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発展途上報告書

『 
2006年度 GRA活動趣旨 活動報告書 』

2006年7月25日発表書類
■ 発展途上報告です!

1991年1月の発足以来、数多くのイベント開催を成功させ、ジムカーナ活動を通じてのライディングテクニックや安全運転技術の向上だけでなく、イベント活動の自主開催というやり方を全国各地へ広め、独自のジムカーナ文化の創造してきた私達・GRAですが、更なるオートバイの社会的な認知度の向上の為に活動の見直しの必要にせまられていました。
そのため、2005年2月より『第2期・脱皮計画』をスタートさせて、更に新しい活動のスタイルを構築して、より多くの方々へより良い影響を与えられる活動を目指しております。
この『第2期・脱皮計画』を開始させて1年以上が過ぎ、ようやく新しい歩みも順調に成果を出しつつあります。いまだ発展途上中ですが、皆様には少しでも私達・GRAの活動について知っていただきたいので、ここにご連絡申し上げます。
(NPO法人として内閣府に申請・受理されております)
 
■ 発見! ライダーが元凶

そもそも、GRAは非営利の任団体としてオートバイを使うモータースポーツ:ジムカーナを社会的に浸透させる活動を長年行ってきました。そして、その活動を広げていくに従い、またイベント会場の使用交渉から警察や消防署への後援・協力要請など、社会との関わりを深めていく中で、三つの大きな“障害”を発見しました。その“障害”はGRA活動の見直しせざるを得ない理由となったほどに大きな問題ですので、ここにその三つの“障害”を紹介致します。


  1. 「 オートバイの社会的な認知度の低さ 」
    社会的なオートバイあるいはライダーに対しての評価の低さと言い換えて良いでしょう。
    社会の中で活動を行なう際には、どんな場面であっても <危ない> <うるさい> <不良または暴走族> などの評価がつきまとい、様々な面で活動の妨げになっています。


  2. 「ライダーが元凶」
    古くはカミナリ族から暴走族、ローリング族、峠族など、オートバイの悪い印象は社会的にも深く根付いていますが、これらの原因を作ったのは全てライダーそのものだという事です。 そして、今なおライダー達は一般路上で走行マナーや駐車マナー、そして何よりも騒音の大きさなどで、低い評価を更に下げ続けている事に改めて気付かされたのです。


  3. 「参加ライダーが活動を壊している」
    イベントへ参加するライダーは、開催運営団体が営利・非営利の区別無く、活動趣旨がどんなものかさえも注意を払わず、“走りたい”“うまくなりたい”“楽しみたい”という気持ちを強く抱き開催団体に対してその趣旨を外れた様々な要求をしたり、単なる“走る場”として利用を行なうものが多いのが現状です。そして、それらライダーの存在はイベント活動の意義を無にしたり、様々な問題を発生させて会場の利用ができなくなる恐れさえある事に直面しました。
    これらの“障害”と対峙した私達は、活動趣旨を無視して利用するだけの参加者・ライダーをイベント活動を通じて多く輩出してきた事や、社会的な認知度を高める必要なライダーを育ててきていない事を大いに悔やみ、それと同時に今までのイベント活動とは決別することを誓いました。
    そして、今後は“走りたい”“うまくなりたい”だけでなく、ライダーの社会的責任や社会的マナーをレベルアップさせるための活動を行なっていくことを決定しました。
    これが『第2期脱皮計画』の始まりでした。



 


 

■ 人の意識を変え 社会を変える
改めて申し上げますが、社会的な認知度を向上につながらないばかりか、運営活動の妨げになるライダーも多く生み出してしまったイベント開催だけが主体の活動を今後は行ないません。現在そして今後も、人・ライダーの意識を啓蒙して社会的な責任やマナーをよりしっかりと身につける人(ライダー)を増やす活動に力を注ぎ、ひいてはオートバイやライダーの社会的な認知度を高める事を目標にしていきます。
そして、その目標を達成させる為に、現在は次の四つの活動をメインにして運営しております。
  1. ウェブサイトでの展開
  2. メーリングリストでの展開
  3. イベント開催活動
  4. ミーティング展開



