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2009. 1. 10
2008年 12月 14日 開催 スポーツライディング ジム参加者 各位
充実して  熱い一日でした !

前略 遅くなりましたが、先日開催の『スポーツライディング ジム』を振り返り、全体の総括と個別のアドバイスなどを順に発表していきますので、どうぞよろしくご覧ください。

まず、当日のイベントは初めて参加される方が多く、事前予約段階では7名で当日は路面が濡れていた為か(?)5名の参加となりましたが、それでも全参加者の半数が初参加という事で、「どんな風になるのかな?」とか「充実したイベントになるかな?」と不安を感じたまま当日を迎えた事を白状します。

でも、実際に始めてみれば、不安は吹き飛んでしまいました!!

これは、何よりも日頃から参加経験が多い方がイベント開催の目的や意義をしっかりと理解してくれている事と、開催当日には率先して目的に沿って充実したイベントになるように積極的に行動してくれた事が一番の“原動力”になってイベントを進められたから自然に楽しく充実した一日になったのです。

その上、GRAの活動目的や意識をWebサイトを通じて理解に努めてくれた方々が参加してくれた事も何より大きな“力”となっていました。

お陰様で、例え初参加者の方の割合が高く参加人数が10名を超えるイベントであっても、参加する人の意識や要望を最大限活かし内容や質が高く、その上で楽しく有意義なイベントを実現させる自信を共有できました。

なお、最後になりましたが、イベント終了後に「感想文」を作成して送付してくれた方々へ改めてお礼を申し上げます。お陰様で、イベント運営のまとめ方の参考になりましたので今後のイベント運営の参考にできましたし、Webサイトを通じてより広く多くの方々へGRAイベントの“内容”や“楽しさ”が充分に伝わった事でしょう。
では、2009年度も今回の12/14開催イベントの実績と自信を胸に、より楽しく充実したイベント活動を広く推し進めていきますので、どうぞこれからもよろしくお願い致します。

草々

GRA 事務局 小林 裕之


  アドバイスと“夢”を !aa
当日参加された方へ、ゼッケン番号順にアドバイスを致しますので、参考にしてもらえると幸いです。

田中  英子 さん 】

 

いやぁ〜〜 とても伸び伸びと走っていて、大変に輝いていましたね♪
前日までの体のコンディション作り(充分な睡眠?)もしっかりと出来ていたのでしょうか、今までにも時折は“キレ”を感じさせる走りを見せていたのですが、今回は午前中だけでなく午後からのタイムトライアルまで充分に“キレ”を発揮できていましたね! それが、今回のタイム指数「11262」につながったと思います。おめでとうございます!! 今年一年の努力が報われましたね。
走る練習や車両の整備だけでなく、自身に合わせたセットアップにも時間を割いてきた成果もあるのでしょう。オートバイが身体の一部の様になったような走りを見せてくれましたね。【奨学飴引換え券】届けますので、次の参加機会には持参して下さい。 一年振りの“奨学飴”を差し上げます ♪
そして、その“走り”以上に上達した事があります。それは、積極的な“声掛け”などを通じて充実したイベント作りを実践する能力です。誰でも自分自身の世界の中で練習などに励みたいものですが、社会人としても良いライダーを育成する環境を作る必要性を充分に理解し、人との間の垣根を取ってスムーズな人間関係を作り、必要な指示や注意もしっかりとしてくれた事に深く感謝をしています。
お陰様で、今回のイベントの充実度を高める大きな“力”となりましたし、GRAが求める活動目標を行動で具体的に示す事ができる模範的な存在の一人です。
どうぞ、これからも楽しく充実した素晴らしい活動を一緒に作っていきましょう。
 

