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  GRA

いつまでも、楽しく、安全な、オートバイライフの
環境作りに必要な事を、4項目に分けて解説します

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Common sense and insane

オートバイ ライディングの基本は、リア サスペンションにあります。
バンク角をコントロールして旋回するのも、アクセル操作で駆動力のコントロールをするのもリアタイヤ(ホイール)ですが、そのリアタイヤを路面にきちんとグリップさせ機能させる役割は、“ リア サスペンション ”の担当だからです。
リア サスペンションの正しいセッティングは、タイヤのエア圧調整に次いで、オートバイにとってとても大切です。この講座を参考に、いつまでも、楽しく、安全なオートバイライフを目指して、適切なセッティングを施してやりましょう。

The basis of the motorcycle is the rear suspension. Let's do appropriate
setting it, for safe and comfortable riding..


  Preload Setting of the
  Rear Suspension


7.『 測定の準備 』 Preparation of Measurement

プリロード調整を行なう為には、オートバイの今の状態を正確に測定する必要があります。最初に、オートバイを測定した結果から、今の状態で、あなたに合ったプリロード調整になっているのか、またはなっていないかの確認をしましょう。

測定にお勧めの機材等は以下の通りです。
  〇 ガムテープ(布製 / 黒色以外)
  〇 筆記用具(ボールペンまたは細マーカー)
  〇 メジャー(金属製巻尺)
  〇 複数名のヘルパー (可能であれば)

また、慣れていない場合は、測定をサポートしてくれる人を複数名手配する事をお勧めします。特に、フルボトム位置の測定には、体力のある大柄な男性が3名ほど手配されるのをお勧めします。
ヘルパー役の人が手配できない場合の測定方法は、次々ページで案内します)



8.『 0 G時の車高の測定 』 Measurement of 0G position

オートバイの リアサスペンションが伸びきった状態( 0 G時 )にして、その時の リアホイール中心部(アクスル部)とその上部の車体との距離(車高)を、次の手順に沿って測定をします。

 〇 測定ポイントのマーキング Marking of the measurement point

  下図の様に、リアタイヤ(ホイール)の真上付近にガムテープを貼り、
  貼ったガムテープの任意の場所にマーキングをします。

GRA リアサスペンション プリロード調整 0G時の測定

 〇 リアタイヤを浮かせる(0G状態に) Float the rear tire

  次に、センタースタンドがある車両は、センタースタンドを架けてリア
  タイヤが地面から離れた状態にします。
  センタースタンドの無い車両は、下の画像の様に、サイドスタンドを
  使ってリアタイヤを地面から離します。

 <注意!> スイングアームをジャッキアップするレーシングスタンドでは、
  リアタイヤを浮かせる事はできますが、リアサスペンションを伸び切った
  状態にならないため、0G 時の車高の測定には使えません。

GRA リアサスペンション プリロード調整、0G時車高、簡易測定方法

 〇 0G時の車高を測定
 Measure the height at 0G

  リアホイール中心部からガムテープに描いたマーキングまでの距離をメジャー
  でミリ単位まで測定して、「0G時の車高」としてメモに記録しておきます。



9.『 フルボトム時の車高の測定 』 Full bottom position

次に、リアサスペンションが縮み切った状態(フルボトム時)にして、その時の車高を測定します。

 〇 リアサスペンションを最大限縮める
 Make
the rear suspension fully bottom

  スタンドを外し、オートバイを直立させた状態で、リアシート部に大きな
  荷重(2〜3名がリアシードに座り、他は補助的にテールカウル付近を押す)
  を掛け、リアサスペンションを最大限に縮めます。

GRA リアサスペンション プリロード調整、フルボトム時車高の測定


 〇 フルボトム時の車高を測定 Measure the height at full bottom

  この時、リアホイール中心部からガムテープに描いたマーキングまでの
  距離をメジャーでミリ単位まで測定して、その数値を「フルボトム時の
  車高」としてメモに記録しておきます。

 <注意!> ここで説明した「フルボトム時の車高の測定方法」は、小型の
  車両であれば成人男性3〜4人の体重と力で可能ですが、測定が不可能な
  場合には、この作業はキャンセルして次へ進みましょう。
  (「メーカー公表値の利用」でカバーしましょう )

GRA リアサスペンション プリロード調整、測定の様子




10.『 ストローク量の計算 』 Calculation of stroke amount

測定した 「0G時の車高」と「フルボトム時の車高」を使って、あなたのオートバイのリアサスペンションのストローク量(ホイールストローク)を計算して、算出した数値はメモに記録しておきます。

リアサスペンションのストローク量
      = 「0G時の車高」-- 「フルボトム時の車高」
 

車両のリアサスペンションの働きにより、リアホイールが上下に移動しますが、その最大移動量(ホイールトラベル)の算出方法は、 測定した「0G時の車高.」から
「フルボトム時の車高.」を引き算して求めます。




11.『 メーカー公表値の利用 』 Use of manufacturer published value

「フルボトム時の車高の測定」で説明した方法での測定が難しい場合には、車両メーカーの広報資料などから、公表されているリアのホイールトラベル量を調べて、それをリアサスペンションの“ストローク量”として利用しましょう。

公表されているリアのホイールトラベル量は、車両形式や設計年代によって異なりますが、現代のオンロード車両の場合には、120 〜 130o 前後が一般的になっています。

 <注意!> 「0G時の車高」は、リアサスペンションの最適なプリロード調整
  に必要ですから、「0G時の車高」は測定します。

 <注意!> メーカーが公表する数値は不正確な場合がある事が知られています
  ので、より適切な調整をしたい人には「フルボトム時の車高の測定」を強く
  お勧めします。


< 解説文章と画像 :小林 裕之
 < texts and images : Hiroyuki Kobayashi >
 



● 次ページで『 乗車時の車高の測定 』を解説します

わからない用語は、ページ下段の【用語の解説辞典】で確認できます
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