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2008. 10. 24
2008年 10月 12日 開催 “体験”ライディング練習会参加者 各位
声を掛け合って、もっと充実させよう ♪

前略 10月とは思えないほど暖かい日々が続いていますが、お元気ですか?
さて、先日(10/12)開催のイベントの総括と個別アドバイス、そしてタイム測定のリザルトを発表しますので、どうぞ よろしくご覧くださいね。

先日のイベントは『“体験”ライディング練習会 』という事もあり、ライディングの基本的な要素をじっくりと理解して“モノ”にするための運営になりましたが、感心するほどに皆さんの基本カリキュラムや練習への取り組み方といったら熱心そのもので、今回の基本カリキュラムとなった 「180°ターンイン」 ではっきりと見えてくるターンの基本を殆どの方が習得したり再確認が出来ていて、しかもそれを練習コースへの応用から車両セッティングの詰めに利用したりで、とても充実した練習になっていましたね。いつも以上に新しい課題を克服できたり、別な課題を見つける事ができた方が多かったようですね。
そして、コースの設営やタイム測定などでも声掛けや協力の雰囲気も充分で、充実した練習と良い雰囲気に溢れた良いイベントでした。

ただ、実は残念な点もあります。
それは、“持ち込み企画”が不発に終わったものが多かった事です。 しかし! 企画を持ち込んでくれていた方の企画実行力を問題にして残念と言っている訳ではありません。 周りの方のサポートがあれば、更に一つか二つの企画が実行出来たのじゃあないかな?って考えているのです。
色々な事を考えて準備して来てくれている折角の“企画”ですから、例え短い時間で終わったり、内容的に充分でなかったとしても、実際にイベントで実行しないことにはもったいない!ですし、実行するからこそ次回には更に良い“企画”へ成長する可能性も出てくるものです。
朝一番で“企画”の内容と希望時間帯の発表をして、全員がメモしているのですから、周りに居る人が 「 そろそろ“企画”の時間じゃあないですか? 」 とか 「 “企画”を楽しみにしているよ♪ 」 とか、そんな“声掛け”一つあるともっと充実した内容へと変わっていくでしょうし、何よりも それが“お互いを支えあう”ことだと思います。
どうぞ、次回以降、参加の際には少し心に留めて実行してもらえると、とても助かりますし素敵な事ですね ♪

最後になりますが、タイム測定コースの件ですが、しっかりと頭に入れるのが随分と難易度が高かったようですね。その為に、通常よりも実力を発揮できなかった方も多かったようですが、時にはあんな設定もありますよ♪ という事で今後の奮起に期待しています。 (当日の参加者の走行レベルに合わせて作っていますが、先日のレベルは高かったので少し難易度を高くしたのです)

草々
 

GRA 事務局 小林 裕之



  アドバイスを届けます !aa
当日参加された方へ、ゼッケン番号順にアドバイスを致しますので、参考にしてもらえると幸いです。

奥  久行 さん 】
 

いやぁ〜 良かったです! 素晴らしい内容になりましたね ♪
朝一番の段階ではセットアップと走りの組み立てのバランスは充分ではない面も多くあったのですが、走行を繰り返す度に着実にセットアップの方向を間違えずに進め、走りのレベルもそれに合わせてグングンとアップしていくのが分かり、傍で観ていても愉快なほどでした。
今回の練習で 1G’ 時のフロント車高の基準値(または最適値)は掴めつつあると思いますが、更に0.5mm〜1.0mmほど車高を上げるトライも有効なように見得ましたので参考にして下さい。 そして次は 最適な“残ストローク”値を探る必要がありますが、90°以上の高荷重の中低速ターン時にフロントタイヤの方向安定性が失われない範囲で最も沈ませる設定値を過去のデータなどとも照らし合わせたり走行テストをすれば決定できるでしょう。
ただ、フロントサスペンションの“イニシャル”については 『調理の塩』だと考えた方が良いと思います。最後の最後に最少の量を入れるからこそ、全体のバランスを崩さず、具材の味を引き出す“塩加減”ができるのです。
また、今回の奥君のタイムトライアル走行はとても素晴らしかったので、【1/2奨学飴引換え券】を同封しています。 この券を 2枚集めると“奨学飴”を差し上げますので、大切に保管しておいて下さいね ♪♪
 

金  中朝 さん 】
 

うまい!ですね〜〜♪ ほれぼれする程ですよ♪
きっと、イベントに参加するまでの期間にもイメージトレーニングなどで反復して走らせ方を練習しているのでしょう。 参加する度に着実にレベルアップしていく様子をこうして拝見する度に嬉しくなってしまいます。
基本カリキュラムで行なった“180°ターンイン”も6回目以降は徐々にマスターして充分なレベルまでアップしましたし、練習コースの中の中速ターンも過去最高の安定度とスムーズさで走れるようになっていましたよ♪
ただ、時々“新しいチャレンジ”をしているのか、フォームもオートバイの動きも崩れてしまう失敗もありましたが心配はしていません。“失敗”を覚えるからこそ上達する道を覚える事ができるのですから、色々と経験をしていきましょう。オートバイの安全で効率の良い走らせ方のヒントは、オートバイは操るのではなく乗せてもらう! という事です。
今回のタイムトライアルでは充分に実力を発揮できませんでしたが、今回も実力をアップさせるきっかけを掴んでいましたので、是非次回に活かして下さいね。
 

