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2008.12.31
2008年 11月23日 開催 GRAツアー 2008 神戸Rd参加者 各位
次の機会には、もっと良く

前略 予定よりも随分遅くなりましたが、先日開催の『神戸Rd』を振り返り、全体の総括と個別のアドバイスなどを順に発表していきますので、どうぞよろしくご覧ください。

まず、運営企画責任者としての働きに私自身大いに反省しています。
それは、「 参加経験が豊富で理解が進んだ方々が多くを占めたイベントであったのに、その経験や理解を活かした充実度の高い一日にできなかった 」・ と考えているからです。

今回の『神戸Rd』は参加したメンバーがメンバーでしたから、目的意識も高く節度も良く一日の運営は進み、とてもまとまりの良い一日だった事は間違いありません。ただ、折角殆どの参加者が経験と理解が深かったのですから、その様なメンバーならでは達成したい“ 参加者同士が積極的な協力や啓発を通して、更に意識レベルを高める ” という目標へ一歩でも近付きたかったのですが、まとまりの良さに安心してしまって目標へ向かって一段と高いレベルへ意識を向ける事が出来なかった事に反省しています。

経験や理解も乏しく初対面の方ばかりのイベントだったら無理ですが、今回の『神戸Rd』の場合であればお互いに面識も充分にある方が殆どでしたから、お互いに色々な事を“見て見ぬフリをせず”意見や提案をきちんと交わし、経験や理解レベルの高い者同士が一致して協力した時に実現する最高に楽しく充実したイベント作りを行なう絶好のチャンスだったのですが、そのチャンスを充分に活かせなかったのです。

次に今回と同様な機会が巡ってきた時には、参加した一人ひとりがベストを発揮するのではなく参加した全員としてベストの結果を求められるように、注意を払って充実させる機会を逃さないように努力をしていく決意をしています。

また、今回参加された皆さんにお願いしたいのですが、もし次にイベントに参加する機会があった時に私がここに書いた様な努力をしていなかった場合には、“見て見ぬフリをせず”直接に意見や注意を伝えてください。
そして、同様に他の経験や理解レベルの高い方達へも“見て見ぬフリをせず”声掛けを徹底していって、意識を合わせて協力してできる充実したイベント創りを、私と一緒にお願いします。

以上の様に反省はありましたが、もっと充実したイベント運営をしていくための方向性が今回の『神戸Rd』を振り返って見えてきたので、そういう意味では大きな意味のあるイベントだったと考えています。

どうぞ、これからもより良いイベント開催を求めていく活動に興味を持って下さる様お願いします。

草々
 
GRA 事務局 小林 裕之



  アドバイスを届けます !aa
当日参加された方へ、ゼッケン順にアドバイスを致しますので、参考にしてもらえると幸いです。

奥田  晃則 さん 】
  本年の3月開催のイベントへ参加してくれて以来、とても久し振りの参加でしたが、いつもと変わらず積極的に運営への参加をしてくれて感謝しています。
その上、元気一杯に“要望出し”をしてくれて、それで実現したオフセットスラロームの練習ですが他の参加者の方々も基本的なセクションとしての練習に励む事ができて得るものが多くあったと思います。
ただ、参加が半年振りという事もあってか、いつもの“キレ”のある走りが少し影を潜めていて、3月の走りの再現を見る事が出来ず残念でした。
とは言っても、本来の小気味良い走りのリズムは健在でしたから、また暫く走り込めばきっと戻ってくるでしょう。
また、毎回内容のある『持ち込み企画』を用意してくれていますが、今回も失敗談に基づいた話で説得力に富む内容で良かったですよ。
なお、“見て見ぬフリをしない”という目標についてですが、久し振りの参加という事も関係したと思いますが、業務を抱え込んでしまって他の方と確認し合うという事が少ないとカラ回りしがちです。気楽に周りの方へもっとたくさん“声掛け”をして一緒に考えていくようにすれば、元々持っていらっしゃる良さが活かせると思いますので、是非良さを活かして下さい。
     
