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いつまでも、楽しく、安全な、オートバイライフの
環境作りに必要な事を、4項目に分けて解説します

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Common sense and insane

オートバイの運転のしやすさや安定感は、サスペションの設定や特性に大きく依存していて、サスペンションはスプリングレート(ばね定数)で基本的な特性が決まります。その為、車両メーカーはスプリングの設定に格別の注意を払い、特にフロントスプリングはマイナーチェンジの度に変更する事も珍しくない程ですが、多くのプロ評論家でさえレートの重要性に関心を示さず正しい知識も持っていません。

Suspension springs play an important role in controlling the maneuverability and stability of motorcycles, so vehicle manufacturers pay special attention to designing the spring rate of front springs. Therefore, replacing springs with aftermarket parts may not always give you good results without your knowledge and understanding.


  FAQ, About Setting the Spring Rate



  日頃から スプリングに関心を持ち交換もしていた Rさん(仮称)が“クリニック”を
  受診された際、他の受診者の車両・MT-09 を同意を得て試乗され、ご自身の車両・
  GSX-R との大きな違いを感じた事をきっかけに届いた質問です



【 質 問 】 Question

クリニックに参加させていただき、少し時間がたち、疑問が出てきました
当日は、自分のバイクの(バネ変更)結果と MT-09の乗った感じの大きな違いは体感できました

疑問
スプリングレート 比較一覧 A

となっており、車体重量はほとんど差がないのですが
これほど、バネのレートが違うのが気になりました  

リヤは、リンクなのでバネレートは変わると思われるが
フロントは、リンクないので・・・なぜそこまで変わるのでしょう?

実際に、私のGSX-Rは、どこまでレートを下げても
いいのか悩んでます

よろしくお願いします
    


解説・スプリングレートについて 5





【 回 答 】・ 簡潔編  Answer / Brief Edition

Rさん、クリニックの受診、お疲れさまでした。

さて、当日に ご自身の車両とは別に、他の方の好意で MT-09 と乗り較べて操縦性に大きな違いがある事から、同じ様な排気量でほぼ同じ車重であるのに フロントスプリングの スプリングレート に大きな違いがある事に気付かれたようですね。

スプリングは オートバイの操縦性や安定性を決定し、それ以上に 乗り味さえ決めてしまう大きな部品ですから、スプリング、特にフロントスプリングのレート(ばね常数)に強い関心を持つ事はとても素敵で大切な事です。 では、幾つかの段階に分けてスプリングレートについて解説をしますが、理解できない事や更に不明な点がありましたら、ぜひ、質問・問い合わせを待っています。
  
解説・スプリングレートについて 3


【 簡潔編・回答 】 ・・・ 主に、フロントスプリングについて解説します

ご存知の通り、スプリングはサスペンションで最も重要な部品ですが、サスペンションが担当している一番大きな役割がタイヤを正しく路面に接地させ、安定性と操縦性を保って安全な走行を保障する事ですから、スプリングの特性によってオートバイの安定性と操縦性が大きく影響を受けています。これは MT-09 の試乗によって感じられた通りです。

では、「なぜ、GSX-R のスプリングレートが高いのか?」 「どこまで スプリングのレート(ばね定数)を下げられるのか」という質問に回答します。

車両によってスプリングレートが異なる事は Rさんが調べていらっしゃる通りですが、なぜ? GSX-R のスプリングレートが 約 34%も高いのか? の理由は、想定している速度域が高いから、だと思います。例えば、サーキットなどで時速 200q程でコーナリングを想定した GSX-R の場合、その領域でも安定性を確保する為には、路面から受ける力が大きくなる高速度域でサスペンションが動き過ぎるのを防ぐ為に スプリングレートを高く設定する必要があったのだと考えられます。

しかし、超高速度域に合わせた設定のスプリングのレートでは、時速 20 〜 60km の 一般道での走行に最適とは言えません。 これは GSX-R よりも低いスプリングレート を採用している MT-09 に試乗して感じられた安定性や思った通りに向きが変わる高い操縦性からも理解してもらえるでしょう。
ですから、時速100 km超 でのコーナリングよりも低い速度域での 安定性や操縦性が大切だと考えるならば、MT-09 と同じスプリングレート (0.75 Kgf/mm)か 0.7 kgf/mm 以下のレートのスプリングを選択するのも有効な対処ですし、一般道使用であれば大きな問題はありません。

次ページ以降、【車種で異なるスプリングレート】【スプリングレートと操縦安定性の関係】などの解説を行ないますので、興味があれば どうぞご覧ください。



           回答オートバイ と ライダーのための“クリニック”担当  小林 裕之






わからない用語は、ページ下段の【用語の解説辞典】で確認できます
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* * * * 次ページは、【車種で異なるスプリングレート】です * * * *


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