森岡  幸生 さん 】
 

初めての会場で初めての練習内容も含まれていて、決して一般公道ではやらない操作が次から次へと求められて、面食らわれた事も多かったと思いますがどうだったでしょうか?
私が拝見した限りでは、物事をしっかりと理論的に捉え考えていらっしゃる面が印象的でした。長いオートバイ歴の間にも安全で確実なライディングを磨かれてきた事は、オートバイとしっかりと“会話”をしながら走っている姿を見ただけで容易に想像ができました。しかも、充分に安全な走行が出来るレベルにありながら、更にオートバイの動きの物理的な理解を深める為に努力されている所が特に印象に残りました。例え充分な経験も重ね、充分な実力を備えたとしても、研鑽を追求する事は大切ですし、楽しさや生きる喜びにつながる事です。
私達の活動がそのお役に立てるのであれば、どうぞこれからも活用して下さい。
さて、当日感心させられた事が感度の高さです。それは、フロントサスペンションのイニシャルの調整を施した時に明らかになったのですが、僅か0.2〜0.4mm 程度の差でオートバイのバランスを感じられたのはさすがですね。車両のセットアップをする際には、“バランスポイント”がある事を理解して、そのポイントからずれた時の僅かな差を感じる感度がとても大切ですが、日頃からの努力の成果が表れているのだと思います。
タイムトライアルでも、第1ヒート、第2ヒート、そして第3ヒートへと、走る度に着実にタイムを伸ばしている結果から見ても、大きく伸びる可能性を感じます。どうぞ、また機会がありましたら、一緒に楽しみながら能力を磨きましょう。
  

山本  篤 さん 】
 

おめでとう! おめでとう! とても綺麗な走りでした!
オフロード系の車両から現在のロード系の車両の乗り換えてからは、以前の車両で2004年に残したタイム指数「10806」に遠く及ばず、12000中盤のタイム指数が精一杯でしたね。しかし、この間に地道に重ねてきた努力に花が咲きましたね。以前のオフロード車の時以上に、とてもスムーズで流れるような“走り”へと進化していて、惚れ惚れしてしまいました。
今回の“決め手”の一つはフロントサスペンションのイニシャル変更だったでしょうか。構造上、細かな調整が出来ず約2mmの変更でしたが、それだけで車両の動きの良さを引き出せた技量はさすがでした!
しかも、このタイム指数がフロックで無い事を幻の第3ヒートで証明できましたね。正式結果を凌ぐ指数「11498」を見れば、今後の活躍に期待・大ですね。
今回も努力を称えて【1/2 奨学飴引換え券】を同封します。これで前回分と合わせて“奨学飴”と交換しますので、次回の参加を楽しみにしています ♪
また、運営面でも“力”を伸ばしてくれて感謝しています。『持ち込み企画』での失敗談はご自身の体験に基づいていて理解し易かったですし、それ以上に「伝えたい!」という気持ちに溢れた良い“話”でした。
どうぞ、これからも充実して楽しい活動の実現のために力を貸して下さい。
 

伊東  洋史 さん 】

 

初めての会場で初めての練習内容で戸惑った事も多かったでしょう。しかも買って間も無いリッターバイクで、決して広いとは言えないコースの中を、右へ左へとバンクさせる訳ですから、思い通りに走れない場面も多かった事でしょう。
しかし、どんな時でも“笑顔”一杯で楽しんでくれている姿がとても良かったですね。そんな自然な“笑顔”は他の方にも良い影響を与え、雰囲気が随分と良くなり楽しい一日になったので感謝しています。
そんな積極的に楽しむ姿勢の中で色々と「要望」を出してくれた事も良い結果を生みました。 その「要望」の一つで車両の状態の確認依頼は走りにも良い結果を生んだ様ですね。 車両を確認させてもらうと、初期設定状態ではあまりにもサスペンションのダンピング(減衰)が強く設定されていて、面白みが少ないだけでなく車両のコントロールが難い面が目立っていました。そこで、短時間の簡単な調整を施してみましたが、調整前よりも活き活きと“笑顔”一杯で走る姿には感動しましたし、他の方にも良い刺激を与えられたようですね ♪
今回は簡単な調整に留めましたが、次回参加の際には、フロントフォークの整列などのアライメント調整とボルト締め付けトルクの適正化などの作業を“要望出し”をされる事をお勧めします ♪


吉田  哲也 さん 】
 

初めての会場で初めて走るコースだったと思いますが、何よりも喰らいつく様に懸命に走る姿がとても印象的で強く目が奪われていました。
ただ、車両のセットアップが狂っていたのは最初から明らかでしたね。右ターンの時に限ってバンク角が充分に取れないだけでなく、身体からもぎこちなさや恐怖感が漂っていたのですが、それでも諦めないで“走り”を組み立てようとする探究心は良かったですよ。しかも、その姿勢はそのレベルに留まらず、車両状態の確認依頼という「要望出し」をした点は高く評価できます。
案の定、拝見すると車両の左右バランスは狂っていて、各ボルトの締め付けトルク管理も出来ていない状態でした。簡単な調整をした後は、更に“走り”が磨かれていったというよりも、本来の実力の一部を発揮できるようになった様でした。
ただ、タイムトライアル本番では“心”がオートバイより先走ってしまい、本来の“走り”を鈍らせていましたね。それは、自身も充分に自覚された事でしょう。 幻の第3ヒートで出せたタイム指数「11452」から判断すれば、更に充分な整備を進めた車両で練習し、“心”を鍛える事が出来れば、タイム指数で11000を切るレベルには簡単に到達できるでしょう。
また、あの活気ある走りを見せて下さいね ♪
 