岡本  達也 さん 】
 
初めての会場で初めての内容のイベントへの参加だったと思いますが、お疲れ様でした。
しかも、組み上がったばかりの車両での参加だったとの事で、乗り慣れていない状態で初めて体験するパイロンセクションでは、慣れるまで少し苦労されているようでした。しかし、午前中だけでも練習を繰り返す度にどんどんと乗り慣れて、本来のライディングを発揮されるようになりましたね。
特に、すごい!と感じた事は、タイムトライアル本番のコースでの走りでした。他の慣れた参加者でも少し躊躇しながら走り抜けていた高速セクションで一番発揮されていて、迷い無く最適なラインを見つけて一発で走り抜ける走りには誰もが目を見張った事でしょう。やはり、日頃からサーキット走行で最適なラインを走る技術を身につけていらっしゃるのがはっきりと分かりました。
なお、当日に設計&設定したタイムトライアルコースは、覚えるのが多少難しいものになったため苦労を掛けたと思います。次回はもっと覚え易いコース設計を心掛けますので、是非また参加して一緒に楽しみましょう。

 
丸山  芳幸 さん 】
  きっと、今年一番遠距離の地での開催という事もあって、疲れから集中力や体力がダウンしていた事と思います。タイムトライアル本番でのタイム測定では本来の能力を充分に発揮できていなかったようですね。
しかし、その測定結果とは別に、7月以降セットアップに費やしていた努力は報われつつあるようですね。バランス良く思い通りに伸び伸びとオートバイが走っていて、そんな調子の良さを感じる嬉しさから自然と笑顔一杯に元気に走る姿を見て本当に感心させられました。きっと、今回の走りは今期一番、いや過去最高の走りだったと思います。眼の覚めるような走りを見せてくれた事に感謝すると共に、来年度の更なる走りの躍進に期待しています!!
また、写真撮影という運営業務を自ら志願してくれた上に、その業務を他の方にも協力を依頼するという形式を取ってくれて。“見て見ぬフリをせず”一つの業務でも多くの方が声を掛け合い協力しあうというイベント運営目標の追及を試みてくれた事に大いに感謝しています。残念ながら、私のフォローも足りず適宜の“声掛け”のタイミングが取れず、充分にその狙いは達成できていなかったかと思いますが、どうぞこれからもチャレンジをよろしくお願いします。
なお、最後になりますが、折角提案してくれた『持込み企画』の「タイムトライアルコースの攻略解説」ですが、私が肝心な時に“ボツ”にしてしまって申し訳ありませんでした。是非! 次の機会には解説&レクチャーをお願いします。

 
田中  英子 さん 】
  いやぁ〜、今回はいつもに増して“キレ”がありましたね! それも、いつも以上に安定感の高い“キレ”のある走りでしたね!
それが一番はっきりと出た時は、午前中に行なった「90°セクション」でした。熟練の参加者が多かったのですが、誰よりも深いバンク角で素早くスムーズにコーナーを駆け抜けていた上に、積極的に色々なラインの組み立てをトライしていましたし、傍で見ていても楽しそうでしたね♪
これも、イベント参加の度に基本の一つ一つを繰り返して着実にライディングの基礎を磨き、同時に車両のセットアップにも精を出してきた成果が表れた結果ではないでしょうか。更に、これからの“進歩”が楽しみでなりません。
しかし、午後からのタイムトライアルではその“キレ”が見えず残念でした。原因は疲れが出てしまったのと、いつもより複雑なコース設定だったからでしょうか? 次の機会には、前日は充分に睡眠を取って臨み、血糖値を上げて疲れを一時的にフォローする為にチョコレートなどを準備して、コースが覚え難かったら“注文”を出して覚え易いレイアウトへと変更させるのも“手”ですよ ♪
また、イベントの運営では一番経験のある一人ですから、率先して“声掛け”をやっていきましょう。特に、今回の様に参加経験が多い人が多くを占めている場合には、お互いに慣れや遠慮から“声掛け”や“注意”が出難いものです。どうぞ、一緒になってお互いに“声掛け”があふれるイベントを作っていきましょう。