■ 4本の活動の柱とは
GRAとして重要と考えている順に、4本の活動の柱の内容を説明致します。
  1. ウェブサイトでの展開
    インターネットを利用したウェブサイト(ホームページ)を利用してGRAの活動趣旨を広く告知していく活動です。NPO法人となり社会的にも大きく貢献する事を約束した団体として、過去に例が少ない程に斬新な活動方針をウェブサイト上でのわかりやすい告知活動を行ないます。そして、全国の各地で同じ思いを抱いてる方や、“共感”してくれる方を広く募るなど、意識の輪を広げていきます。
     


  2. メーリングリストでの展開
    メーリングリストとは、会員制のインターネット上で意見や情報の交換を行なう場のことです。日頃からGRA活動運営を担っているスタッフと活動趣旨に強く“共感”される方を結ぶ意見や情報交換の場として活用します。これによって、意見や意識の研鑽や共有を図り運営活動スタッフの充実をしていきます。(近日、このメーリングリストは会員登録を募集しますので、興味ある方はGRA公式ウェブサイトのチェックをお願いします)
     


  3. イベント開催活動
    インターネット上だけでなく、実際にオートバイを通じて触れ合うことは大切です。しかし、過去のイベント内容は踏襲せず、技術の向上だけに偏らず、ライダーの社会的責任意識やマナー意識の向上もテーマに入れた内容で行なっていきます。
     


  4. ミーティング展開
    人・ライダーの意識を変えていくためには、インターネット上での展開やイベント開催活動だけでは充分に伝わらない事も多くあります。それを補う活動がミーティングです。
    長年継続してきた年2回開催の『GRAミーティング』の他に、2ヶ月毎に開催の『定例ミーティング』、そして運営スタッフの業務分野や地域毎に『各種・各地ミーティング』を各地で開催して、GRA活動をスムースに進行させる事を目指しています。
    ちなみに2006年度の年間ミーティング開催回数は合計120回を超える見込みです。


 

 

■ ウェブサイト展開予定
現在は少しずつ構築を始めている段階です。順次、新しい提案や意見を掲載していく予定ですのでGRA公式ウェブサイト ( URL http://gra-npo.org/ ) をチェック願います。また、ウェブページ作成などを協力しておこなってくれる方も募集していますので、よろしくご検討願います。
 
 メーリングリスト展開予定
現在は運営活動スタッフを中心にしてメーリングリストは運用しておりますが、近日中には登録会員を公募して、私達・GRAの活動に賛同していただける方と一緒に意見や情報の交換を通じて、この活動を更に伸ばしていきたいと考えておりますので、是非メーリングリストへの参加をご検討願います。
 
■ イベント開催活動予定

2006年度のイベント活動は全国各地を転戦する『GRAツアー』と練習会形式の『スポーツライディング ジム』の二つをメインとして、他には『合宿』イベントも計画しています。

 

GRAツアー

全国各地を巡って、各イベント毎の獲得ポイントの合計によって年間チャンピオンや最優秀選手などを表彰するシリーズ戦です。クラス分けは参加者のライディングスキルのレベルによって行ない、獲得ポイントは順位だけでなく年間を通じてのスキルアップの度合いによっても大きくなるように設定してあるため、一年間を通じてしっかりと励んだ方がチャンピオンになるチャンスが大きくしてあります。
ただし、GRAの活動趣旨に合わせて社会的な責任や意識を啓蒙する企画も組み込み、人の意識を変えることを目的にすることに変わりありません。

スポーツライディング ジム

練習会形式のイベント内容ですが、技術向上だけの内容に偏らないメニュー編成として、社会的にバランスの取れたライダー育成の場を目指して開催するイベントです。「」 「」 「」 「バイク」 の4つのテーマを掲げ、それぞれの分野でのレベルアップを狙った企画になっています。具体的には、社会的責任やマナーをテーマに意見を交わす「」の企画、テクニック分野別に分析を行なう練習の「」、より良い体調を保ち続けるための「」、そしてライダーとオートバイのより良い関係を築くための整備&セッティングを行なう「バイク」の企画ですが、毎回異なる内容で開催しますから、参加回数を重ねる度にライダーに磨きをかけることのできる内容となっています。

 

■ ミーティング開催予定
人と人とが直接顔を合わせて話し合うからこそ伝わる“心”や“考え”もあると考えております。可能な限り各地で多くのミーティングを開催していきたいと考えておりますので、各地にお住まいの方でも「ミーティングを開催して欲しい!」という気持ちが溢れた場合には、是非お知らせください。





  
  

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