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“草ジムカーナ”グランプリ2003 第7戦・『関東GP』リポ−ト
「実りを感じたGP戦」

他のGP戦と較べると『関東GP』とは大雑把なネーミングだが、千葉県で1999年に初の開催を行なって2000年には埼玉県内、1年休みがあって昨年から埼玉県の交通教育センター・レインボー埼玉で連続して開催して今年で4回目の開催となった。
よく知られている通り、関東地区はジムカーナライダーが多い地域だが、車両レギュレーションが厳しい事や“参加者全員スタッフ”という独自の運営方式を採用している事もあってか、開催の度に参加者が減っていき、今年の参加予約者数は過去最低の21名となった。
しかし、これだけで“草ジムカーナ”の楽しさや充実感は判断できないから不思議だ。

例え人数が少なくても、例え初参加や初対面の人が多くても、参加した全員が一緒に力を合わせる事ができれば、人数が少なかったり初めて会う人が多い程に、残る感動も多くなるのが“草ジムカーナ”の良いところ。
特に4回目となった今年の『関東GP』は、走る事だけでなく、全員で協力しあう事のおもしろさを理解した方々が多かったので、一日の流れといい、盛り上がり方といい、過去最高の『関東GP』で、参加した人は全ての方の笑顔を覚えてしまったと確信できる程に充実したGP戦となった。
これがあるから“草ジムカーナ”はやめられないし、来年の『関東GP』が更に楽しみとなったほどである。

「キックボードから電動アシスト自転車まで!」

さて、そのタイムトライアル結果を順に発表すると、まずは全く初参加の人だけのAクラスでは、予想もつかない結果が待っていた。Aクラスだけ特例の練習走行で一番スムーズな走りを見せていたCBR600F4iにのる郡山(神奈川)が、痛恨の2ヒート連続のミスコース!でまさかの3位。一番コース覚えの良かったキックボード参加の小川(千葉)は、全力疾走およばず僅差の2位。そして完走さえ覚束なかったゼファー750の宮辺(千葉)が、第1ヒートで迷いながらもどうにか無事にゴールに辿りつき1位を獲得した。が、コースが短かったらキックボード・小川にも充分に勝算があったほど、正に薄氷の勝利となった。恐るべしキックボード!

そしてBクラスでは、“草ジムカーナ”グランプリの歴史を垣間見る結果となった。
GPシリーズが始まった1995年の『広島GP』に参加した事のある宍戸(埼玉)は、8年ぶりの参加となったがエントリークラスは当時のままのBクラスだった。しかし、この8年間に積み重ねた練習や経験は大きく、ZRX1100で出したタイムは2位を20秒以上つき離し堂々の1位となり、8年ぶりの懐かしさと上達させた走りで感動を与えてくれたのだった。2位には半年ぶりの参加となったVTZ250の鈴木(神奈川)がきっちり実力通りの走りをみせて入ったが、1位を狙うには今回は相手が悪かったと言える。

続いてCクラスも、共にクラスアップを果たす素晴らしい走りで盛り上がった。まず今回が初の参加となったVTZ250に乗る清水(東京)が、無駄のないスムーズな走りを見せて1位に入れば、昨年に続いて2回目の参加となるCBR600F4iの郡山(神奈川)は1年間の練習の成果を充分に感じさせる走りで2位に入った。二人のタイム差は3秒余りではあったが、二人共に10%近くタイム指数を縮める程の力走の結果で、次戦からはDクラスでのエントリーになる程に良い走りを見せてくれたのだった。

そして毎回激戦のDクラスだが、今回このクラスを制したのも初参加の中川(群馬)であった。彼は普段はジムカーナに使ってないCBR600F4iでの参加にも関わらず、思い切り良くオートバイを操り、2位に3秒もの差をつけ、Eクラスへのステップアップさえ果たしてしまったのだ。そして、前戦『長野GP』で3位入賞した森(東京)が、彼のトレードマークにもなったKSR2を見事に操り連続表彰台となる2位に入ったのだった。そして3位には『岐阜GP』で待望の指数アップを果たしたばかりの木村(茨城)が乗り慣れたバンディット400で入ったが、ジムカーナを始めて1年余りで激戦のこのクラスで安定した成績を続けるとは大したものである。前戦『長野GP』でクラス2位に入ったレーサーレプリカの星・NSR250の井関(三重)も果敢な走りをみせて優勝争いにからむタイムを出したが、痛恨のミスコースでノータイム。次戦のリベンジに期待しよう。

そして最速のEクラスでは、ホーネット600の小林(兵庫)が第1ヒートから順当にトップに立って逃げ切ったものの、2位以下争いは予想のつかない結果となった。第1ヒートを終わった時点では2番手にVTR1000Fに乗る森田(東京)、3番手にはZRX1100に乗る岡野(東京)と、昨年の『関東GP』の結果と同じ順位で、彼らの実力やコースの習熟度からみてそのままの順位で終わるものと思われた。しかし、初の『関東GP』への参加にも関わらず第2ヒート目に2秒以上タイムアップしてきた丸山(静岡)が、彼らの夢を砕いて一気に2位に滑り込んできたのだった。目の前で逆転された動揺からか、森田、岡野は第2ヒートでの再逆転も叶わず3位、4位となり、思わぬ伏兵にさらわれた格好になった。

タイム測定終了後には恒例となりつつある“ミニレッスン”でライディングのアドバイス(座学)があって、その後は当日のコースの攻略方法の解説、実走行での練習、そして“幻の第3ヒート”と楽しみのメニューが続いた。(中には 幻の第4ヒートで幻のベストタイムを出した人も!)

全員で協力しての会場の器材の撤収の後に始まった表彰式では、持ちきれない程にたくさんの賞品をもらった人や、見物で最後まで残ったので賞品をもらえた人も居て、最後まで笑顔と歓声・拍手が途切れない一日が幕を降ろしたのだった。

さあ、キミも、楽しい思い出が残せる“草ジムカーナ”グランプリに出よう!


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