逢坂  裕夫 さん 】
 

ホント! キャブレターとエンジンの調整をしっかりとやった成果が出ていましたね。 異音も無くスムーズにオートバイが走るようになっていましたね♪ おめでとうございます !!
ただ、オートバイの調子とは裏腹にイベントの初めの頃の乗り方は前回よりも随分と調子が悪かったですね。転倒した心の後遺症があったからでしょうか、特にバンクのコントロールがぎこちなくて、ちっとも楽しそうな動きをオートバイがしていなくて、とても心配していました。特に、基本カリキュラムの “180°ターンイン”は四苦八苦されているのが手に取るように分かり、前回参加時との違いに戸惑っておりました。
ただ、徐々に体(特に上半身)から無駄な“りきみ”が抜けていくに従って、オートバイが気持ち良く動き始め、リアサスペンションのイニシャル調整などの影響もあってか練習の最後の頃には随分と気持ち良くオートバイが走るようになっていていましたね。特に、ターンイン後半のフロントタイヤの巻き込みは見ていて気持ち良いほどに使えていて、今回の基本カリキュラムの習得度は他の誰よりも勝っていましたよ ♪ 今回習得した“技”は確実に身につけ、“舟こぎ”を忘れた走りを是非次回見せて下さいね ♪
 

黒田  一成 さん 】

 

走らせ方に対して探究心は参加した方の中でもトップクラスで、アグレッシブさとパワー感にはホレボレしてしまいました。
現在の走らせ方は、どちらかと言えば典型的なバンクだけで曲がるスタイルで、最大バンク中にアクセルを開けられずブレーキもより強く掛けられないパーシャル状態が続き、グリップを高める事ができずラインも大きくなってもったいない状態です。
今回、基本カリキュラムで出した“180°ターンイン”での特に後半のフロントタイヤ舵角感を身に付ける事で、鍛えたバンクコントロール感覚にフロントタイヤの舵角コントロールが加わる最高レベル走りが実現しますよ !♪
その練習方法も決して難しくはありません。 少し広めの路面は必要になりますが、先日行なったような “180°ターンイン”をノーブレーキで繰り返し行ない、オートバイの自然な動き方・特にフロントタイヤの切れ込み感をしっかりと覚えていくだけで、簡単に上達していきますよ。
ただ、より上のレベルを目指していく場合には、現状の車両のセットアップを多少調整していく必要があるような“動き”をオートバイが見せていました。簡単に言えば、フロントタイヤの方向安定性を守っている【トレール量】が高い荷重を掛けてのターンイン後半では不足気味になっています。
適切な【トレール量】を確保する作業(セットアップ)は通常のイベントでも対応しますし、セッティング練習会であれば更に詳しく説明もできますんで、是非検討してみてはいかがでしょうか?


田中  英子 さん 】
 

走りについて言えば、今回はちょっと本来の“キレ”を常に安定して発揮させられずに終わってしまいましたね。 “キレ”のある走りを知っているだけに、少し残念でしたが、きっとコントロールポイントのバランスが崩れていたのだと思いますが、どうでしょうか?
コントロールポイント とは、オートバイを操作する際にイメージ的にどこの箇所でオートバイとコンタクト(接触)するのかという感覚上のポイントで、(私ならお腹の前方下部、膝と腰の間の辺りですが・・) 今回はそのポイント感覚が以前とはずれてしまっている様に見えました。
是非、イメージトレーニングなどで、このコントロールポイント感覚の修正を行なってみては如何でしょうか。 きっと有効な結果を導き出せると思います。
それとは別に、イベントの内容を高める意識や行動は、いつもと同じく他の方の模範となるものでした。 周りの方へ色々と配慮しつつ声を掛け、持ち込み企画も率先して実行してくれて(“体シリーズ”企画は好評ですよ♪)、お陰様で参加してもらった時にはいつも雰囲気の良い一日になっています。
どうぞ、これからもよろしく! 良いイベントを作っていきましょう♪
 