渡辺  健一郎 さん 】
 

初めての会場で慣れないコースでの練習でしたが、どうだったでしょうか?
今回のイベントに賭ける意気込みや決心が大きい事は表情からも充分に伺えました。そして、走りを拝見する限りは、本来はダイナミックな走りを長年実践されていた様子が伺えました。きっと、高速コーナーなどシチュエーションによっては“ノリノリ”だったでしょうし、経験量も多く運転技量の引き出しも多い事が伺えました。
ただ残念な事に、午前中の走りでは車両に威圧されているかの様に、窮屈そうな走り追い込まれていました。しかし、「車両の状態を確認してみろ!」という“要望出し”が有効に作用したのでしょうか。確認するとその車両が本来持っている軽快感が消えてしまい、逆にアクセル操作一つで簡単に車体が横に“跳ねる”ようなソリッド感が出ていました。そこで、車両に加えられていたモディファイ部分を一部手直しして車体剛性をノーマルに近づけた後だけで、とても活き活きとした走りを蘇らせていました。本来の実力が徐々に発揮できてきて、笑顔も出ていましたね ♪
あの車両のポテンシャルは高く、小さなセクションでも大排気量車とは思えないターンが可能ですから、機会があれば更にセットアップを重ねて、本来持っている能力と“技量”を蘇らせて下さい。きっと、もっと楽しくなれる事は間違いありません。
 

奥  久行 さん 】
 

いいですねぇ〜〜! 今期一番の走り、いや!過去最高の走りだったでしょう。
確かに、タイム指数の最高実績(基本タイム指数)は2003年5月4日の「9549」で、今回のタイム指数は「9706」と1.6%落ちの結果ですが、大きな価値を持っています。というのも、生活リズムが変わり、練習密度も下がり、一旦は10000前後で安定していたものを、車両のセットアップをきちんと記録を残しつつ煮詰め、車両の整備にも以前より力を入れ、その上で理論的に車両の乗り方を追求してきた努力が実りつつあるのですから、とても大きな成果です。
本来はもう少し良いタイム指数を差し上げても良いのですが、多少辛めの設定になっているのは勘弁して下さい ♪ その代わりと言うのも変ですが ・・、前々回に引き続き【1/2奨学飴引換え券】を同封しましたので、次回の参加時には“奨学飴”をゲットですね♪
しかし、走り以上に輝いていた事も忘れてはいません。それは、積極的な運営面の“声掛け”や意見出しをしてくれた事です。
朝一番からしっかりとイベント作りをやってくれたので、今回のイベントが充実した楽しい一日になりました。どうぞ、レクチャーなどの部分でも、必要と判断すれば積極的に全体を止めてOK! ですから、これからも良い一日を作っていきましょう。

余談ですが・・、苦しんでいたタイヤの件ですが、あのタイヤは5分以下になると途端に“粘り”が少なくなり、“揺れ”が出るようになる癖があります。
ただ、別のタイヤとなると車両に適合するサイズのものが多くなく、勧められそうなのがP社のディアブロ・ロッソぐらいでしょうか? 大阪のTさんが履き替えましたのでインプレッションを確かめてはどうでしょうか?
  

前野  栄一 さん 】
 

今回で2回目の参加ですが、今回も目標をしっかりと見定めて、意欲と情熱を抱いて参加してくれた事に感謝しています。そして、目的意識がはっきりしている方だからこそ、練習の内容もしっかりと吸収して成果が残せていますね。
その成果の一端はタイムトライアルにも現れています。タイムトライアルは2回共に同じ様なミスをしながら、前回のタイム指数を上回る結果を残している点はさすがです。ここにタイム指数(基本タイム指数)更新を祝して、【奨学飴引換え券】を同封しましたので、次回参加の際にご持参下さい。“奨学飴”を差し上げて、参加者全員で祝います♪♪
車両の操縦という“技術”面では目的へと着実に進んでいますから、“心”と“バイク(車両)”の面でもしっかりと目標を設定される事を勧めます。
“心”面で不足している点は、ミスコースが多い点に表れています。記憶力や判断力を養い、しっかりとオートバイを正しくリードする事は安全な公道走行でも大切な要素です。迷惑を掛けずに長くライダー生活を続ける為にも努力していきましょう。
また、車両のセットアップのバランスは一度調整した方が良いでしょう。私が試乗させてもらった感想ですが、あの車両本来のライダーの意図のままになる優れたバランスポイントとは異なっていて、特にフロント周りが頑固な面が気になりました。
この点については、次回参加の際に“要望出し”で、もっと乗り易くなるセットアップを試してみましょう。
 