 
西田  昌雄 さん 】
  5月の『びわこRd』では一気に一皮剥けた走りへと躍進されたのですが、その後は走りのリズムや組み立て方が崩れてしまったのか、ラインの読みが難しいコースが続いた為なのか、充分に実力を発揮できずフラストレーションも溜まっていたと思います。しかし、今回の『神戸Rd』では何か“きっかけ”を掴めたのではないでしょうか? タイムトライアル終了後にコース攻略解説と重要セクションの練習走行を行ない、その後で再度測定した「幻の第3ヒート」では充分に納得のタイムが出ていましたね。
前回も書きましたが9m間隔以上の 2本または3本パイロンで210°以下のターンをつないだセクションを作り、別記のストラテジーテクニックを活かしたラインの組み立てを工夫して走る練習を勧めます。角度やピッチに変化をつけると新しい組み立て(ライン)も増えますから、コースを走る練習よりもこの基礎練習がとても大切だという意味も理解できると思います。
また、『持込み企画』では、身近で体験を基に安全装備に対する意識や啓蒙活動の提案などとても重要な行動をしてくれた事に大変感謝しています。走る事や楽しむ事を守り続けていく為にも、一緒になって大切な事に目を向けていく意識や行動が大変に必要な事ですから、これからもよろしくお願いします。
なお、イベント中に気付いた事や感じた事があれば、直ぐに“声掛け”や“意見”“提案”で反映させください。そんな発言の多さこそが充実した一日を作る“力”になりますので、大いに歓迎です。
 

*  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *

幻の第3ヒートでのタイム測定結果

この表中の“タイム指数”は参考データです。正規の“タイム指数”は本番のタイムトライアル結果から算出されます
第3ヒート前にはコースの練習走行がありましたので、“基準タイム”は本来の“基準タイム”とは設定が変わっています

No.
氏名
基本タイム
指数
ベストタイム
結果タイム指数
(暫定)
実力発揮度
仮想ベストタイム
3
丸山 さん
9307
1’ 22” 169
9261
0.9951
1’ 22” 576
5
西田 さん
9971
1’ 29” 919
10135
1.0164
1’ 28” 468
4
田中 さん
11411
1’ 51” 048
12516
1.0968
1’ 41” 244
1
奥田 さん
9753
1’ 37” 245
10960
1.1238
1’ 26” 533
2
岡本 さん
1’ 54” 433
12897

注)

今回初参加の方は、初めての参加ゆえに『基本タイム指数』はありません。
同様に 実力発揮度 や 仮想ペストタイム の表記はありませんが、
次回からは掲載されますので ・・ お楽しみに!


*  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *

 

 90°セクションについて !aa
  





(連続)90°セクションの走行練習は、オートバイの基本的な運動特性を理解して、更にレベルアップする為には欠かせない要素がたっぷり含まれている練習方法の一つです。
一般にオートバイはバンクさせる事によってターンを開始しますが、“どこからターンを開始させるのか”という意識はそれほど明確には行なっていないのが普通です。「いや、俺はしっかりとやっている!」と言う方も居ると思いますが、この「(連続)90°セクション」を体験すればきちんと出来ていない事に気付く事でしょう。
「90°セクション」の練習コースは、路面に一辺が10m前後の正方形を路面に書いた時の四つの頂点にパイロンを置き、その周りを周回するだけの簡単なコースです。初心者でも充分に走れるコースですが、毎周同じポイントからターンを行なうのは簡単ではない事を実感し、ここからターンを開始した後でオートバイが描く軌跡の理解とターン開始ポイント位置の見極めを行ない、その“ポイント”で正確に操作を行なえる技量をマスターするには最適な練習セクションなのです。

このセクションの基本的な練習方法は、前後のブレーキを一切使わないで周回を繰り返すだけですが、その時にどの“ポイント”からターンを始めると他に一切の操作をせずに90°コーナーをパイロンぎりぎりにクリアするかを探り、“ポイント”を見つけた後は毎周同じ“ポイント”でターンを開始できる様に繰り返し練習するのみです。
オートバイの特性として、一定のスピードとバンク角でターンを開始した場合、余分な操作をしない限り、オートバイが描く軌跡(ライン)は一定になります。そのラインを見つけて覚えれば、どこにターンを開始する“ポイント”があるかをマスターできますし、正方形の一辺の長さを様々に変更すればスピード別に“ポイント”あるいはラインをマスターできるようになります。
更には、オートバイをバンクさせてターンをするという操作を、繰り返し同じ角度のターンで練習するので、ターンへの理解が深まり恐怖も減らせる事ができます。その上、オートバイをターンさせる“きっかけ”は、単にバンクさせたりブレーキを掛ける以外に、荷重移動などの簡単な操作で作れる事も自然に理解できるようになります。
以上の様に、「90°セクション」は同じ角度のセクションを連続して練習する事で、オートバイの基本的な特性の理解やライダー自身の操作技術レベルの自己把握、車両の整備(セットアップ)内容による特性変化の理解が出来るなど、公道上では得られない知識や理解を容易に得る事が出来ます。
是非、機会があれば積極的に活用して安全で楽しいライディングの充実に役立てて下さい。



