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“草ジムカーナグランプリ” 2003 最終戦・『大阪GP』イベントリポート
「寒冷前線を吹き飛ばす 熱〜い 草ジムカーナ!」

“草ジムカーナ”グランプリ2003もいよいよ最終戦となり、チャンピオンが決定する『大阪GP』が、大阪湾に浮かぶ舞洲スポーツアイランドで開催された。天気予報では12月並みの寒さになる筈だったが、会場設営の為にと夜明け前から集まってくれた多くの有志の熱い心に動かされ、予想以上に日中は暖かくなりグランプリ日和の一日となった。そんな空の下、フラットなコース特性を生かしたテクニカルでハイスピードのコースを皆が楽しんだのだった。

タイムトライアルの結果だが、どんな人が現れるのかが楽しみな初参加者だけのAクラスでは、ビッグバイクのZRX1200で女性とは思えない走りを見せた橋本倫代がトップとなり、続く2位には、CBR600Fの旋回性能を生かした走りをした矢野菊美が入り、3位には綺麗にまとまった走りを見せたZZ-R250の青木章代が入り、表彰台を女性が占めるという華やかさを見せた。

「自分達の成長ぶりを見てくれ!」と言わんばかりの走りを見せたBクラスでは、1位には豪快にCBR600Fに乗る西川幸男が入り、2位には短期間で成長著しいZZ-R250の西森一幸が入り、3位にはTS125Rの柳田悦豪が入った。そして全員Cクラス昇格という嬉しい結果付である。

成長と言う点ではCクラスも負けてなかった。高速コーナーで大排気量を生かした走りをしたZRX1100の山名順彦がGP初参加にしてトップを取り、走る度に成長を感じさせるジレラランナーの奥田晃則が2位に、VFR400Kに乗って今年伸び盛りの中西歩が3位に入った。こちらも3名全員がDクラスへ昇格という好成績だった。

さて、毎回僅差の争い混戦模様のDクラスでは、1位を堅実な走りを見せたSDR200の重松明秀が取り、2位には最近着実な成長を見せているGSF1200の仕舘康弘が入り、3位はKSR2を器用に操る原田さおりが獲得した。

さて、見るだけでドキドキのEクラスである。集まったツワモノ達20人の中でも、昨年の雪辱に燃えるホーネット600の小林裕之と今年こそ優勝を!と熱い決意でKSR2を走らせた園田賢、この二人の優勝争いとなったが、園田が痛恨のペナルティで小林が優勝、園田は2位という結果になった。そして3位の表彰台には華麗な走りのブロスP2の原田桂吾が立ったのだった。

最終戦となった大阪GPでは、熱い走りもさる事ながら、参加者全員が責任感と積極性を持って参加していた事を強く感じた一日だった。イベントの進行から会場の設営や機材の撤収まで、心を合わせて協力しあって進める様子は全員スタッフ全員参加の“草ジムカーナ”精神の浸透を感じさせ、素晴らしい一日であった。この熱い心とそれに惹かれる人達がこの“草ジムカーナ”を成長させているのだ。ぜひ貴方も来年は参加してこの熱い心を感じて欲しい。


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