このエントリーをはてなブックマークに追加



2009.8. 20

2009年 7月 26日 開催 GRAツアー 大阪Rd 』 参加者 各位

次は「新しい芽」を育めるように!

前略 、先日開催の『 GRAツアー 大阪Rd 』を振り返り、全体の総括と個別にアドバイスなどを順に発表していきますので、どうぞよろしくご覧ください。

さて、今回の『 GRAツアー 大阪Rd 』を一言で表すならば、「楽しめる一日」でしたね!!
参加した全員が一緒に体感した「楽しさ」を細かく分析すれば、

   1. 悪天候が予想された・・けど、熱い気持ちの面々が集まった
   2. 全員が参加回数がこなれていて、“わがまま”精神を理解していた
   3. 予想された様な悪天候にならず、ほぼドライの路面で存分に走れた
   4. 参加した全員が年齢的にこなれ(?)、意思疎通も無難にできた

・ ・という様な要因が挙げられるでしょう。
ただ、次の発展や進歩を考えると「課題」も見えてきますので、どうぞ一緒に考えて
みて下さい。

仮に、GRAの活動目標や趣旨が今以上に浸透させる事ができたとして、天気予報も
快晴だったとしたら、次の様な 『 大阪Rd 』を迎えていたように思います。

  @ 予報でも当日も快晴で、友達に誘われて気軽に参加する人も集まった
  A 事前予約も無く当日参加で、“わがまま”を理解しない人が多数
  B 免許取り立ての人や 10代の人の参加もあり、まとめる手法が少ない

・ ・ という状況だった時、今回参加した皆さんも全員が参加したとする時に、
果たして同じ様な努力で 同じ様な「楽しさ」が得られていたかと言えば、難しいと思います。

当然、初めての人や理解が充分でない人が参加した場合でも、GRAの活動目的や趣旨
で述べている様な“意義”や“価値”のあるイベントにする必要・義務が私達にはあり
ます。

そんな、(関心の湧いた人が多数参加するような)イベントを開催する時に、そして
参加回数の多い皆さん自身の“わがまま”を達成するというテーマを追いつつ、上記に
述べた状況にも対応できる“能力”や“対応力”、“考え方”が必要になります。
そして、それらは私自身の個人的な能力だけに頼るものでなく、“わがまま”を達成すべき皆さんの能力や意思に依存せざるを得ない事も理解してもらえるでしょう。

どうぞ、このGRAの活動を更に安定して伸びていく事を目指して、このオートバイの楽しみ方を理解し合える仲間が全国各地に増える事を夢見て、「新しい芽」を育む土壌を作り上げていく活動(作業)にも一緒になって力を合わせていきましょう。
それは、皆さん一人一人の“わがまま”の追及にも“力”を与えてくれると信じています。

草々

GRA 事務局 小林 裕之


収支報告 今回の表面上のイベント収支は、 + 18,000 円 でした
( ※ 交通費、運搬費用、人件費などの経費を含まない収支 )



  アドバイスを届けます !aa
当日参加された方へ、ゼッケン順にアドバイスを致しますので、参考にしてもらえると幸いです。

奥  久行 さん 】
長年、走りを拝見してきましたが ・・・・
今回が、一番良い内容でしたね !♪
以前までの車両の挙動を抑えておくセットアップ方法から、フロントの 1G’車高や 残ストロークなど最低限は調整して確保すべき事を守り、それ以外は車両を自由に動かせる方向でバランスさせる方法へと変わりつつある成果が表れた一日になりましたね。
その結果、今までだったらターン進入で乱れ気味になっていた様な箇所でも、スムーズに殆どロスを感じさせずに通貨できるようになりましたね !♪
その為、今までと同じ感覚で走る車両を目で追っていると、ターンの度に視線が“置いてけぼり”になってしまったほどです。
オートバイと共同して行なうライディングの世界で新しい境地へと進んだ所ですね。
きっと、これからも迷ったりする事もたくさんあると思いますが、オートバイとの“会話”を忘れず、オートバイの能力を活かして高める方向へと進む事を忘れないで下さい。
そう! 「キレ」とは、私はライダーの能力が生み出すものではないと思います。
オートバイが本来備えている能力を確実に安定させつつ発揮させる事こそが、「キレ」として見えるだけだと思います。
どうぞ、これからも 多くの視線を集め、コーナーで“置いてけぼり”にする走りを磨き上げて下さいね。

