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イベント名 スポーツライディング ジム
開催日 2008年 12月 14日
開催場所 りんくう公園内 特設会場


げっ? げげっ? ゲゲゲッ?

初参加、感動の一日
僕がこれからすべき事は ・・    


げっ? げげっ? ゲゲゲッ? 兵庫県  E さん

自分はバイクにおける安全とは、安全確認は当然の事ながら、小廻りと八の字走行にあり、
これができれば通常の走行においては危険回避が出来ると思っていました。

この練習にはジムカーナが一番だと思っていましたが、
そうこうしている内に、400ccバイクの中間加速の不満等から、
まずは大型バイクの免許を取る事にしました。

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第一次カルチャーショック(大型免許取得のための教習所での出来事)
指導員の方が選択回避の見本を示して頂いた折、40km/hからノーブレーキで
ハンドルフルロック・フルバンクで左右にバン・バンとバイクを操り、
直後のフルブレーキングも思いっきり安定していた事。

同じく、スラロームでもノーブレーキで進入し、同様にバン・バンとH先生の素晴らしいテクニックを見せ付けられた事。(自己練習はしましたが、40km/hでの選択回避のバン・バンは????)
H先生もジムカーナ経験者であり、ジムカーナをやってみたいという思いが更に強まりました。

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オーバーリッターバイク購入後GRAのホームページにたどり着き、
ジムカーナに挑戦する事にしましたが、当初、250ccバイクがいくら小廻りできようが、
圧倒的なオーバーリッターバイクの加速力で「タイム的には勝てる」と甘っちょろいことを考えておりました・・・・・がっ・・・・!

低速(1st)で全開? 全開?? 全開?! 前が跳ね、ケツが滑りそうで全開に出来ない。
270°・360°・180°ターン・練習してきたはずの小廻り・・・・?
進入速度の違い?・・・焦り??・・・バンク出来ない?!・・・廻れない!!

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第二次カルチャーショック(小林代表のライディング)
360°小廻り時のハンドルフルロック・フルバンクでの安定した走り。
一言・二言・三言で言うなら・・・ げっ? げげっ?? げげげっ?!(鬼太郎ではない)

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第三次カルチャーショック(自分のバイクを知らなさ過ぎた事)
本当の安全とは自分のバイクの状態をよく知る事であり、セッチィングにてベストでなくともベストに近づける事は自分で可能だと教えられた事。

自分のバイクもフロントフォークの左右のバランスが少し崩れているのが感じられた。
バイク屋さんで当然調整してくれているものと思っていたが・・・。
ベストに近い状態でバイクに逆わず、安定した走りをする事で、ゆとりが生まれ、
初めて安全が確保できる物だと痛切に感じた。

早速サービスマニュアルと、パーツリストを購入しました。年末年始は忙しくなりそーだ。
来年も宜しくお願い申し上げます。


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初参加、感動の一日 大阪府  K さん

「「GRAスポーツライディング ジム」に参加してみて」

〜初参加・・・なにが必要なのか「判って解って分かった」〜

4月、桜の便りが届いた頃の休日、六甲ドライブウェイは沢山の車で渋滞。
トロトロ運転中、何気なくカーブの手前で前輪のブレーキを掛けた瞬間、
「あっ!」っと思ったときには転倒。
バイクはエンジンブロックを破損し廃車に。

自分は鎖骨を骨折し、入院、そして手術。
数ヶ月後、肩にボルトを入れたまま運転を再開したものの、
恐怖感から「操る」のではなく「乗せてもらって流すだけ」の運転しかできなくなった。

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「何か・・・自分を再生してくれるものは?」 「ペーパードライバー講習でも受ける?」
「いっそバイクを降りようか・・・」などと考え、
ネットで「オートバイを操る 練習 テクニック 基本 講習」の言葉で検索し、
たどり着いたのがGRAのページ。
約1時間見て、早速申し込んで、そして初参加。

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会場の周りをしばらく探し、到着したが遅刻。
そして小林代表からの最初の言葉は「遅刻ですよ!だめですよ」のお言葉。
いつもの自分なら「じゃ結構です」と、帰路についたと思う。 いや、実際そう思った。

そして帰ろうかと思った。
でも、コースとなる会場を掃除・整備している参加者が目に入った瞬間に思った。
「だからお前はコケるんだよ!この馬鹿野郎!」
そして「頭下げて、参加させてもらえ!」と自分を怒鳴りつけた。

