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“草ジムカーナ”グランプリ2004 第5戦・『岐阜GP』リポ−ト
「大雨注意報発令! でも明るい笑顔」

“草ジムカーナ”グランプリ第5戦岐阜GPが、7月18日「ホワイトピアたかす」スキー場の駐車場で行われた。 開催4年目の岐阜GPの会場となった所は、心機一転の新しい会場である。広大なフラットコースであるのは昨年までと同じであるが、この会場は更に山々の緑に囲まれ雲が低くく、高原でのGP開催を強く感じる事が出来た。

 例年、岐阜GPは雨となる事が多いが、今年は更に大変なことに“大雨注意報”が発令された。「(道路封鎖など無く)無事にたどりつけるのか?」「欠席者は、何人くらいだろう?」と、開始前には大変危ぶまれたが、実際の欠席者はたったの2名しかおらず、要らぬ心配であった。そんな熱心な参加者達と生憎の大雨と霧の中、ドラマを予感しながら岐阜GPは始まったのだった。

 さて、タイムトライアルの結果といえば、初参加者達のAクラスではすっかりお馴染みとなった感のある高山短期大学ツーリング部の新しいメンバーが多数参加して、1位にはDio50に乗る多川が、2位にはホーネット250の稲井、3位にはRVF400に乗る久保見と、見事に表彰台も独占した。

   次にBクラスは、GP戦は初めての参加となる粟村がSL230で1位を取り、濃い霧の中でも終始笑顔を絶やさず走り切った杉野がホーネット250で2位となり、スパーダ250に乗る鈴木が3位となった。

 そしてCクラスは、更に僅差の争いとなった。そんな中でも安定した走りをした小林(理和)が唯一人20秒台をCB750で出して1位、2位には最近昇り調子の河合がZZ-R 400で入り、ペナルティのプラス1秒によって僅か0.3秒差でVTR250に乗る田中が3位に続いた。

   最も激戦区のDクラスでは、大会前よりEクラスへの昇格を宣言していた小川がCB750を激しく駆り、総合3位に入る脅威のタイムで1位を取り公約も無事に果たした。小川に続いたのは、最近ビッグバイクからKSR2に乗り換えた土井がタイム指数を大きくアップさせる走りで2位に入り、多くの2スト勢が高原の気圧に苦戦する中、TDR250に乗る沢田が3位となった。

 最速のEクラスでは、新規に導入した車両・FZ-6Nのセッティングに苦労しながらも第2ヒートで大きくタイムアップをした小林(裕)がどうにか1位に入り、続く2位にはスパーダ250で渾身の走りを見せた丸山が入り、3位にはホーネット900に乗る榎が入った。特にこの丸山、榎の両名は、共に第1ヒートで転倒したのにもめげず、最速クラスの意地を見せたのだった。

 開始前は、悪天候を恨めしく思ってもいたが、全てが終わった後では全員に笑顔が溢れ、そして自然に「来年、また会おうね。」の挨拶が交わされたほどに印象的な一日となった。
どんな悪天候にも左右されないくらいに大きな魅力のある“草ジムカーナ”の世界に、あなたも参加して下さい。 


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