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2008. 9. 26
2008年 9月 14日 開催 大人のライディング講習会参加者 各位
残暑真っ最中!   ちょっと疲れ気味?

前略 まだまだ日中は残暑が残っていますが、朝晩は予想以上に気温が下がる日も時々ありますね。季節の変わり目で体調を崩される事の無い様に・・オキバリヤス♪

さて、先日の9月14日に参加してもらった『大人のライディング講習会』のイベント内容や一人一人の成果などを振り返ってみますので、これからのオートバイの乗り方やセットアップ方向の参考に付き合い方などの参考にしてもらえると幸いです。

まず、朝一番の印象は“ちょっと元気無いなぁ〜”でした。
もちろん!無理をして元気を出すものではありませんし、「前の日は充分に眠って体調を整えるように!」なんて言える身の上では私はありません♪
でも!ちょっとは“カラ元気”を意識して出す努力をして欲しいものですね。でも、
運営を考える立場から見ると、無意識に“カラ元気”でも出せるような環境作りを工夫していくべきだったな!と反省もしています。
次に参加してもらった時に、朝の集合直後、ミーティングも自己紹介も無く、急に全員で掛け声を出しての“体操”や“ランニング(?)”が始まったら、「朝一番の元気が無かったのかな?」って理解して下さいね。

同じように、『お互いを支えあう』というテーマについても、少し元気は無かった様に思えました。これは、8月10日開催の『セッティング練習会』の時や 7月20日開催の『スポーツライデイング ジム』の時の実感と較べて感じられました。
でも! 今回のイベントで一番良かった事で印象に残った事は、初参加の前島さんがとてもたくさんの事を自発的にしゃべってくれた事ですね。その中でも、古武道の歩き方(ナンバ歩き)とライディングとの関係を熱を込めて解説してくれたのが印象的でしたね、 それだけ、初めて参加された人でも自由に発言できる雰囲気を今回のイベントは持っていた事の証明ですね。
それにして、古武道とのライディングの関連性は僕にとっては勉強になりました!

さて、次のページでは 個々の方に対しての“アドバイス”をまとめてみましたので、
参考になる点があれば、是非参考にして下さいね。

草々
 

GRA 事務局 小林 裕之



  アドバイスを届けます !aa
当日参加された方へ、ゼッケン番号順にアドバイスを致しますので、参考にしてもらえると幸いです。

山口  博史 さん 】
 

今回は前回の CB1300SFから前々回のDトラッカーに戻しての参加でしたが、前々回の時とは違って“攻め”の走りで徹底していましたね。攻めの走りをトライするからこそ、車両や自分自身の限界時の挙動がはっきり掴めるのですから、とても大切な一日になりましたね。
ただ、フロントブレーキを積極的に使って今回は“Dトラッカー”君のウィークポイントが見えてきたのではないでしょうか? 同系統の他の車両と同様に、フロントサスペンションのトレール量が元々少な目な所に加えて、ストローク量が多目なので、深くストロークさせた際にトレール量が大変に少なくなってフロントタイヤが不安定(切れ込んだり、バンクが立ったり)になっているようでした。この特性を解消するのにセッティングする方法もありますので、次回参加の際には直接質問したりトレールについての解説コーナー(座学)のリクエストをして下さいね♪
また、最後のミーティングの際に山口君らしい意見を出してくれたのは今回のイベントの“お互いを支えあう”の良い表れでした。また次の機会にも、是非!よろしくお願いしますね。
 

金  中朝 さん 】
 

おめでとう!金君。 どんどんとスキルアップしていて、タイム指数もずいぶんと伸びているだけでなく、走行中の安定感も格段に向上していて、見ていても安心感がとても増していますよ! 日頃から頭の中でアレコレと考え工夫している成果が出てきたのでしょう。
でも、ごめんなさい! 当日はリザルトを出せず、一番実力がアップした金君を表彰する事と“奨学飴”を渡せなくって! その代わりに今回は“奨学飴引き換え券”を同封しておきましたので、次回参加の際には必ず持参して下さい。必ず“奨学飴”を差し上げて金君の頑張りを表彰しますので!♪
今回はめでたく!Cクラスに昇格しましたのが、更に研究と実践を重ねて精進の道を歩き続けてみて下さい。レベルが上がれば上がるほどに考える事は増えますし繊細さ求められるようになりますから、楽しみが増えていきますよ♪♪
次のステップアップのステージは、舵角が大きくつかずバンク角は深い“中速コーナー”のセクションを“リクエスト”して練習していく事だと思います。
舵角が大きくバンク角の小さい“低速コーナー”は、先日の際にはほぼマスターしている様に見受けられましたよ。次を楽しみにしていますね♪
 

前島  勲 さん 】
 

初めての参加、お疲れ様でした!!
当日何よりも印象に残った事は、色々な事を積極的に発言したり行動したりと、
その積極的な参加態度や意識でした、 特に、最後のミーティングの時間に発言してくれた古武道の歩き方とライディングとの関連性については、前島さんの熱弁と共にその内容が今でも心に残っています。それは きっと他の参加者にとっても同じだと思いますし、こうして“影響”を残してくれた事こそがイベント開催の際に私が求めている事ですし、とても良い例を示してくれた事に感謝しています。
また、ライディングについてですが、初めての会場で普段の走行では考えられないようなタイト(?)なセクションの連続だったため、最初はとてもぎこちない動作だったのですが、最後の頃にはとてもスムーズな走りに変わっていたのが印象的でした。きっと、オートバイに乗り始めてから長い間に蓄積してこられた経験が豊富なので、こうしてその経験を活かして走り方を組み立て直してスムーズに走れるまでに上達されたのでしょう。
今回の参加で“タイム指数”が残りましたので、是非、次回参加の際にはタイム指数を更に伸ばして(スキルアップして)、“奨学飴”をゲットして下さいね♪
 