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最初に座学・・・というより、ミーティング。
そしてレクチャー。
話を聞きながら、言葉を発しながら「お客様な自分」をひとしきり反省。

ストレッチが始まると体がきしむ。 でも大切。
コースがセットされ、見れば・・・どう見ても”プチジムカーナ”にしか見えない。
「チキショー、よりによってCB1300で来てしまった!」
「250持ってくるべきだった!と思い、それを言葉に出し・・。
・・・そしてまた反省。

出来ない理由ばかり思いつくのが得意な自分を捨てねば!・・と。

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ハッキリ言って、コースを全力で走り回るのは、自分にはとんでも無い作業。
二日前に全身麻酔で肩のボルトを抜く手術を受けたばかり。
バイクの押し引きすら「ハァ・・ハァ・・」だった。

連続90度ターンでは、「アクセルによる向き替えのポイント」を身につける。
頭の中では「ここでブレーキ、ここでアクセルオン」等と、”計算”してみた。
しかし要求されるのは・・・いや、今目の前で消化しなければならないのは、「限界まで”飛ばす”事を身につける」為の作業。

転倒したら・・・とも考えたりした。
でも「イケー!」「そこでトバセー!」「まだまだ出せるぞー!」「バイクが泣くぞ!」「開けろー!」の声が、「マージンを抱えた自分」を「必死な自分」へと後押ししてくる。

いつの間にかタイヤは端まで使い、ステップのバンクセンサーは、ガリガリ音を立て、アクセルを開ければ後輪がズルズル滑り、

でも、気持ちは・・ 「もっと早く!」「もっと小さく回れ!」 「もっと加速だ!」「ふくらむな!」 ・・・っと、さらに走りたくなっていった。

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昼休み・・・小林さんに自分のバイクを試してもらう。
「堅い」「よけいなフレームがバイクの素性を殺している」
そして、「チョチョイのチョイ」と調整してもらうと・・・
ビックリするほどバイクが”しっとり”してる。

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後半のタイムトライアルでは、案の定、やっぱり遅い。
でも、それは最初に抱いていた「恐怖心」じゃなくなっていた。

「技術と知識が足りない!・・と考え始めていた。
結果・・・ 「上手い人から盗め!早い人から盗め!追いつけ追いつけ!」 ・・・とばかり、考えていた。

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一通り、日程を終了し、最後のディスカッション。
二輪とライダーについて・・・何を聞いても共感するのみ。

いや、自分だって知っている事ばかり。何が良くて何が悪いのか。 問題なのは「傍聴する人」だったこと。 言葉にもせず、行動すらしていない。
それを「無責任」と言うのだと思う。
じゃ、これからどうする?・・・決まり切っている。

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小林さん、それにGRAの皆さん、そして一緒に走ってくれた、参加者の皆さん。

「メリハリのある走りをしたい」「前の走りを思い出したい」と「リハビリ感覚」で参加したんですが、終わってみれば「腕を磨いて、自分を磨いて、”ライダー”にならなきゃ!」のレベルになっていました。
今、心から・・・「ありがとう御座いました」。
そして「これからも宜しくお願いします」。

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(あとがき)

今回、初めて参加させて頂き、感激の一日でした。

今から17年前、「異業種交流勉強会」の場で、講師に「あたなの欠点は、話している人の方を見ずメモを取ったり、話を聞くと思えば腕組みをしている・・そこですよ」と言われ
自分の社会人人生の中で大きな衝撃を受けたことがありました。

今回の「スポーツライディング ジム」では、この時以来の衝撃を受けたような、
そんな気がします。
もちろん自分にとっての財産となりました。

都合の許す限り、これからも他の企画にも参加させて頂きたく思います。

尚、最後になりますが・・・
「次回は小さいほうのバイクで参加」なんて言いましたが・・ それは撤回します。 実は、リベンジを誓いまして・・・ 「いつかCB1300で、2スト・レプリカを超えてやろう」 ・・・などと、大それた事を密かに企てております。

またお会い出来るのを心から楽しみにしてます。 (( d=(`ヘ・)=b ))


