このエントリーをはてなブックマークに追加


オートバイ基本講座「心」のページへ移動します オートバイ基本講座「技」のページへ移動します オートバイ基本講座「体」のページへ移動します オートバイ基本講座「バイク」のページへ移動します


 トラ君・闘病記 (妖怪のつぶやき より)

その7)



『 9月26日、移植臓器の選択


実は、“移植臓器”は精密検査の結果が出る以前から手配済みだった。
9月10日、バッテリーの再三の交換にも関わらず、同じ病気が更に進行している事を思い知らされた反動で、翌日には 他車用のユニットを幾つか発注していたのだ。




二週間ほどで届いた“移植用臓器”は、(1)ヤマハFZ-1やFZS1000 等用の汎用品、 (2)ホンダやヤマハ、スズキ 用の汎用品、(3)ホンダ VFR750F や VTR250 等用の汎用品だ。純正部品とは違う、同等性能を謳っている流通品だ。

これら「レギュレーター&レクチファイア」は、殆どのオートバイに必ず装着されている装置だけど、基本的な機構が 30年以上変化していないので、基本構造はほぼ同じだから
他車種への移植は可能なのだ。 ( ・・と 信じている ♪ )
因みに、これらの価格は Amazon 経由で 2,000 〜 3,000 円と、国産車用純正部品の
5,000 円 〜 と較べてもお得だった。

でも、幾つかの種類のユニットを購入した理由は、どれが一番確実に性能を発揮できるかを確認したかったのと、予備品も欲しかったからだ。

そこで、購入したユニットを“精密検査”をしてみると ・・・・




(2)の 汎用型 12V ホンダ、ヤマハ、スズキ用 が マニュアル通りの結果となった。

「 なぜ?  同じ機構・構造だったら 同じ結果になる筈なのに ・・・ ?」
「 30年前とは違って、機構に多少の変化・進化があったのか ? 」



気になるけど仕方ない。
それらのユニットの正常な検査値は、それらの車種のサービスマニュアルにも記載されていないから、確かめようもない。

もう一つ気になるのは、精密検査で満点だった(2)のユニットには 用途の判らない配線が2本もあるけど、車両側には対応する配線が無いので、無視しなくてはいけない事だ。
しかも、成績満点の(2)だけ 配線が細くて、他のが 純正品を含めて 2.0 sq の太さなのに、1.25 sq しかないのだ。

「 まあ、悩んでいても仕方ない ♪」

手配したどのユニットも純正品仕様ではないから、配線のカプラーの形式は異なる。
流用移植する為には、車両側のカプラーに合うように配線の改造が必要だ。
だから、折角の機会なので、全てのユニットの配線の改造も行なって、全てを装着テストをしてやるつもりだ。

もちろん、装着位置は熱いエンジン背面ではなく、シート下に設置するのは当然だ。

「 さあ、週末の加工&移植が楽しみだ 」
「 10 q以上、走れるようになるかな ?」



<つづく>



解説記事と画像 :小林 裕之
  
Texts and images : Hiroyuki Kobayashi



わからない用語は、ページ下段の【用語の解説辞典】で確認できます
「質問」
を送信される方には説明を返信しますので、利用してください

前ページを開く
次のページへ移動します







クリエイティブ・コモンズ・ライセンス ページ中の画像は クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 改変禁止 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています
文章等は許可無く転載することを禁じます / Copyright GRA All Rights Reserved.