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  GRA

いつまでも、楽しく、安全な、オートバイライフの
環境作りに必要な事を、4項目に分けて解説します

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Common sense and insane

オートバイ ライディングの基本は、リア サスペンションにあります。
バンク角をコントロールして旋回するのも、アクセル操作で駆動力のコントロールをするのもリアタイヤ(ホイール)ですが、そのリアタイヤを路面にきちんとグリップさせ機能させる役割は、“ リア サスペンション ”の担当だからです。
リア サスペンションの正しいセッティングは、タイヤのエア圧調整に次いで、オートバイにとってとても大切です。この講座を参考に、いつまでも、楽しく、安全なオートバイライフを目指して、適切なセッティングを施してやりましょう。

The basis of the motorcycle is the rear suspension. Let's do appropriate
setting it, for safe and comfortable riding..


  Preload Setting of the
  Rear Suspension


14.『 一人でプリロードロード調整 』 Pre-load adjustment alone

では、一人で リアサスペンションの“プリ ロード調整”をする方法を解説します。

ここでは、一人でプリロード調整する方法と注意点だけを解説しますので、サスペンションの伸び切り時の車高(0G時車高)や、フルボトム時車高、または ストローク量については、前ページまでの解説を参照してください。
  

〇 メジャー(巻尺)の装着  Mounting of the measure

GRA、リアサスペンション、一人でプリロード調整 1
GRA、リアサスペンション、一人でプリロード調整 2

  リアタイヤ(ホイール)中心部の付近に、メジャーの端部を、ガムテープ等
  を使って固定します。
  

〇 測定部にガムテープ貼り Tape for measurement

  測定する箇所をマーキングするため、ガムテープを貼ります。
  ガムテープを貼る場所は、一人だけで確認ができる、リアシート上面がお勧
  めです。
  

GRA、リアサスペンション、一人でプリロード調整 3
GRA、リアサスペンション、一人でプリロード調整 4

  マーキングするためのガムテープの位置は、メジャーを上下方向に真っ直ぐ
  か少し前傾させた時、測定しやすい場所を選びます。
  そして、適当な場所に、マーカーなどでマーキングをします。
 

〇 伸び切り時の車高(0 G時)の測定 Height measurement at 0G

  オートバイのサイドスタンドを出して、そのサイドスタンドを支点にして、
  オートバイを左側に傾けて、リアタイヤ(ホイール)を路面から離します。
  


  この時、マーキングした場所でのメジャーの目盛を読み取り、その数値を
  mm単位 で 書き留めます。

  

GRA、リアサスペンション、一人でプリロード調整 6

   <修正します
     上の画像では シート中央部でマーキングしていますが、後に行なう作業
     (乗車時の車高測定)を考慮すれば、読み取りやすい シート端部(画像手前側)
     での マーキングを勧めます。
        
     

〇 乗車時(1G'時)の車高測定  Measurement of height when riding

  ここが一番のポイントです。
  オートバイに乗車して、両足をステップの上に置いて、オートバイを直立
  させた状態で測定を行ないます。

  そのため、乗車している状態で、直立状態を腕で支えるため、オートバイ
  を壁面の側などへ移動させます。その時、前ページで解説している通り 、
  路面(地面)は水平な場所を選びます。


GRA、リアサスペンション、一人でプリロード調整 7

  乗車状態のまま、顔を後に向けて、マーキングした場所のメジャーの目盛
  を読み取ります。


GRA、リアサスペンション、一人でプリロード調整 8

  直立さえている間、より正確な測定の為に、可能な限り、支えている腕や
  手に大きな力をかけない様に注意します。
  

〇 沈み込み量の確認  Confirmation of the depressed amount

  基準とする“沈み込み量”の計算には、リアサスペンションのストローク量
  が必要ですが、一人でプリロード調整をする時は、フルボトム時の車高の測
  定が出来ないため、実車でのストローク量の計測はできません。

  そこで、リアサスペンション の ストローク量は、メーカー発表の リア
  ホイールトラベル(ストローク)量の利用をお勧めします。
  メーカー発表の リア ホイールトラベル(ストローク)量は、その車両の
   サービスマニュアルか、公表資料が掲載されている Webサイトで調べます。

  <注意!> 公表されているリアのホイールトラベル量は、車両形式や設計
    年代によって異なりますが、現代のオンロード車両の場合には、120
     〜 130o 前後が一般的になっています。

      *  *  *  *  *  *  *  *

  測定した 伸び切り時の車高(0G時車高)から、ストローク量の 1/3 の量を
  引き算した時の数値と、乗車時車高(1G'時車高)の数値とを比較します。
     

GRA、リアサスペンション、一人でプリロード調整 9

   <修正します
     上の画像では シート中央部でマーキングしていますが、振り返って目盛りを
     読む作業を考慮すれば、読み取りやすい シート端部(モデル側 / 手前)への
     マーキングを勧めます。


   
  もし、乗車時の沈み込み量が、ストローク量の 1/3 になっている場合には、
  目標の「基準」に合っていますし、1/3 になっていない場合には 次ページ

  で解説している プリロード調整を行ないます。

  <注意!> どちらの場合でも、現在の リアサスペンションの調整位置
    (後述:プリロード アジャスターリング の調整位置)は必ずメモ
    しておきます。

  <注意!> この調整作業で合わせる 1G'時車高は、「基準」として覚えて
    下さい。調整した後で走行してみて、必要に応じて、ここで求めた
    基本調整 を基準にして、例えば 調整用リング (後述: プリロード
    アジャスターリング)を 1段階調整とか、約 10度 プリロード量を
    増やす調整をするなど、後々の調整の際の基準だという事を覚えて
    おいてください。
    決めた基準から、何ミリ とか 何段 という具合に調整を進めるのが
    整備・セッティングの基本的な進め方です。

  <補足> この 乗車時車高(1G'時車高)の測定時には、リア用のレーシ
    ングスタンド を使用すると簡単に測定が行なえます。
  

  さあ、次のページの解説を参考に、プリロード量の調整をしましょう。




< 解説文章と画像 :小林 裕之
 < texts and images : Hiroyuki Kobayashi >
 






次ページで 『 プリロード量の調整 』を解説します

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