  
渡辺  健一郎 さん 】
いつも 熱心な参加に感謝しています。
そして、いつもいつも楽しい「感想文」まで送付して下さり、とても大きな楽しみになっています。
さて、イベント当日はどちらかと言えば寡黙な方ですが、オートバイをバンクさせアクセルを慎重に開ける姿を見れば“寡黙”でない事がよく判ります。
走っている間は、オートバイと常に色んな事で“会話”(おしゃべり)を一生懸命にされているのがはっきりと伝わっています。
とは言っても、初めてお会いした時はそうじゃあなかったですね(♪)
オートバイは言う事を聞かせるモノ!とばかりに、ラフなアクセル操作で多少のリアスライドがあっても我関せず、駄々をこねるハンドルは腕で抑えつけるような走りが目立っていた事を思い返せば、半年余りで随分と進歩(上達)されたかが分かります。
特に基本的なカリキュラム走行やその応用パターンでの走行練習では、ビデオを撮って本人に見せてあげたい位にスムーズで滑らかで、惚れ惚れするような走り方ができていますよ。
ただ、本番のタイムトライアルコースだけは気持ちの高ぶりをコントロールできず、その実力を十二分にリザルトとして残せていないだけです。
えっ???
「嘘でしょう?」「ヨイショ!でしょう」って?
いえいえ! そんな事はないですよ。
他の 参加回数の多い方に聴いてみて下さい。
きっと、同じ感想や意見が返ってくるのは間違いありませんよ ♪♪

小田  裕朗 さん 】
参加する度に着実にライディングスキルのレベルを上げているのは誰の眼にもはっきりと映っていますよ♪
それは、イベントに参加して得た“ヒント”や“課題”を大切に持ち帰り、可能な範囲で活かせる様に日頃から努力されているから ・・という事も、他の参加回数の多い方には充分に理解されている事です。
もちろん!「タイム指数」がアップさせる事は一つの目標だと思いますし、上がれば嬉しいし、“奨学飴”は甘くておいしいものですね ♪♪
でも、タイムトライアルで本来の実力を発揮できるようにするには、純粋なライディングテクニック(車両操縦という意味での)とは別な“テクニック”が必要なものです。
そして、その“テクニック”はある程度経験や失敗を重ねて成長できるものです。
だから、今はあまり気にしないで精進していきましょうね♪
えっ???
その“テクニック”とは何ですと ・・ ?
はい!
それは、“ストラテジーテクニック”とでも言えるもので、コースを道なりに覚えて走るのではなく、“戦略”的に走破するやり方です。
別な言い方をすると、ターンインポイントやアクセルポイント(ターンアプトポイント)間をクロソイドラインで結ぶ“道”を覚える方法で、覚えるのは“コース”ではなくて「どこの地点でターンイン OR アクセルオン するのか 」だけを覚えるものです。
・・・・ 理解できますか? いずれ出来ますよ♪

  
田中  英子 さん 】

ミスコースは残念でしたね!
決して複雑なコースではなかったとしても、決して単純なコースでもなかった分だけ、迷ったセクションは多かったのでしょう。
それにしても、4月にタイヤを別銘柄のモノに交換してからというもの、車両のバランスの変化からセットアップの方向の迷いが生まれ、それがライディングにも影響を与えてしまっていますね。
でも、いつも感心させられているのはそれへの対処姿勢です。
普通ならば、タイヤのせいにして腐ってしまったり、何が何か分からないまま整理して考えようとせず迷走したりする人が多いのですが、事実関係を一つひとつ整理して、ともすれば難解な車両バランスの取り方を理解しようと努力し、常にオートバイの持っているポテンシャルは信じている点に感心させられています。
本当だったら、“わがまま”を存分に発揮させて、セッティング練習会で「私のオートバイのバランスを良くして!」と要望を出す方法もあったのに、タイヤのエア圧に始まり、フロントの車高、イニシャル設定、そしてダンピング調整などを一つずつ迷いながら調整をして確認している姿が良いのです。
そうやって、迷いながら悩みながらでも、オートバイを信じて一つ一つのメカニズムの理解をしていく経験こそが、ライディングだけでなくオートバイとの付き合い方や“会話”の仕方にもとても良い影響を残しますよ。
(セッティングの方向は、フロントの車高を上げてフロントの方向安定性を高め、バンク後の挙動をイニシャルとダンピングで調整する方向 ・・ が 今回の場合には適していると思います ) ( 参考迄 )
  

