スプリング、スプリングレート、 ピッチ、
ツインレート、 スプリングジャダー ) |
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線径(せんけい) |
主にコイルスプリングの素材の直径の事を指しています。
針金状の鋼(バネ鋼)をコイル状に巻いたのが、一般的によく使用されているコイルスプリングで、その針金状の鋼の直径によってコイルスプリングの特性が変化するため、コイルスプリングの特性を確認する時には線径も考慮する必要があります。線径は、スプリングレート(ばね常数)を決める際に必要な要素ですが、スプリングのダンピング特性を左右します。スプリングレートだけを考えれば、異なる線径の素材(線材)から同じレートのスプリングの作成は可能ですが、線径が異なれば素材の断面積が異なり、線材の全長も異なるため、素材自体の減衰特性と固有振動数が異なってくるため、サスペンションの特性に影響を与えます。
( 関連用語 ・ ・ サスペンション、スプリングレート、ダンピング ) |
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全国シリーズ戦
( ぜんこくしりーずせん) |
全国各地を巡って、交流と親睦を深めるための企画です。
GRAでは、1995年から「ジムカーナグランプリ」という名称でシリーズ戦を開始して、開催地は沖縄から北海道道まで全国各地を巡り、参加者同士の親睦と発展を図ってきました。 2001年からは「草ジムカーナグランプリ」、2006年からは「GRAツアー」と名称を変えて 2009年まで継続しました。
( 関連用語 ・ ・ジムカーナグランプリ、 GRAツアー ) |
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前後の車高バランス
(ぜんごのしゃこう
ばらんす) |
オートバイの前と後ろの車高のバランスの事を指します。
詳しくは、「車高バランス」の欄をご覧ください。
( 関連用語 ・ ・ 車高バランス ) |
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専属アシスタント
スタッフ
(せんぞくあしすたんと
すたっふ) |
インストラクターなどの補佐をするスタッフ職の事です。
主にレッスンイベントで採用したスタッフで、予約定員を超えて予約受理から漏れた人の中から、過去の経験があって熱意があり、インストラクターなどの補佐を行なう事で参加を認めた方の事で、意欲のある方に対して参加の道を開いた制度です。
レッスン受講はできないものの、タイムトライアルには参加できるにしています。
( 関連用語 ・ ・ インストラクター、レッスン、タイムトライアル ) |
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前輪 (ぜんりん) |
進行方向前側にあるタイヤおよび車輪の事です。
オートバイの場合には、前輪は一つで、車体に対して左右に向きが変えられる構造になっていますが、自動車とは異なり、前輪の向きによって車両の進路が変わるのではなく、後輪の傾きや速度などとバランスして前輪の向きが変わる設計になっており、車両の操縦性や安定性に大きな影響を与えています。
( 関連用語 ・ ・ タイヤ、 車輪、 バランス、 操縦性、 安定性, ) |
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そ |
用語 |
解説・説明 |
詳細 |
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操縦性
(そうじゅうせい) |
運転のしやすさを表す言葉の一つです。
オートバイの場合、ライダーの操作に対して、オートバイの状態の変化や反応が適切かどうかによって、操縦性の良し悪しを判断します。操縦性が高いとライダーの操作にすぐに反応しますが、逆に安定性が欠けて運転しづらくもなります。
( 関連用語 ・ ・ ライダー、 安定性、 操縦安定性 ) |
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操縦安定性
(そうじゅうあんていせい) |
運転のしやすさを表す言葉の一つです。
「操縦性」と「安定性」という、二つの相反する大切な要素をまとめて表現する言葉で、二つの要素がより高いレベルでバランスしているオートバイこそ真に運転のしやすいオートバイだと言えます。
大切な評価基準としてよく使われる言葉のため、「操安性」と短く表現される場合もあります。
( 関連用語 ・ ・ 操縦性、 安定性 ) |
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走行クラス
(そうこうくらす) |
参加クラスと同様な意味で、クラス分けを示す言葉です。
GRAでは、その人の技術レベルに合わせたクラス分けをしますが、レッスンなどで希望するクラスの時には「参加クラス」を、パーティなどの大会系イベントの場合にはタイム指数によってクラス分けをする「走行クラス」と使い分けています。
( 関連用語 ・ ・ レッスン、 参加クラス、タイム指数 ) |
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走行コース
(そうこうこーす) |
練習やタイム測定で走るコース(道順)の事です。
一般的に、練習で使用するコースは先導車に続いて走行を重ねて覚える事が多く、実際の実力を試すタイム測定で使用するコースは慣熟歩行で覚える事が(GRAでは) ほとんどです。
( 関連用語 ・ ・ タイム測定、 慣熟歩行 ) |
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走行セッティング講座
(そうこうせってぃんぐ
こうざ) |
オートバイの調律(セッティング)を実践する講座です。
安全が確保された会場を使って、調律の講座を交えつつ、実際に調律作業の基本とオートバイのバランス感の変化を体得できる貴重な講座です。1997年に始まり、1998年からは『セッティング練習会』という名称に変更して、今に続いています。
( 関連用語 ・ ・ セッティング、 バランス感、セッティング練習会) |

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走行レベル
(そうこうれべる) |
オートバイを走らせる上手さや速さの段階の事です。
適切なレッスンや効果的な練習を行なうためには、その人の上手さ・速さに合わせた内容にする必要があるので、GRAでは基本タイム指数を参考にしてグループ分けをしています。
( 関連用語 ・ ・ レッスン、 基本タイム指数、 参加クラス ) |
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走行練習会
(そうこうれんしゅうかい) |
連続した走行の練習を行なうためのイベントの事です。
1993年から、GRAが独自に「特別練習会」という名称で開催を始めたイベントと内容は同じで、2000年から名称を変更したものです。効果的な練習走行のための“グループ走行”と、走行の際に全員が腕で確認サイン(合図)を出す安全ルールの徹底はそのまま引き継がれています。
( 関連用語・ ・ イベント、特別練習会、グループ走行、確認サイン ) |
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測定器具 (そくていきぐ) |
整備で使用する、長さや重さなどを測る器具の事です。
例えば、ノギスやメジャーなどが代表的な器具です。
( 関連用語 ・ ・ ノギス、 メジャー ) |
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測定コース
(そくていこーす) |
練習や本番のタイム測定で使用するコース(道順)の事です。
短く簡単なコースでタイム測定を繰り返す練習は、適切な練習の成果の確認ができ、本番のタイム測定(タイムトライアル)のコースでは。練習の効果とその応用が試されます。 ( 関連用語 ・ ・ タイム測定、 タイムトライアル ) |
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測定タイム
(そくていたいむ) |
測定した時間(タイム)の事です。
スタートからゴールまでの様に、特定の区間を走りきるのを測定して記録に残す事は、その測定結果によって練習の成果などが正しく判定できるので、上達するのに重要で欠かせません。
( 関連用語 ・ ・ タイム ) |
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GRA・用語解説辞典 |
GRAでよく使われる言葉や用語を解説しているページの事です。
中でも、GRAが独自に生み出し広く使われている“造語”は「GRA用語」としてまとめて解説もしています
( 関連用語 ・ ・ GRA用語 ) |
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