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  友人のVTR、妖怪ガレージ・整備記録(2)
   "Yokai" Garage, Honda VTR
  complete maintenance record
 "part 2"


3月22日、僕の友人の VTRを整備したリポートを覚えているでしょうか。

『 久しぶりのガレージで、友達のバイクの整備 』(ページ 1)

きっと、あれを読んだ多くの人は 「 もうやる事は無いのでは? 」と思ったかも知れない。
ところがどっこい! まだまだやる事はたくさんあったのでした。

 作 業 日   : 2014年 4月 27日
 作業内容  : 前回の作業がフロントフォークの分解整備とそのセッティングが主で、
        今回は各部主要部品の分解&清掃&潤滑の整備です


ホンダVTR 分解整備_2
 

■ 今回の整備箇所 ■ 


 

前後ホイールのベアリンク、オイルシール(ダストシール)の交換

リアスプロケット部のベアリング交換

リアスプロケット部の ハブダンパー(ゴム部品)交換

スイングアームの取り付け部(ピポット)のベアリング交換

リアサスペンションユニット取付け部の清掃と潤滑

リアサスペンションのプリロードをライダー合わせて適正化

リアブレーキのピストンの磨き&清掃・潤滑 (錆ていた!)

アクセルおよびクラッチケーブル内部の潤滑

アクセルグリップ内部の潤滑

リアサスペンションユニットを外して、ドライブチェーンの最張位置を探り、
  最適なチェーン調整値と測定箇所の記録

エンジンマウント部のストレス除去

 



■ 整備のキモ ■ 


 

普段から小まめに適切な整備を行なっていない限り、あまり乗らなくてもオートバイの状態が悪くなっていくものです。 長年、乗り続けているオートバイであればあるほどに、隅から隅まで状態は悪くなっていると考えて間違いは無い。

僕がよく言う説明ですが、オートバイには主に 四つの種類の材料が使われていて。材料の特性に合わせた整備を一番に考える事が大切で、その四つとは、【 金属 】、【 ゴム 】、
【 油 】、そして【 樹脂 】です。

この四つの材料・部品の内、【 ゴム 】【 油 】は経年変化・劣化が激しく、賞味期限が短いので、2年から4年以内には新品と交換するのが望ましい。

【 金属 】
は、結構寿命は長いけど、その表面には【 油 】が付着している事が前提で、
【 油 】が表面に無い【 金属 】の寿命は極端に短くなる。

【 ゴム 】
は、タイヤを含めて【 油 】が無いと長生きできないので、タイヤを除いて、定期的に新鮮な【 油 】を塗布する事が寿命を延ばす事に繋がる。

【 樹脂 】
は、無理な力を掛けたり紫外線を長時間当てない限り、結構長生きする。 ・・ などと説明しています。

今回交換に至ったベアリング【 金属 】は、必ず オイルシール(又はダストシール)という【 ゴム 】部品と、グリス【 油 】によって保護されていますが、定期的に 【 ゴム 】に新鮮な【 油 】を塗布しなかったり、グリス【 油 】を定期交換していないと、短命になってしまうものです。

特に、今回のホイールベアリングもそうでしたが、オイルシールは油で潤滑されず硬化して摩耗が進み、守られるべきベアリングに水や汚れが侵入して摩耗が進んでいました。当然、それらの間にあるべきグリスは定期交換もされず、もはや油とは云えない状態でした。

でも、これは友人のオートバイに限った事ではなく、恐らく殆ど全てのオートバイで起きている現象であり、それを全く意識せずにほとんどのライダーは乗っているのです。

 



■ 整備後の変化 ■ 


 

という理由で、車体各部で使われている【 ゴム 】部品は交換をして、グリス【 油 】は新鮮なモノに交換し、【 金属 】部品の表面には【 油 】を塗布し、摩耗が進んだ【 金属 】部品は交換しました。

それと同時に、各部の整体を正しく行ない、可能な限りストレスを除去する作業を行なったのですが ・ ・ ・ 予定していた全ての作業を終わり、スタンドから降ろした時、車体を支えているだけで明らかに軽くなった感触があふれ、押し歩きすれば 車体がまるで小さくなった様に感じられたので、成功!です。

後は、オーナー(友人)の感想文から、その変化の度合いを読み取って欲しい。

 



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 ● 妖怪ガレージ 持ち込み企画 「Vストローム250 整体編
           Yokai Garage Maintenance Event Report
     「バイクは新車がベストな状態ですか?」という質問で始まったこの企画、
     終わってみれば、車体の軽さだけでなく、燃費向上まで実現しました !


 ● 妖怪ガレージ 持ち込み企画  「ZX-6RR 分解整備編(1) 

     1台のオートバイに、正しい整備とセッティングを行なった記録です
     今回はZX-6RR, 主にフロント周りの整備、オーナー感想文から始まります




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