こんばんは 小林さん
R(仮称)です
まずは 本日のクリニック ありがとうございました
梅雨の合間でしたが、前日までの雨の影響もなく
良い状態で充実の時間を過ごせました
本日のクリニックの感想分です
新しい2名の参加者にお会いできて
それぞれの悩みを共有できたことは
非常に 良い経験でした
本日の自分の課題ですが、、
コロナ禍の間、自宅でフォークオイル交換や前後輪の
整列などできることを細々とやっておりました。
一般公道で、なんとなくの感覚はつかめてましたが
やはり、安心できる場所での走行では
しっかりとバイクと会話ができました。
午前中は小林さんが提案していただいた、
直線走行と定常円走行はバイクとゆっ くり会話ができました
驚いたのは、直径6m以下の円と6m以上の円では
今まで自分の思っていた状態と実際が異なっており
困惑しておりました。(整列の効果が出たのか?失敗したのか?)
今までは右周りが不得意で左周りが得意だったはずですが・・・
左回りでのアクセルの固定がなかなかできなっかたのが
原因のように感じました。
長年のいろいろな癖があることが、改めて発見できました。
また、自分ではリヤのバネ交換とプリロードをした後に
少し車高が変に感じていたのですが、小林さんに客観的に
見ていただき、自分の感覚に自信がもてることも
大きな一歩でした。
しかしながら、公道ではなかなかいい場所が見つけることが
出来ないでした。
午後からの、他の2名の参加者の悩みに関しての車体検査で
2台ともが、バイク店以外で調整されていないようですが、
チェーンの遊びが正しくないことが発見されて不思議でした。
自分は店で調整を頼まないので(タイヤ交換時も交換痔にも
交換してもそのまま締めているようでした)ある意味
良心的な作業だったと前向きに受け取ってます
来月車検なので、バイク屋さんに出しますので
どうなるのか楽しみのような不安なような?
まじめな店長の店なので相談してみようかと思います
追伸
マスク着用のなか、声を出されておりかなり肺活量を
鍛えられたようでお疲れ様でした。
大阪基準では、黄色信号になっておるらしく、まだまだコロナ禍は続きそうですね。
以上 ありがとうございました
【 担当講師より 】
緊急事態宣言後、久し振りの参加、お疲れさまでした。
事前の予約の際には、リアの車高確認(リアのスイングアーム垂れ角確認/最適スクワット確認)とフロントサスペンションのストローク時特性の確認でしたが、それらを全ては対応できなかった事をお詫びします。
と同時に、たくさんのお礼をお伝えします。
というのも、初めて参加された方々と同じ練習メニューをこなしながら、そこから新しく何かを得る努力をされ、他の方に車両のリアサスペンション・プリロード調整や適正チェーン調整確認の説明と実践している時に、それらの事は充分に熟知されているにも関わらず、一緒になって調整の説明や車両オーナーによる整備作業のサポートをして下さったからです。
とかく、私共・GRAが行なっている事は 上手に速く走る為の講習を行なっていると誤解している人も多く、参加される人も自身のオートバイと自身の走りを向上させる事しか眼中に無い様な人も少なくないのですが、私共が目標としている事はもっと大きい事です。その意味合いで、Rさん(仮称)には感謝しています。
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さて、ここからは、Rさんのオートバイの状態とライディングに焦点を絞り、延長版・クリニックをします。
前回、3月に受診された時との比較になりますが、車両の状態の第一印象は「柔らかく少し素直になった」でした。まるで、リアのスプリングのスプリングレートを1〜2段階下げたかの様に、バンク時の挙動がライダーに優しく行ない易くなっている様に見えました。それに付随して、左右のバンク特性の差も以前程には目立たなくなっている様に見えました。その関係でしょうか、3月時よりも実用可能なバンク角が 3度以上増えています。
これらの変化の原因は、恐らく、緊急事態宣言機関中に車体のアライメントや主要ボルトのコンディションや締付けトルクの確認と調整をされたのだと思います。
ただ、既にお気づきでしょうが、更に高いバランス状態へと調整できる範囲は多く残っています。
特に、バランス不足が顕著な場面は 右から左へとバンクの切り返しの時、そして 一定のバンク角で走行時にアクセルの ON・OFF とブレーキ併用 による荷重移動で、フロントサスペンションのストローク変化で旋回性を引き出す動作を行なう場面だったと思います。
右から左への一気の切り返し時、深いバンク旋回中にアクセルコントロールに苦労されていたのは色々な要素が重なっている筈ですが、少なくとも アクセルコントロール能力の不足が第一だとは思っていません。恐らくは、前後車高バランスの乱れから、フロントからの反応が遅く、ライダーが想定していた以上に後になってからフロントが切れ込み(入り込み)、その不安感とラインの乱れを反射的に修正した結果がアクセルコントロールに表れていたのではと推測しています。
また、最後に簡単な走行コースの最後の 右 90度 〜 右 90度 を高い速度と深いバンク角で抜ける場面で感じた(と診ました)不安感も フロントの車高とストローク位置(量)も関係していると思います。
仮に、この推測が間違っていなくて、ステムベアリング周辺の摺動抵抗に問題が無く、Rさんの関心と賛同を頂戴できるならば、フロントの車高の調整でかなり改善できると信じています。 その調整とは、フロントの車高を 1mm あるいは 1.5 〜2 mm 程度高める事です。 最初は 1 mm だけアップ(フォークの突き下げ)を行なった上で市街地(路地)の角を曲がる際の挙動の変化を確認して、良好な結果を感じ、調整幅が残っているならば、さらに 0.5 又は 1mm 車高アップさせ、ご自身で納得できるバランス点を見つける作業を提案します。
この調整で期待できる挙動変化は、フロントの応答性が高く(速く)なり、車両自身のバランス特性が高くなる事から、ライダーの操作が一気に楽になる事です。
先日のクリニックでのセクション例で言えば、右から左への一気の切り返しは かなり良くなる可能性があります。また、高速の 右 〜 右 セクション も改善すると思いますが、高速でブレーキングを伴うこちらのセクションの場合は、残ストロークやプリロード量にも検討の余地が多く残ると思います。
< 追伸 >
確かに、マスクを着用したまま声を出し続けて、随分と体力を奪われてしまいました。
ご心配くださり、ありがとうございます。
今回の件を教訓に、早速に、対策用製品の導入手配をしましたので、次の機会、ご期待ください。
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