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( 1999年2月  発表資料 )

未来の為に
   

日頃から皆さんに支えて戴いているGRA活動は、お蔭様で発足以来8年間の永きに亘り安定した成長を残してまいりました。
発足以前の楽しい体験や苦い経験を活かし、『ジムカ−ナ』を自立したモ−タ−スポ−ツの一つとして安定させ、数々の関連イベントを企画開催し、ジムカ−ナ文化を創造して広め、この社会で立派な市民権を得る為に活動してきました。
このGRA活動の成果には、積極的にマスコミに働きかけ二輪雑誌に初めてジムカ−ナ記事の掲載が実現して全国のライダ−にジムカ−ナが注目される様になり、また当時は殆ど大会しか開催されていなかった時代に初めてレッスンの開催を始め、今では様々な内容のイベントを年間30回ほど開催するに至り、また全国をシリ−ズ戦で転戦してジムカ−ナの輪を広げるグランプリシリ−ズさえ企画開催するまでになり、イベント開催数とその内容および質ともに日本を代表する団体となっています。そして、現在日本各地で様々な団体が大会など多くのイベントを開催していますが、ここに至るまでにはGRA活動が大きな影響を与え続けてきたものと自負しております。
しかしながら、ジムカ−ナ界の現状と今後の発展を考えた場合、私はある種の閉塞感を感じています。それは、無秩序な自己中心的世界の追求のみに関心を払い、今後5年また10年後を見据えた行動を取ろうとしないジムカ−ナ関係者が数多く見られ、彼らはオ−トバイやライダ−に対する社会的理解度のみならず、ジムカ−ナの社会的認知度を高める努力を殆どしていません。その為、このままジムカ−ナ人口が増え続けるならば、バイクやモ−タ−スポ−ツに対して偏見が残るこの社会との軋轢を生み、その軋轢はジムカ−ナ文化の創造を目指して行なっている私達のGRA活動に対して、やがて大きな障害となってしまう可能性を否定できません。
これらの状況の中でより実り多き発展を今後も得る為に、GRA活動は明らかに変換すべき所に来ており、その新たなる目標は更なる質の向上につきるといえます。 このGRA活動をより高い志を持つより多くの方々の協力を集めて進めて行くのです。そして、開催イベントの多さや企画内容の多様さのみならず、運営技術の高さとそれを支える方々の人格によってこのジムカ−ナ活動をこの世に知らしめていくのです。
この変換を成し遂げる為には、今まで以上の更なる努力と2年近い期間が必要となるでしょう。が、無事に成し遂げる事ができれば、全国のジムカ−ナ団体・関係者のよき見本となるだけでなく、オ−トバイとは全く無関係の様々な団体にとっても活動見本となる事も夢ではないでしょう。

そして、その時には日本だけでなく世界へ『ジムカ−ナ文化』が広がっている事でしょう。 どうぞ、夢高き方、あなたの力をお貸し下さい。

GRA 代表 小林 裕之  

PS .資料をお届けしました。ご覧下さい。





  
  

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