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12/15『 整備・セッティング クリニック 』

発信したいこと、改めて発見の一日


開催日

2019年 12月 15日 (日)

開催場所 りんくう公園特設会場 (大阪府)



はい、いつも ご注目くださり ありがとうございます。

先日(12/15)、無事に『 ライディング・セッティング クリニック 』を開催して、多くの目的を達成できた事を報告します。 目的と言ったら堅くなりますが、オートバイともっと楽しく良い付き合い方を広める “ヒント” を、たくさん得る事が出来たのです。

 「 えっ? 教えたり、指導して与えるのじゃなくて、得られたの? 」 と、
  反射的に思った人は、良い所に気付いてくれました。感謝します。


『 お蔭様で、発信したい事が発見できました 』

確かに、一般的な講習会であれば、一方的に教え・伝える指導が普通です。
もちろん、私達・GRAでも、訪れて下さった方々には、オートバイと楽しく付き合う為の多くの “ヒント” を持ち帰ってもらえる様にしていますし、実際に多く人が“ヒント”を得ている事は間違いありません。
ただ、その“ヒント”とは、オートバイとの会話を通じて得られる “ヒント” で、GRAでは、その会話を サポートする役に徹している点が特徴なのです。

では、GRAが得られている “ヒント” とは何? と言えば、来場された人とオートバイを診て、全国のライダーに発信すべき知識や情報の “ヒント” です。 つまり、オートバイの事が好きで悩み、困っている人との対応を通じて、同じ様に悩んでいる筈の全国、または世界中の人々へ発信すべき事が得えているのです。

実際、今回のクリニックでも、発信したい事柄が3つ以上発見できましたし、それはクリニックで出逢わなかったら得られなかった事だったと感じています。
そういう意味で、今回、来場して、悩み困っている事をはっきりと伝えたり、やって欲しい事を朝一番のミーティングで伝えてくれた人へ、「ありがとう」と 改めて感謝を伝えます。

熱意があって、オートバイの事で積極的に行動する人と、GRAは、これからも共に歩んでいきます。



『 安全に、楽しく乗れるオートバイを求めて 』

これまで、長年にわたって、数多くのオートバイと接して体験してきた積み重ねがあります。
それは、私自身が所有したり、たっぷりと乗り込んだオートバイだけでなく、開催したイベントで触れたり診たオートバイまで、数多くの知見を得てきました。

そして、最近、特に感じさせられるのは、新車販売状態から、整備やセッティングが不足したり、明らかに誤った状態のオートバイが目につく事です。
例えば、新車状態でありながら、チェーンの調整が不正な為に、ライダーが乗車した状態でチェーンがほぼ目一杯張っていて、明らかに遊びが不足しているのは珍しくありません。また、スベムベアリングの締付けトルクが過剰な為に、新車購入半年、無事故車両にも関わらず、ベアリングに打痕がついている事例も珍しくありません。

その上、2000年以降、国内市場の縮小に伴って、国内専用に開発された車両ではなく、特に欧州市場をメインに開発された車両をメーカーが販売している例が増え、日本人の体格や用途、道路事情に合わない設計・仕様のまま、ライダーが乗る事を強いられている例も多くあります。
実際、私が所有する ディトナ675 は、欧州などで休日にレーストラックを走って楽しむ仕様のまま日本で販売されていて、通常の速度で、街中や峠道を走るには不安や恐怖さえ感じる設定の車両ですし、同じジャンルの 国産車(逆輸入車)も似た特性のまま販売されています。

さらに、社外製のリアサスペンション ユニットに換装している車両の場合には、その 車高調整やダンパー調整の適切指導がなされていない為、リアタイヤのグリップを大幅に低下させ、危険な状態のまま走行を続けている例は数多くあります。
標準装備のユニットであれば、専門スタッフが専用コースで長時間のテストを重ねて、最適と判断したユニット長さやダンピング(減衰力)になっているのですが、社外製品の場合には、実走行テストは不足している上に、ユニット長さを適切に調整さえされず、その適正調整方法さえ示されていないのですから、ある意味で無責任とも言えます。

1970年代であれば、排気量400t以下でエンジン出力も現在ほどではない車両が主流でしたが、今や 1000tを超える車両は珍しくなく、エンジン出力は各段に向上し、その上 舗装率はほぼ100% で 高速道路網が整っている状況です。
以前よりも、整備の不備などによる危険性は格段に高まっている状況にも関わらず、整備やセッティングの状況や知識が格段に高まっているとは言えず、これが、特に大型車両による事故の誘発やオートバイ離れの要因になっている可能性は否定できないでしょう。

技術の進歩により、以前より高効率で精度の高いオートバイ作りが実現している今だからこそ、それに適した適正な整備情報や知識を広め、一人ひとりのライダーに適したセッティング情報やセッティング方法の指導こそ、オートバイ業界全体で取り組むべき課題と言っても過言ではないでしょう。

車両メーカーの整備マニュアルで、「チェーンの遊びを 20〜30ミリに」とか 「リアサスペンションのプリロード調整は、丁度良い硬さに・・・」などと、50年前と変わらない記載が改正される事を願いますし、そこに オートバイを取り囲む状況の深刻さの一端が表れてるのです。

                       
                       NPO法人 GRA代表  小林 裕之









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