 ストラテジーテクニックの活用を !aa
  




  タイムトライアルでは、通常下見(完熟歩行)をしてコースを覚え、即!タイム計測を行なうのが一般的で、オリンピックのアルペンスキー競技「スラローム」などでも同様です。
そして、この方式だからこそ真の実力がはっきりと見えてくるのです。
では、この様な場合に必要となるテクニックは何かといえば、
 

(A)
ライディングテクニック ・・  オートバイを操作する技術
      (直線スラローム、単純オフセットスラロームなどでそのレベルは計測が可能)
(B)
ストラテジーテクニック ・・  コースを攻略する技術・頭脳
      (単純な設定コースでは計測は不可能創造性や独創性、イメージングやマネージメント能力を指す)


  以上二つのテクニックが必要となり、特に“ストラテジーテクニック”がとても重要になる事は理解してもらえるでしょうか。
つまり、タイムトライアル前になってライディングテクニックを高める事は出来ないが、“ストラテジーテクニック”は意識して訓練する事で高める事が出来るのです。
同じライディングテクニックのレベルの方同士でも“ストラテジーテクニック”に優る方が良い結果を残せますし、例えライディングのテクニックでは劣っていても“ストラテジーテクニック”次第ではより良い結果を残せます。


 ストラテジーテクニックの基本はaa
  




  タイムを短縮させていく観点から考えれば、必要な考え方は一つです。

それは、【 平均速度を高くする 】という事です。
そして、平均速度を高くするには二つの手法があり、

 1) 全走行距離を短くする
 2) 全体の速度レベルを高める

というものですが、ここでは効果が高く難易度レベルがより高い 2)の手法の基本を伝えます。

“ 速度レベルを高める ”を実現させるための幾つかの基本的要素を羅列すると ・・

 (a) コーナーの通過速度(最低速度)を高める
 (b) ブレーキングおよびパーシャル状態(*注)の回数を少なくする
 (c)ブレーキングおよびパーショル状態の距離を短くする
 (d)高い速度の区間の走行区間は長くして、出した速度は有効に活用する
 (e)低い速度の区間は短くする
 (f)クロソイドライン(加速時&減速時)をコース全てに適用させる
 (g)必要な向き変えやブレーキングはより低い区間で済ませる
 (h)全ての操作はシンプルに最小限に留め、無駄な挙動を出さない
  ・・・ etc       ( *注 ・・ アクセルが全開でない状態の事 )

・ ・ などが挙げられます。

実際にこれらを活用させながら攻略イメージを構築させるには、理論的イメージングや練習、そして実際の経験が必要になりますが、それらをこなす程に“ストラテジーテクニック”が身につきます。
具体例の適用例や質問については喜んで応えますので、どしどし要望や質問をお寄せ下さい。


 リザルトの見方は !aa




  GRAではタイム測定を行なう度に『タイム指数』を算出して、ライディングスキル等がどの程度向上したのか、或いはベストの時と較べてどの程度ダウンしているのか?を簡単に見分けられるようにしています。
ここで読み取り方の説明を致しますので参考にして下さい。


『 基本タイム指数 』 その方が過去に記録したベストのタイム指数の事で、その人の上手さのレベルを表すものです。 新たにタイム測定を行なった際に、この 「基本タイム指数」 よりも小さな値のタイム指数(結果タイム指数) を出せれば、今までよりも上手に走れた事を示します。
ちなみに、この基本タイム指数(タイム指数)を更新した方にはもれなく! 奨学飴” (飴)を差し上げます。
『 結果タイム指数 』 その日のタイム測定で算出されたタイム指数の事です。
『 実力発揮度 』 持っている実力をどの程度発揮したかを表す数字で、計算方法は、『結果タイム指数』を 『基本タイム指数』で割ります。
つまり、実力発揮度が小数点以下になればスキル(実力)が伸びている事になるのです。
『 仮想ベストタイム 』 その人が実力通りの走り(基本タイム指数通りの走り)をした場合、どんなタイム結果になっていたかを表しています。

  この表を見るのに慣れるのに多少時間は掛かるかも知れませんが、スキルが伸びたかどうかが一目で判断できますし、どの程度のタイムを出していれば “奨学飴”がもらえていたのかも簡単に見分けられますので、とても便利ですよ ♪
 


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