山本  篤 さん 】

持ち込み企画への力の入れ様には大いに関心させられましたよ。
「熱中症」はこの時期の健康確保面で大切な事ですし、屋外でのライディングであれば尚更のこと興味が沸く内容で良かったですよ。
折角作った素材ですから、暑い時期には繰り返し提出してもらうのも良いですよ!(多少はバージョンアップしながら ・・・)
さて、ライディングの方に目を向けると、もしかすると(意識されていないかも知れないが)伸び止まっているのではないでしょうか?
伸び悩みではなく、ちょっとしたきっかけで簡単に伸びていく程の“伸び止まり”です。
昨年までのタイヤから銘柄を変更し、フロントサスペンションの設定を勉強をしつつ変更を重ねて、今では以前のタイヤで残していた「タイム指数」を凌駕するほどの走りが出来るようになっているのですが、
オートバイとの“会話”をフロントタイヤの問題がある程度は解決した段階で止めてしまっているように映ります。
“会話”を密に重ねる事でオートバイの事を知り、オートバイはライダーの事を知る良い関係を築き上げる事ができるのですが、“会話”を拒否しているように見えます。
というのも、フロントやリアタイヤが織り成す自由なラインの変化を、ライダーが固定したフォームで抑えつけてしまい、本来ならばもっと気軽に安全に小さくターンできる箇所でもギブスを嵌められた様な車両の動きになっているが目で見て分かるからです。
どうぞ、次に参加される際には、「オートバイと遊ぶ!」というテーマで、自由にオートバイと戯れつつ走るという“わがまま”(要望)を出してはどうでしょうか・
きっと、大きな転機になると思いますよ。

 

岡本  達也 さん 】

本当に大したモノです!!!
初めて参加されたのは昨年の11月でしたが、それから半年余りの間に上達(進歩)された度合は誰よりも大きいと私が保証します!
単に「上手くなりたい!」とか「速くなりたい!」という情熱で燃えている人は多く居ますが、それだけでは今回の様に綺麗な上達を達成は出来ない事も多くの例が証明しています。
では、何が一番他の方の場合と異なっていたのか?と言えば、オートバイという機械に対しての愛情の深さとメカニズム(運動理論)を理解しようとする熱心さの度合が全く違っていましたね。
というのも、今年の4月に開催した「セッティング練習会」に参加された際の車両セットアップバランスは決して良好とは言えなかったのに ・・・
それから真剣にアドバイスを請い、一つ一つの部品の分解&整備を繰り返しつつ、全体のコンディションを上質なものへと変えていたのです。
しかも、(きっと地道に基本練習をされたのでしょう) ライディングのレベルも一気に高まっていましたね。
だから、今回の様に“奨学飴”をゲットできたのです。
正に、オートバイを一つ一つの部品から慈しみ、会話をしながら走る事を目指しているライダー達の良き見本です。
次にお会いする際に、更にどんな世界を見せてくれるか期待しています。
       

西田  昌雄 さん 】
いやぁ〜〜 タイムトライアルでは・・ もう少し!だったですね。
本当は今の「タイム指数」以上の実力を備えたのは間違いないのですが、“組み立て”というか“ストラテジー”がもう少しだっただけです。
参加され始めてから約4年ほどになるでしょうか?
それにしても、最近のライディングの上達レベルは目を見張るばかりです。
オートバイに無駄な動きが少なくなったばかりか、オートバイそのもののコンディショニングアップにも精を出されているのでしょうか、レベルアップの程度がこの最近は如実に良くなっています。 そして、コンディショニングアップ以上にレベルアップの要因となっている事があります。
それは、より純真&素直に耳を傾ける姿勢が出てきた事です。
誰でもともすれば、自分自身で掴んだコトは大切にして人からの意見は軽視しがちなものですし、オートバイのイヤな挙動は抑え付けて消してしまおうとするものです。
確かに、以前参加されていた時にはその傾向もありました ・・・ が、最近は変わりつつありますね。
人の意見やオートバイからの“声”に耳を傾け、あるがままの“動き”や“声”をそのまま受け止める度量が大きくなった分、ライディングも上達しています。
そういう姿勢や努力があるからこそ、「人工衛星」などという言葉が生まれているのだと思います。
どうぞ、これからもそのままで、他の方の良き見本となってくださいね ♪


