このエントリーをはてなブックマークに追加

  GRA

いつまでも、楽しく、安全な、オートバイライフの
環境作りに必要な事を、4項目に分けて解説します

  オートバイ基本講座「心」のページへ移動します オートバイ基本講座「技」のページへ移動します オートバイ基本講座「体」のページへ移動します オートバイ基本講座「バイク」のページへ移動します  

Common sense and insane

日本は、世界的メーカーが4社あり、オートバイ先進国の筈ですが、オートバイを正しく整備・セッティングして、ライディングで楽しむというオートバイ文化は未成熟な国だと言えます。その原因の一端はライダーにありますが、適切な情報提供をしないオートバイメーカーや販売店、メディアなど業界にも責任があります。

Japan has four world-renowned manufacturers, but the motorcycle culture is an immature country where motorcycles are properly maintained and setting, and are enjoyed with proper riding. The cause is partly at the riders, but there is also cause in the whole industry such as motorcycle manufacturers, dealers and medias who doesn't offer appropriate imformation and knowledge to the riders.

  Tuning of the guitar,
  tuning of the motorcycle


『 ギターの調律 』 Tuning of the guitar

ギターを弾いた経験のある人なら誰でも知っている、弦の調律(チューニング)の事を書きます。
GRA ギターの調律、オートバイの調律 1


調律は常識
ギターは、クラシックギター(生ギター)からエレキギターまでの全て同じく、弾く前には必ず 6本(ギターの種類によっては 4本から12本)の弦全てを正しい音程へと調律するのが当たり前の事です。
何故、調律が当たり前の事かと言えば、調律を行なわないと正しい音程の正確な演奏が出来ないからです。
GRA ギターの調律、オートバイの調律 2


調律の方法は、指で押さえない開放弦の音を、以前であれば正確な音程の音叉の音と較べながら行ない、今では専用の電子チューナーを使って、1弦ずつ調律をします。

GRA ギターの調律、オートバイの調律 3 GRA ギターの調律、オートバイの調律 4

また、弦が古くなると調律が合いにくくなったり、響きが少なくなったり、音色も悪くなったりする為、必ず定期的な交換が必要になります。そして、その交換時期は演奏頻度などによっても変わりますが、2週間程度での交換が最適と言われる程です。



『 調律しない場合の危険性 』 The danger when not tuning

けれども、調律をせず正しい音程の音が出せないだけで、綺麗な音楽表現が出来なかったとしても、本人が良ければ構わないのでは? という人もいるでしょう。
バンドの中で弾くとすれば、他の楽器と音程が合わず正しい響きが出せず、不協和音だらけの演奏になってしまうけど、一人だけだったら構わないという考えです。

もちろん、演奏は個人の自由ですから、正しい調律を求めない選択はあり得ますが、実は 大きな危険性が潜んでいる事だけは知っておく必要があります。
それは、調律を正しくしていないと、音楽的な才能をつぶしてしまうのです。

音程が正しくない楽器で演奏や練習をする程に、演奏者は正しい音程の“音感”を身に着ける事が出来ず、“ 音感 ”が狂った演奏者になってしまうのです。そして、正しい音感の耳を持たない演奏者は適切な音楽表現者には決してなれないのです。

だから、ギターを弾く際の弦の調律(チューニング)はとても大切な作業ですし、ギター演奏のインストラクター(指導者)が最初に指導するのも調律なのです。

GRA ギターの調律、オートバイの調律 5




『 インストラクターの役割 』 Role of instructor

この様に、ギターの調律はとても大切ですから、インストラクターがギターの弾き方を教える際に最初に確認する事は調律です。全ての弦が正しい音程に調律されている事は当然の事で、指での押さえ方で変化しやすい音程や響きまで一つひとつ聞き分けて、それを正しい音程や音色になる様に指導するのがギターのインストラクターの大切な役割の一つです。

演奏の音を聞いて、音程や音色を聞き分ける事は決して特別な事ではありません。
それは、ギターに限った事ではなく、あらゆる弦楽器や管楽器、打楽器まで、すべての楽器演奏の指導や指揮する人達は必ず備えている能力です。楽器一本ずつ、音の一つずつ音程の狂いを聞き分けて指導・修正する事は、音楽表現以前の基本なのです。