山口  博史 さん 】
 

経験も豊富で、走りの実力も高い山口ですが、今更に大きく伸びるチャンスが眼の前に来ていますね。 眼の前の“山”を越えるために色々と思考を重ね、セットアップを試す事を少しの間続けるだけで、一気に世界が広がりオートバイの楽しさが格段に広がりますので、是非頑張ってください!!
今、山口君の眼の前にある“山”は、1G’時(乗車時)の最適トレール量(或いは最適フロント車高)と、最適な残ストローク量(最大ストローク時に方向安定性を失わないトレール量/或いは 車高)が どの様な値になるのかを探求すべき課題です。
前回そして今回に亘って、フロント車高を高くしたのは、現状のセットアップのままでは ”残ストローク量” があまりにも少なく、高荷重で 90°以上の低速ターンの際にトレール量が充分な確保できず、フロントタイヤの方向安定性が足りずに意図せぬ巻き込みが発生していたためです。 前回のセットアップ確認コースであった 低速オフセットコースではさほどの問題も無かったものの、今回の様にフロントサスペンションへの荷重レベルが高いコースになると、更にストロークしてしまい充分なトレール量が確保できない不安定な走行になっていました。 その為、更にフロントの車高を高めて対処したのですが、それでも充分にストローク時のトレール(残ストローク量)が確保できなかった為のに、苦肉の策としてフロントのイニシャルを高めて方向安定性の確保を狙ったのですが ・ ・ ・ 、 様々な悪影響が一気に出てしまった様ですね。
先にも書いたように、1G’時の最適な車高は 本来きちんとセットアップする必要があるのですが、ストローク時の方向安定性を確保するために 1G’ 時の車高を最適値よりも随分と高く変更しており、本来はターン開始時のバランスは崩れていました。 しかし、フロントサスペンションのイニシャル値を低く留めている時にはバランスの崩れは露呈していなかったのですが、”調理の塩” であるべきイニシャルを過剰に高めた為に一気にバランスの崩れが表に出ていたのが、先日の最終のセットアップ状態です。
1G’ 時の車高と残ストローク量の両方を同時に最適値にさせる為には、フロントフォークオイルの量のセットアップでストローク量規制を行なう事で達成できます。
しかし、サスペンションの基本はスプリングです。現状のフォークに入っているスプリングは作動を見る限り、スプリングレートが 0.80〜0.85kg/mm 程度のシングルレートスプリングだと思われます。仮にそうだとすれば、シングルレートスプリングの特性として、一気に深くストロークしやすく、私達がトレーニングしている様な低荷重から高荷重まで様々なターン角度で走行するパターンでは、全てにバランスできるストローク変位セットアップはかなり難しいと言えます。 よりベストな設定は、車両メーカーが時間と労力をかけて設定した純正仕様のツインレートのスプリングを使う事です。ツインレート仕様であれば、低荷重域でのストローク設定と高荷重域でのストローク設定を別個に対応しているため、スイートスポットがとても大きなセットアップが可能になります。
以上、最適な1G’ 時車高、 最低限確保が必要な残ストローク量(限界トレール値)、より最適なスプリング設定、オイル量セットアップによるストローク規制、そして “塩” 加減役の フロントサスペンションイニシャル、これらの事を少しずつ理解と試験&試走、そして考察を繰り返す事で一気に世界が広がるでしょう。
因みに、Dトラッカーx 君の場合も同様な現象が出ている事はご存知の通りです。 高荷重で90°以上の中低速小ターン時に必要なトレール量は、17インチ車の場合には 70mm以上が基本となります。 Dトラッカーx君の 1G時(無乗車時)のトレール量はカタログに掲載されていますので、確認し照合すると一層理解が進む事でしょう。


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 リザルトの見方は !aa




  GRAではタイム測定を行なう度に『タイム指数』を算出して、ライディングスキル等がどの程度向上したのか、或いはベストの時と較べてどの程度ダウンしているのか?を簡単に見分けられるようにしています。
ここで読み取り方の説明を致しますので参考にして下さい。


『 基本タイム指数 』 その方が過去に記録したベストのタイム指数の事で、その人の上手さのレベルを表すものです。 新たにタイム測定を行なった際に、この 「基本タイム指数」 よりも小さな値のタイム指数(結果タイム指数) を出せれば、今までよりも上手に走れた事を示します。
ちなみに、この基本タイム指数(タイム指数)を更新した方にはもれなく! 奨学飴” (飴)を差し上げます。
『 結果タイム指数 』 その日のタイム測定で算出されたタイム指数の事です。
『 実力発揮度 』 持っている実力をどの程度発揮したかを表す数字で、計算方法は、『結果タイム指数』を 『基本タイム指数』で割ります。
つまり、実力発揮度が小数点以下になればスキル(実力)が伸びている事になるのです。
『 仮想ベストタイム 』 その人が実力通りの走り(基本タイム指数通りの走り)をした場合、どんなタイム結果になっていたかを表しています。

  この表を見るのに慣れるのに多少時間は掛かるかも知れませんが、スキルが伸びたかどうかが一目で判断できますし、どの程度のタイムを出していれば “奨学飴”がもらえていたのかも簡単に見分けられますので、とても便利ですよ ♪
 


関連資料一覧  
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