*  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *


 サークル理論 と 応用練習aa





【サークル理論】と言っても、オートバイの 解説書や物理工学書にも出てこない言葉ですから誰も知らない筈です。
( GRA 用語/ GRA 造語です )

しかし、その内容や本質はライダーなら殆どの人が理解できる筈です。
つまり、サークル理論とは、オートバイを一定の速度(アクセル開度)に保ち一定のバンク角で走らせると、オートバイは一定の半径の円(サークル)の上を安定して走り続ける! という理論です。
(とても簡単な理論ですから、もしかするとライダーでなくても理解できる方は多いのではないでしょうか )

では、実際に試してみましょう!
充分な広さのある平滑な舗装路面を選び、走行して描く円(サークル)の中心とする箇所にパイロンなど目印になるモノを置き、その周りを右回転でも左回転でも好きな方向に旋回してください。ただし、ブレーキは一切使わないで走行します。
どうでしょうか ・・? 毎周同じ箇所をタイヤが通るでしょうか ?
旋回に慣れてきたら、タイヤが通る路面にチョークなどで目印をつけて同じ場所を毎周通れるかチェックしてみましょう。( ブレーキで調整するのは一切無しです )
本来、同じ円(サークル)の上を走り続けるのはオートバイの基本特性ですから、周回する度に大きく外れてしまう方の場合はライダーが余分な操作をしていると言えます。
えっ? 同じ円の上を走れるようになったのですか?
素晴らしいですね! オートバイ本来の能力を邪魔しないという大切な感覚が身に付いたのかも知れませんね。 では、慣れた方は片目あるいは両目をつぶって走行してみましょう! ( 必ず周囲の安全確保の上で! )
急に大きく姿勢を乱してしまったとしても恥じる必要はありません。
安定した周回をしたと思っている時にもライダーが無意識に細かな修正をしていたというだけの事です。更に上のレベルへ上達できる近道が見つかったのですから。
どうでしょう? 全くオートバイ任せに走らせる時に感じる不安感と同時に、オートバイが自主的に走る力強さや頼もしさを感じられたでしょうか?
それが、オートバイが備えている大きな能力ですし、その能力を活かした走法を身につける“ヒント”です。

では、サークル理論(練習)の応用を紹介しましょう。
ある程度練習すれば、厳密に同じ円(サークル)でなくても構いません、ほぼ安定して走るのに慣れてきた方にお勧めします。
最初に用意した回転中心とは別に、7m以上離れた箇所にもう一つ回転中心の目印(パイロンなど)を置きます。(9〜12m程度がお勧めです)
そして、左右どちらかの回転方向を決めて、先ず一方の目印を中心に安定した円(サークル)を描くように走行します。そしてほぼ安定した円(サークル)が描けたならば、加速してそのサークルから脱出してもう一つの目印を中心にした円(サークル)を描くように走ります。
この時、回転方向は一定方向でブレーキは一切使用せず、バンク角もほぼ一定に保ち、アクセル操作だけで二つの円(サークル)を連続して描けるようにしましょう。
そうすると、きっと色々な事が理解できる筈です。
例えて言えば、一つの惑星の周りを安定した周回軌道で周回していた宇宙船があったとして、ロケット再点火して周回軌道を離脱して別の惑星へと向かい、その惑星の直前でロケットを逆噴射して狙った周回軌道に無事に入るためには、ロケットの点火タイミングや逆噴射のタイミングはとても限られた範囲にあるのと同じ事です。
つまり、バンク角を保ちつつ別のサークルへと向かいアクセルを開けるポイントは限定された箇所にあり、次のサークルへ安定して進入するためにアクセルを閉じるポイントも限られた地点にあるという事が理解できるでしょう。
これらの特性が見えてきた時こそ、オートバイ本来の特性に気付く時で、オートバイと親密な会話を達成する第二段階に到達したと言えます。

走行して描く二つの円(サークル)を空から見たとしましょう。
サークルを離脱して次のサークルへ向かうにはサークルのどの地点でアクセルを開けると良いか? 角度にして何度の位置が良いか探ってみましょう。
アクセルオフにして次のサークルへと減速を開始する地点も同様に考えてみると、オートバイの特性の理解に役立ちます。