参考までに、通常構成人数が 70〜100名になる交響楽団の場合でも、彼らを指揮する指揮者は一人ひとりの楽器と奏法による音程の狂いを聞き分けられるものです。

GRA ギターの調律、オートバイの調律 6





『 オートバイの調律 』 Tuning of the motorcycle

では、ギターとオートバイでの調律を較べてみましょう。
実は、オートバイにはギター以上に調律(調整・セッティング)を行なう箇所が多くあるのですが、とても残念な事に、調律は軽視され無視されているのが現状です。

オートバイで必ず行なうべき調律(調整・セッティング)は、前後タイヤの空気圧調整に始まり、リアサスペンション の プリロード調整、ブレーキレバーやペダルの高さ(角度)調整、フロントフォークの整列、前後タイヤの整列、ドライブチェーンの最適あそび調整など、数多くあります。が、比較的、浸透している調律(調整・セッティング)はタイヤ空気圧の調整ぐらいです。

これは、決して小さな問題ではありません。
ギターの調律が狂ったままでも他の人に迷惑を与える事は多くありませんが、オートバイの場合は違います。オートバイの調律(調整・セッティング)が狂ったままでは、適切なライディング技術が身に着き難いだけでなく、最悪の場合には事故を誘発する可能性を大きくする原因になります。つまり、安全性や人命にも関係するのです。

こうなった原因の一端はメーカーの情報公開の不足です。
例えば、リアサスペンションのプリロード調整の場合、ライダーの身長・体重別に推奨調整位置を開示する事は容易なのですが、車両オーナーだけでなく販売店側にも開示していません。 他の調整項目も同様な状態で、とても安全性を謳う会社が行なうべき事ではありません。

同様な事は、ライディングを教えるインストラクターにも言えます。
ギターのインストラクターは調律の狂いを最初に指摘するのに、オートバイの場合には調律が狂っていても分からないインストラクターが大半なのです。例えば、タイヤのエア圧が 最適値から 0.4 sf/? (約 40 kPa)ずれていれば、オートバイ本来の動きをしなくなるのですが、安全運転指導が専門のインストラクターであっても、そのずれを見て感知して指摘できる能力を持つ人は決して多くはないでしょう。
同様に、エア圧以外、他の箇所の調律が取れていなくて、バランスが崩れた動きをしているオートバイをレッスン等でよく見かけるのですが、殆どのインストラクターはその動きがオートバイの調律狂いによるものと分からず、ライダーに対してライディング操作でその動きをカバーさせる指導が一般的なのです。
その様な指導は、決して優れたライダーを育てられず、誤った“ライディング感”を広めてしまうのですが、誰もその事に気付いていないのが現状です。

ただ、こういう現状を決して悲観だけをしている訳ではありません。
これらオートバイの特性や調律の必要性を認識した上で、一人でも多くの人が関心を持ち、例え時間が掛かっても、オートバイの調律の必要性やその調整・セッティング方法が広まっていく事を、ただただ強く願っているのです。

Very unfortunately, the importance of adjusting the motorcycle correctly is hardly recognized.
Because adjusting of a motorcycle is to be related to safety big in a limit of human life by a case, a vehicle manufacturer has the responsibility to which right adjusting recommended value is announced officially.
Similarly, riding instructors need the ability to see through poor adjustment of the motorcycle, but in most cases, they have very little ability and they mislead the riders into making corrections through riding maneuvers.
Tuning is a common sense for guitars, but we strongly hope that the correct adjustment of a motorcycle is recognized as a more important common sense because it is a motorcycle related to human life.  




● 次ページで『 自転車のフィッティング 』を解説します

わからない用語は、ページ下段の【用語の解説辞典】で確認できます
「質問」を送信される方には説明を返信しますので、利用してください


前ページへ移動します
次のページへ移動します



  ご質問やご提案は右のボタンをクリックで送信を!
電子メール送信用のウィンドウが開きます。 ご連絡をお待ちしています!♪

メニューページ へ移動します サイトマップページへ移動します
GRA代表・小林 紹介のページへ移動します

オートバイの基本講座のページへ移動します
用語辞典へ移動します

ポリシーページへ移動します
コラム一覧ページへ移動します
前ページへ戻ります

許可無く転載することを禁じます / Copyright GRA All Rights Reserved.