奥  久行 さん 】

 

今回の“ビデオ撮影&ワンポイント誉め”の企画、とても良い企画だったですよ。客観的に他の人の走りを見て誉める!という一見単純な内容ですが、実は他の人の走りをしっかりと観察できる眼と言葉で良い点を表現し、それを直接相手に伝えるのって実は難しい事なのです。今回の様な企画を通じて経験を重ねれば、やがては個々の機会で自然に相手に対して実践できるようになるでしょうし、それこそが『お互いを支えあう』というテーマの実践になりますね。
さて、奥君も好きな“走りとセッティング”の面での私なりのアドバイスを聞いて下さいね。残念な事に、今回のセットはずいぶんとバランスを崩していましたね。特に、フロントサスペンションのセットが全体の限界を下げている様に見受けられました。その状態を外から見た範囲での判断では、「フロント(車高)が全体に低い」という挙動が出ているものと思います。フロントの車高とイニシャルが低目のセットになっていて、ターン進入時、それも中〜高負荷のターンでは、初期にフロントが沈み込み過ぎて不安定になりバンクが限界まで出来ず、その上ターン中期にはフロントの切れ込みが強く出てしまって車速が一気に落ちてしまっている挙動でした。
もちろん、セットは本人の意図が入るべきなのですが、フロントの車高を1G’で1〜2mm程度アップ、残ストロークで3〜4mm程度アップ、イニシャルは1/2〜3/4程度の増締込みやってみる価値があると思います。
(また、次の機会には乗せてみて下さいね♪)


田中  英子 さん 】
 

今回はしっかりと“目標”を持って参加し、それにしっかりと取り組んでくれましたね。傍目からでもその取り組み目標がはっきりと確認できましたよ。
「丁寧に乗る事」 & 「アクセルのOFFコントロールを確実に行なう事」 & 「体力の配分を行なってバテない事」 などではなかったでしょうか?
実際に、それらの“目標”はどれもしっかりと達成していましたから立派です!
とかく、誰でも(私も)走り始めたら熱中してしまって、走りに熱中するだけで目標も具体的に持たない練習となり勝ちで、慣れで速く走れるようになったとしても実際の実力(スキル)として身につかない場合もあるのですが、今回の田中さんのような取り組みはとても良い事です!!
最後のタイムトライアルの際にも集中力が持続できたからこそ、溝蓋にフロントタイヤを引っ掛けた時にも動じる気配も見せず、きっちり最後まで丁寧な走りをゴールまで持続できたし、単純なミスコースの気配すら無かった事は大きく評価できますね ♪ 今回の様に必要な技術を身につけたら、次は是非!“攻め”の走りにもトライしてみて下さいね。きっと、新しい世界がそこにありますよ♪♪
 

秋山  登 さん 】
 

いやぁ〜〜  参りました!  秋山君の才能(センス)はスゴイ!のを再確認しました!   朝一番の練習での走りでは、どうしてもターン中期でフロントフォークが伸びてしまって旋回荷重も抜けていたのですが、「走り方なのか? オートバイの問題なのか?」 と、試乗させてもらって ・・ 「ビックリ!」
こんなセッティングの状態であそこまでの走りが出来るなんて!♪
思わずリセッティングをしたくなり、私の持っているデータに合わせて簡単にセッティングを変更すると! 傍から見てもはっきりと分かる程に走り方に無駄が無くなり、同時に速くなりましたね。そして、おめでとうございます♪♪
本来は“Eクラス”に入ってもおかしくない程のリザルトですが、今回は“Dクラス”留まりとしておきますね。どうぞ、次回も良い走りを見せて下さい。
因みに、参考データを伝えておくと、0G で 143〜144mm、残ストロークで43〜44mm辺りになるようにまとめるとバランスが取れるでしょう。(先日もその辺りになるようにリセットしましたが・・、確認しておいて下さいね)

また、金と同じく、“奨学飴引き換え券”を同封しておきましたので、次回参加の際には(ゼッタイに♪)忘れないでください。

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 リザルトの見方は !aa




  GRAではタイム測定を行なう度に『タイム指数』を算出して、ライディングスキル等がどの程度向上したのか、或いはベストの時と較べてどの程度ダウンしているのか?を簡単に見分けられるようにしています。
ここで読み取り方の説明を致しますので参考にして下さい。


『 基本タイム指数 』 その方が過去に記録したベストのタイム指数の事で、その人の上手さのレベルを表すものです。 新たにタイム測定を行なった際に、この 「基本タイム指数」 よりも小さな値のタイム指数(結果タイム指数) を出せれば、今までよりも上手に走れた事を示します。
ちなみに、この基本タイム指数(タイム指数)を更新した方にはもれなく! 奨学飴” (飴)を差し上げます。
『 結果タイム指数 』 その日のタイム測定で算出されたタイム指数の事です。
『 実力発揮度 』 持っている実力をどの程度発揮したかを表す数字で、計算方法は、『結果タイム指数』を 『基本タイム指数』で割ります。
つまり、実力発揮度が小数点以下になればスキル(実力)が伸びている事になるのです。
『 仮想ベストタイム 』 その人が実力通りの走り(基本タイム指数通りの走り)をした場合、どんなタイム結果になっていたかを表しています。

  この表を見るのに慣れるのに多少時間は掛かるかも知れませんが、スキルが伸びたかどうかが一目で判断できますし、どの程度のタイムを出していれば “奨学飴”がもらえていたのかも簡単に見分けられますので、とても便利ですよ ♪
 


関連資料一覧  
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