南  孝秀 さん 】
 

初めての会場で初めて体験するセクションだったと思いますが、何かしら得られたものはあったでしょうか?
実は、参加車両の中では最もハンドル切れ角の無い車両の一台でしたから、小さなセクションの走破では一番苦労されるものと心配していたのですが、杞憂に終わりました。
センスが良いのか普段から練習をされているのか、充分に走りの実力のある事が伺えました。朝一番での走りでは、他のハンドルの切れ角の大きな車両を置き去りにしてしまうほどの巧みなライディングでしたから、車両トラブルが解決してタイム測定に参加出来ていれば、タイム指数的には充分に 12000台の実力があった事は間違いありません。
午前中だけの参加になりましたが、その間にもタイヤの空気圧によって車両の動きに大きな差がある事をしっかりと色々と試しつつ理解されていた様子にも感心させられました。公道上では感じる事が難しい適性な車両セットアップや、練習コースだからこそ磨けるテクニックの数々がありますので、次の参加の機会を楽しみにしています。
 

*  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *


幻の第3ヒートでのタイム測定結果
 
この表中の“タイム指数”は参考データです。正規の“タイム指数”は本番のタイムトライアル結果から算出されます
第3ヒート前にはコースの練習走行がありましたので、“基準タイム”は本来の“基準タイム”とは設定が変わっています

No.
氏名
基本タイム
指数
ベストタイム
結果タイム指数
(暫定)
実力発揮度
仮想ベストタイム
8
前野 さん
15838
1’ 25”814
15045
0.9499
1’30” 337
1
田中 さん
11411
1’ 04” 756
11353
0.9949
1’ 05” 086
3
山本 さん
10806
1’ 05” 582
11498
1.0640
1’ 01” 635
2
森岡 さん
  
1’ 21” 124
14223
  
  
4
伊東 さん
  
1’ 15” 595
13253
  
   
5
吉田 さん
  
1’ 05” 321
11452
  
   
6
渡辺 さん
   
1’ 14” 098
12991
   

注)

今回初参加の方は、初めての参加ゆえに『基本タイム指数』はありません。
同様に 実力発揮度 や 仮想ペストタイム の表記はありませんが、
次回からは掲載されますので ・・ お楽しみに!


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 リザルトの見方は !aa




  GRAではタイム測定を行なう度に『タイム指数』を算出して、ライディングスキル等がどの程度向上したのか、或いはベストの時と較べてどの程度ダウンしているのか?を簡単に見分けられるようにしています。
ここで読み取り方の説明を致しますので参考にして下さい。


『 基本タイム指数 』 その方が過去に記録したベストのタイム指数の事で、その人の上手さのレベルを表すものです。 新たにタイム測定を行なった際に、この 「基本タイム指数」 よりも小さな値のタイム指数(結果タイム指数) を出せれば、今までよりも上手に走れた事を示します。
ちなみに、この基本タイム指数(タイム指数)を更新した方にはもれなく! 奨学飴” (飴)を差し上げます。
『 結果タイム指数 』 その日のタイム測定で算出されたタイム指数の事です。
『 実力発揮度 』 持っている実力をどの程度発揮したかを表す数字で、計算方法は、『結果タイム指数』を 『基本タイム指数』で割ります。
つまり、実力発揮度が小数点以下になればスキル(実力)が伸びている事になるのです。
『 仮想ベストタイム 』 その人が実力通りの走り(基本タイム指数通りの走り)をした場合、どんなタイム結果になっていたかを表しています。

  この表を見るのに慣れるのに多少時間は掛かるかも知れませんが、スキルが伸びたかどうかが一目で判断できますし、どの程度のタイムを出していれば “奨学飴”がもらえていたのかも簡単に見分けられますので、とても便利ですよ ♪
 

関連資料一覧  
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