こばやしさん
こんばんは
17日の整備ありがとうございました。
たくさんの計画を立てていただいていましたが私の前日までの疲労が強かったので
ステムベアリングの整備に絞って整備したいのと
前日にラジエータ液の交換をしようとしたけれど失敗したので
ラジエータ液の補充を今回メニューとして希望しました。
が、いずれにしろフォークを外すのだからとブレーキキャリパー清掃などをこばやしさんに
任せっきりにしてしまいました。
今もまだ疲労でうまく思い出せないのですが、
前回のステムベアリング交換時直後からのハンドルというかフロントタイヤの
不思議な挙動に悩んでいましたが、
今回のベアリングのレーキ打ち増しで、前回ではわからなかった打音の変化を感じた。
そのた、フォークの左右の突き出しが同じじゃなかったり、整列を取り直した結果
アクセルオンに合わせてタイヤがまっすぐ進むのを感じ取れるようになった。
整備前は、アクセルをオンした瞬間、一瞬ハンドルが左に切れ、
続いてアクセルを開いていくと 右に曲がろうとしていたフロントが
ロープにまっすぐ引っ張られているように走れるようになりました。
なんとすがすがしいのでしょう。6年の苦難から解放された気分です。
今回もそうですが、カラーを叩き込み打音が変わる点を感知するのですが
効いたことのない音を感知するのは大変困難であること、でも叩き込んでいけば
間違いなく音が変わることに気が付くことを体感できました。
整備終了後のガス欠騒動もあり遅くなってしまいましたが
最後までフォローありがとうござました。
頭痛と記憶力低下で精いっぱい書いてこの状態の M(仮称)でした。
【 担当講師より 】
先日は、妖怪ガレージ・持ち込み企画への参加、お疲れさまでした。
「 ステム周りの整備について 」 前回、このガレージを利用してステムベアリングの交換をされたのは 2014年だったと記憶しています。
が、それ以降、Mさんの車両を運転する機会もあり、特にライディング講習用ビデオ[サークル理論のススメ]で Mさんの車両を拝借して撮影したのですが、申し訳ありません、ステアリングの癖には気づきませんでした。
前回(2014年)の際にも、ステアリングの微妙な重さを訴え、2014年以前にショップ(または整備工場)でステムベアリングを ノーマルのベアリングからテーパーローラー型と呼ばれているタイプへと交換されていたので、交換されるならノーマルのボールベアリング型をお勧めしたのは覚えています。そして、作業もご自身で行なう事をメインにして私がサポートに入ったのですが ・・、申し訳ありません、作業工程に大きな不具合などは無かったと記憶しています。
でも、今回は わざわざメニューの変更を要請されて、自らしっかりとステムベアリングの整備を行なわれたのは 正しい事ですし立派な事です。多くのライダーは 雑誌や SNSメディアの情報を鵜呑みにしたり、時には販売店担当者の「このバイクはこんなものですよ」という言葉で納得してしまっているのですが 、Mさんの様に ご自身の感覚を大切にして、その解消の為に情熱と労力を払う事は自ら成長に繋がる事ですし、自身の安全と他者の安全を確保する誠意がある行為とも言えます。
そして、ステムベアリングのレースに汚れ状のモノが付着している等、私が今まで見た事が無い症状を知る事が出来て、それに対する対処方法も学べた事は大きな勉強になりました。 ステムベアリングは、オートバイに数多くあるベアリングの中で、ベアリング本来の最適使用環境から最も外れた使用方法を強いられ、その上に メーカー指定整備マニュアルでは過剰と言える締付けトルクで痛めつけられ、新車相応時からレースに打痕が残っている例を少なからず体験しているので、今回の “ステムベアリング整備”企画は 多くのライダーの良き参考例の一つになると確信していますし、この企画に変更された事にお礼を伝えます。
「 冷却系の整備について 」 更に、今回は、自ら ラジエター液の交換に挑戦されて少し失敗したのですが、大事になる前にオートバイの異常に気づき、朝一番で追加整備の要望を出され、冷却系の仕組みの説明にも隅から隅まで熱心に聞かれて、単にラジエター液の補充以上に沢山の事を学ばれた姿勢には、いつもながら関心させられました。
「 燃料系のトラブルについて 」 燃料タンクを装着し直した後に発生した“ガス欠”症状も トライ&エラー で対処を重ねられ、最後にはクリアできたのも流石と言うしかありません。
恐らくですが、燃料ホースが起因したトラブルの元は完全には解消していないと思います。もし、今後、機会がありましたら、2014年当時に 延長されたホースの配置や長さを再検討される事をお勧めしますし、前回と同様にサポート致します。
では、フロントフォークの分解整備も引き続き対応しますので、またの連絡をお待ちしています。
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