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私達・NPO法人GRAは、安全で楽しいオートバイライフを過ごすには、自らモラルを持って社会に接する事が最も大切だと考えています。そうして、一人ひとりが社会の中でモラルを育てる事こそ、人として一番必要な事の一つだと信じています。


 事故現場での インモラル

妖怪のつぶやき より転載)



『 モラルとは、育てるもの 』


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“モラル”とは、“ 他の人に対して、精神的に、肉体的に、物質的に、そして金銭的に、損害リスクを与えない事 ”だ。

それは、画一的に教えられる道徳ではなく、宗教的な教義でもなく、一人ひとりが社会生活の中で考えて実践し、その中で育むべきものだ。
同時に、大人であれば社会の“モラル”も育む責任を負っていると自覚すべきである。

野次馬の様に、ただ何もせず非難をするだけの人は、責任を果たそうとしている人の心を傷つけ挫く存在だし、生死にかかわる人が居ても、責任を負う事もしない無責任の人でしかない。だから、そういうモラルに反する行為はしないように!と、自分自身の教訓にして生きていくのは決して悪くはない。

しかし、それだけでは足りない。



GRA、モラルを求めるのは人のため、社会のため

 
そもそも、「他の人の迷惑になる事はしない」のは当たり前の事。
しかし、そう思っていても常に出来るとは限らない事は誰もが自覚している事だ。
思っていても出来ていない場合や、気付かず出来ていない場合には、周りの人が注意や指摘をしてサポートするのも当たり前の事だ。

まして、それが人の生死に関する事、“モラル”に反する事であれば、何らかの注意を促したり指摘をする事は、社会のモラルを育てる事に他ならないのだ。
他の人に注意を促さず、見て見ぬふりをするのであれば、それも“ モラル ”に反している事、つまり“ インモラル ”だと言えるのだ。


GRA、いざという時こそ、本当のモラルが問われるもの


けれど、それは簡単に出来るものではない。
事故の現場で、他人の生死や損害を無視した“モラル”に反した言動を目にしたとしても、その時に注意を促すのは容易な事ではないからだ。
だから、日頃から小さな事への注意や指摘を始めて、他の人への伝え方を磨いてこそ、本当に大切な場面で、他の人の“モラル”を呼び起こせる能力が身につくものだ。

実は、そういう過程を通じていった時に、自分自身の中の“モラル”を育て上げていく事に繋がっている事も実感できるものだ。
40年遅れになったけど、今の僕なら、あの時、停車していた人、そしてパトカーで来た警官の人たちに、こう言っただろう。

  「 この人は出血がひどく、一刻も早く病院へ搬送する必要があります 」
  「 この人の命を救うため、あなたの車で運んでもらえませんか 」


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