では、更に次の応用練習へと向かいましょう!
二つの目印(回転中心)はそのままに、一つを右回転に、もう一つを左回転にします。
一方のサークルを描いた後に次は逆の回転方向で安定したサークルを描き走行します。
どうです? 結構難しいと感じたり、意外とやりやすいと感じたりするでしょう。
左右への切り替えしが入る分だけ難しさは増えますが、切り替えしという絶好の加重タイミングでコントロールがし易い分だけやりやすいと感じる人も居るでしょう。
( もちろん! ブレーキは一切使用せず、アクセルとバンクコントロールのみです )
ここでのポイントは、必ず一周以上は安定したサークルを描いた後に次のサークルへ向かう事と、安定する範囲内でより小さな半径のサークルを描けるようにする事です。
そして、どの地点でサークルから離脱し、どの地点でサークルに入るのが最も自然で楽に走れるかをチェックしましょう!
きっと、サークル上のその二つの地点はあまり離れていない事に気付くでしょう。

では次の段階へと進みます。
今まで一回転していたのを止め、安定したポイントでサークルに進入したら、すぐに離脱すべき地点でアクセルを開けて次のサークルへと向かってみましょう。
ごく短い期間ですが、オートバイが本来求めている安定した円(サークル)の上を走行している事を感じつつ走行できるでしょうか?
実は、これが 8の字走行 、オートバイの基本練習 と言われる走法の基本です。

ターンに進入する前に、オートバイが自然に描く円(サークル)の大きさを決め、それに合わせてバンク角やアクセル開度、進入ポイントを守ってやった時こそ、オートバイが持っている能力を最大に活かせるし、円(サークル)が事前に設定できるという事は脱出速度を設定できるという事で、本来の 8の字走行 には様々な重要な要素が含まれて(必要になって)いるのです。
ところが、一般に行なわれている 8の字走行 は、ただ 右ターンと左ターンを繰り返す練習に他ならず、しかも アクセルやバンク角コントロール とは別に ブレーキコントロールという要素が加わり、様々な事を整理しないままに一挙に慣れるまで練習している例が殆どのように見受けられます。

今回、サークル理論を最初から読み、理解をしつつ実際に走行を繰り返し、様々な会話をオートバイと試みながらここまで来た方は既に理解できた事でしょう。
8の字走行 は 難易度が高い! でも いつかは攻略したい テーマ である事が。

この様に 【サークル理論】はオートバイのターン(旋回)のマスターには欠かせない理論で、90°ターンを始めとして 180°ターン、30°ターンなど様々な場面で基礎となる大切な理論です。
ここでは紙面の関係もあり充分な解説は出来ませんが、様々な場面でこの理論を応用して、あなたなりにオートバイ本来の能力を活かした、安全性や走行レベルが高く楽しいライディングを実現させていきませんか。
   


 リザルトの見方は !a




GRAではタイム測定を行なう度に『タイム指数』を算出して、ライディングスキル等がどの程度向上したのか、或いはベストの時と較べてどの程度ダウンしているのか?を簡単に見分けられるようにしています。
ここで読み取り方の説明を致しますので参考にして下さい。

『 基本タイム指数 』 その方が過去に記録したベストのタイム指数の事で、その人の上手さのレベルを表すものです。 新たにタイム測定を行なった際に、この 「基本タイム指数」 よりも小さな値のタイム指数(結果タイム指数) を出せれば、今までよりも上手に走れた事を示します。
ちなみに、この基本タイム指数(タイム指数)を更新した方にはもれなく! 奨学飴” (飴)を差し上げます。
『 結果タイム指数 』 その日のタイム測定で算出されたタイム指数の事です。
『 実力発揮度 』 持っている実力をどの程度発揮したかを表す数字で、計算方法は、『結果タイム指数』を 『基本タイム指数』で割ります。
つまり、実力発揮度が小数点以下になればスキル(実力)が伸びている事になるのです。
『 仮想ベストタイム 』 その人が実力通りの走り(基本タイム指数通りの走り)をした場合、どんなタイム結果になっていたかを表しています。

この表を見るのに慣れるのに多少時間は掛かるかも知れませんが、スキルが伸びたかどうかが一目で判断できますし、どの程度のタイムを出していれば “奨学飴”がもらえていたのかも簡単に見分けられますので、とても便利ですよ ♪
 


関連資料一覧  
『感想文』 のページへ移動します 『コース図』 のページへ移動します 『リザルト』 のページへ移動します 『アルバム』 のページへ移動します 通信ボ一覧表のページへ移動します









クリエイティブ・コモンズ・ライセンス ページ中の画像は クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 改変禁止 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています
文章等は許可無く転載することを禁じます / Copyright GRA All Rights Reserved.