■ 撮影日・条件 ■ Shooting date and riding conditions
撮影日 / Date |
2019年 9月 8日
September 8, 2019 |
12:00( 晴れ / Sunny ) |
路面温度 /Road
surface temperature |
37 ℃ (日向 / Light) |
31 ℃ (日陰 / Shade) |
タイヤ表面温度 / Tread
surface temperature |
フロントタイヤ/ Front tire |
41 ℃ |
リアタイヤ / Rear tire |
47 ℃ |
走行条件 / Condition |
ブレーキ は 使用せず
Brare is not used
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アクセル は 使用
Throttle operation is performed |
走行内容 / Content |
ブレーキは使用しない“基本練習走行”、 1本サークル走行、
9mピッチ 2本オーバル走行、9mピッチ 4本四角パイロン走行
Basic practice riding without any brakes |
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【 フロントタイヤ、画像と解析 】 Front tire image and analysis

〇 トレッド中央部 : タイヤの向きに対して 90度の向きの摩耗痕はあるが、他の部分との
比較でも明らかな様に、その量は僅かである事からも、フロントブレーキによるもので
は無く、アクセルOFF時の荷重移動によるものと推測できる
〇 トレッド中央外側 : 中央部からトレッド外側へと移る場所に、タイヤの向きと平行な
摩耗痕があるのは、この部分では遠心力に応じた旋回・摩擦力だけが働き、バンキング
ブレーキの力が働いていないと推測できる
〇 トレッド外側 : 端部に至るまでの間には、波状の摩耗痕ではなく、六角形状 に見える
摩耗痕が残っていて、旋回・摩擦力とバンキングブレーキの力が混ざり合っている為に
つぶれた六角形の様な形が残っていると推測できる
〇 トレッド端部 : 端部には、タイヤの向きに対して約 35度 の角度で摩耗痕が残っていて、
ノーブレーキでの基本練習であっても、バンキングブレーキによる旋回力を利用している
結果と考えられ、ブレーキを使った場合には 35度 以上の角度の摩耗痕が残る推測される
【 リア タイヤ、画像と解析 】 Rear tire image and analysis

〇 トレッド中央部 : フロントタイヤと同様に、他の部分と較べて摩耗痕の大きさは小さく、
ブレーキを使わない基本練習を示していると同時に、真っ直ぐに直立させた状態での加速
は殆ど行なっていない結果だと推測できる
〇 トレッド中央外側 : 中央部からトレッド外側へと移る場所に、タイヤの向きに対して
90度 より小さな 80度 程の角度で摩耗痕が残り、進行方向への 加速と同時に旋回を
行なっている結果だと推測できる
〇 トレッド外側 : トレッド外側へ視線を移すと、摩耗痕の角度は 80度 から 60度 ほどに
変化していて、中央外側よりも、加速時の旋回の役割を多くこなしている事がわかる
〇 トレッド端部 : 端部になると、摩耗痕は中央外側部などとは逆の向きになり、明らかに
バンキングブレーキによる 減速 による結果で、ノーブレーキでの基本練習であること
から、効果的な旋回ブレーキ力を利用出来ている結果と推測され、ブレーキを使った
場合には、この 約 50度 よりも大きな 60度前後になると推測できる
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