よく使われる言葉で「 お客様は神様です 」という言葉があります。
以前、国民的人気を誇った男性歌手がステージ上で発してから有名になり、当初の意図とは異なった解釈が一般的になった言葉ですが、日本では生活の様々なところに深く浸透しています。
モノを販売する販売業からサービス業に携わる人は当然の事、芸能から芸術、文学に至るまで、お金を払う人を “神様” と崇め、人気を得るために “神様” の歓心を媚び、その声に耳を傾けようとする一面があります。
一方、おものてなしの国と言われる国でさえ、この “風習” は決して良い事ばかりではない事は明らかです。
対価を支払いさえすれば、何かにつけて「お客さまを何だと思っている!」という言葉を振りかざし、言葉や行動で威圧するのが日常茶飯事になっているのを目にします。
店員への暴言や乗務員への暴力行為、学校へのモンスター行為だけを指しているのではありません。 言動に出ないまでも、この国では大半の人の心に染みついている意識であり言葉なのです。
では、私達・GRAでは 参加者を “神様” として扱うのか? 単刀直入に答えれば、誰であっても “神様” 扱いはしませんし、“仏様” 扱いもしません。 それは、イベント参加費を支払う参加者はもちろん事、参加常連者であっても、運営統括責任者であっても特別扱いはありません。
ただ、私達は、一人ひとりの考えや意見を公平に尊重すると同時に、全員に対してイベント運営趣旨への理解と尊重を求め、一緒に参加責任と運営責任を担う事を求めています。
これは、1991年の GRA発足以降、基本的に変わらぬポリシーです。
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