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僕がこれからすべき事は ・・ 大阪府  T さん

12月14日先日降った雨は上がったがまだ路面は乾いていなかった。
こんな状態で今日は大丈夫かな?そんな事を思いながらエンジンに火を入れる。

今日は調子がいいようでキック1発でエンジンがかかった。
このバイクは昨年不動車として購入し、プロの手を借りずに自分で動くようにしたバイクだ。

今日は楽しみにしていたスポーツライディングジムの日。
バイクに乗り始めて4年になるが今まで誰かにバイクを教えてもらったことなんてなかった。
峠で我流の走りで走って満足していた。
自分はバイクの運転は上手い方だろうと・・・上手い方?なんだそれ・・
いつしか自分の走りが進歩していない事に気付いた。

しかし、どうすれば今よりバイクを上手く乗れるのか?
答えは自分の中にはなかった。
自分でわからないなら人に教わるしかない。
しかしそんな場所あるのか?と調べてみる。
そして、GRAのホームページにたどり着いた。

会場に到着し、参加者の方々と挨拶を交わす。
人それぞれの理由はあるが全員がバイクを楽しく、上手く乗りたいと考えている仲間だとわかった。
そしてウォームアップコースを走る。・・・狭くて走りづらい。それが最初の印象だった。

その後、連続90度コーナの練習をした。
最初走ったときは、どこを走れば速く走れるのかわからずギクシャクした走りだった。
ここで小林代表の説明が入る。
ポイントは ・・・
@速度を上げるほど外側から進入する
Aアクセルオフだけでコーナリングのきっかけをつくる  

※ブレーキングには高度な技術が必要で素人はギクシャクする。 それならアクセルオフだけで
   コーナリングした方がスムーズだという。

言われた通りに走ってみる。・・・スムーズに乗れる。
それに楽なのに速く走れている バンクも深くなった。
コーナーの進入ポイントもぼんやり見えるようになってきた。

ウォームアップのコースをもう1度走ってみる。
楽に速く乗れてる。マシンの躍動感を感じる。

昼休み小林代表にバイクを診断してもらう。
今まで自分で整備してきたので1度詳しい方に自分のバイクは整備できてるのか聞いてみたかった。

小林代表が僕のバイクに跨り試走する。暫くして代表が戻ってきた。 
「おかしなバイクだね。」 それが第1声だった。
コーナリングに左右差がありフロントフォークがねじれているのでは?
という事で調べてみるとやはりねじれていた。

フロントフォークを支持するボルトを緩めてねじれをとってもらう。
支持するボルトの締め付けトルクがバラバラでねじれが発生していたようだ。
規定トルクで締めてもらう。
今までボルトは、部品が外れないように締まっていればいい。と思っていたがそんなに変わるのか?疑いつつも乗ってみる。

・・・ 全然違う。
コーナーの侵入の時にニュートラルの状態から右も左も舵角が入り、マシンの向きがすぐに変わる。
アクセルを早く開けることができる。乗り易い。速い。全然違う。
小林代表にその事を伝える。
「適当に整備していたらマシンがかわいそうだよ。」
「もう1度1からマニュアルを見て組みなおせば?」その言葉が突き刺さった。

昼からのタイムトライアルではコースを覚えてから2回しか走れない。
練習は無い。 真剣勝負。

・・・案の定コースのどこを走っていいのかわからず、スムーズに走れなかった。
悔しい・・・もっと上手くなりたい。失っていた向上心が再び沸いてきた。

コースの片付けが終わり、最後のミーティング。
それぞれが今日の感想、そして普段から思っているバイクのマナーについて語りあう。
ミーティングが終わったあとにGRAの常連の方から僕のヘルメットについて注意を受ける。
実は止め金がなくなってヘルメットをかぶっているだけの状態だった。
もし転倒してメットが外れていたら、公道で事故ってしまったら・・・そういう事を考えると恐ろしくなってきた。
いつまでも学生のケチな考え方じゃダメだと実感した。

今日の結果、僕がこれからすべき事は・・・
@ヘルメットはもちろんライダーとしてあるべき装備でバイクと付き合う
Aマシンを1から適正トルク、適切な方法で組みなおす
Bマシンをどう操るかではなく、マシンがどう操って欲しいのかを探る
Cコースを見て適切な走行ラインを見極める

以上のことがこれからすべき事です。

次の機会にはもっと成長して皆さんとお会いしたいと考えております。
皆が同じ目標に向かって情熱を持って努力するという環境に最近遠のいていましたので、
久々に熱くなれました。

ぜひ次回も今日出会った仲間の皆さんと、そしてこれから出会う方々と一緒に切磋琢磨しあってより楽しいバイクライフを過ごしたいです。


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