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2002“草ジムカーナ”最終戦『大阪GP』イベントリポート
“草ジムカーナ”グランプリ最終戦となる大阪GPは、臨海地区特有の強い冷たい海風があったものの、六甲山系まではっきり見える程のすばらしい晴天に恵まれ、チャンピオン獲得を巡る熱い走りが全クラスで繰り広げられたのだった。
まずはジムカーナ初参加のAクラス。CB400SFに乗る稲垣氏が第2ヒート目に27秒もタイムを縮める爆発的走りで優勝をさらい、ホーネット600の早見氏も10秒短縮したが届かず2位、そして流行りのTW改に乗る山地氏が3位に入る健闘を見せた。
つづいてBクラスでは、伸び盛りのCB400SF・横地氏がDクラスに匹敵する圧倒的なタイムでクラス優勝し、岐阜県高山市から遠征している学生グループの一人・VTZ250に乗る鈴木氏が2位に入り、そして流れる様な走りを見せるブロスP1の近藤氏がしっかりと3位に入り感動のBクラスチャンピオンを獲得した。
そしてCクラス。前回のびわこGPでCクラス入りをしたばかりのジェイド250・朝野氏が、GP参戦2回目にしていきなりクラス優勝して一気にDクラス入りも果たした。そして2位には初のGP参戦のバリオス250の笠本氏、そして0.467秒の僅差でバンディット400の木村氏が3位となった。Cクラスチャンピオンには、今年着実にレベルアップしてきたCBR250RRの寺田氏が獲得した。
続いてDクラス。このクラスを制したのは総合6位、見事Eクラス入りを果たすタイムを出したTZR125に乗る浜崎氏。2位には振るわなかった第1ヒートから大きく挽回する第2ヒートの走りでKSR2に乗る須藤氏が入り、3位にはスパーダ250の長嶋氏が全国修業の成果を見せつける走りで入り同時にDクラスチャンピオンも獲得した。
最後はEクラス。ザンザスに乗る横内氏が遂にやりました。参加者中唯一の1分33秒台をマークして嬉しい優勝。2位には第1ヒートの大失敗を挽回する走りを見せたKSR2の園田氏。ホーネット600に乗る小林氏は魅せる走りで激走するも届かず3位に終わった。そして年間チャンピオンには今年Eクラス入りを果たしたブロスP1に乗る吉見氏が初の栄冠を手にしたのだった。

この大阪GPでもはるばる中部や関東、果ては青森などからも参加者も集まり賑わいを見せたが、参加している車両も一時のように特定車種に偏るのではなく、大排気量車から原付、オンからオフロード車まで何でもありのところが敷居も低く、何とも“草”然としていてとても楽しい雰囲気を醸し出している。
これからも“草ジムカーナ”で全国各地を巡るグランプリシリーズだが、この参加者全員での手作りイベントを見てもらい、「あっ これやってみたい」と気軽にふらっと参加して夢中になる人が一人でも多く増えたら・・と思う。


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