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3/29オートバイとライダーのための“クリニック” 』

実際に触れてこそ、発見できる大切なコト


開催日

2020年 3月 29日 (日)

開催場所 りんくう公園特設会場 (大阪府)



はい、いつも ご注目くださり ありがとうございます。

3月29日に開催した『 オートバイとライダーのための“クリニック” 』は、前夜からの雨が朝までの残るコンディションでしたが、初めて訪れた方2名を含め計4名の来院者(診察希望)があるなど、一人ひとりに濃い診療を目指しているクリニックとしては盛況でした。

世界的な 新型コロナウイルス禍の影響により、外出自粛の要請が続き、天気予報も重なって少し重い心持での開催でしたが、やはり、触れてこそ初めて発見できる事の喜びは他には代えられない事が実感できた一日でした
 
 
 
『 広いフラット路面は上達の道 』

今回も初めて訪れる方がありました。当然、皆さんは免許取得して充分な年月が経ち、乗りたいオートバイを購入して、一般道でそれなりの距離を長年に亘って走った経験のある方ばかりですが、今回も広いフラット路面では勝手が違っている様子に気付かされました。

きっと、一般道であれば走るべき車線があり、守るべき一定の速度があって、オートバイをその枠からはみ出さない範囲で走る事が出来れば充分なのですが、広いフラット路面ではそういう車線や指定速度も無いので、「 どこを走ればいいのか? 」と分からなくなるのでしょう。

本来であれば、オートバイは物理法則に従って動く乗り物ですから、その時の速度やバンク角によって物理法則的に導かれる動きを理解する事が一番大切な筈ですが、即席免許取得を謳う教習所では一般路上に模したコースで教習を行なう為、車線から外れない事だけのテクニックが身につき、一般路上にデビューしても同じ習性の中で経験を積み、オートバイ本来の“声”を聴かないライダーが大半なのでしょう。

広いフラット路面にデビューすれば、車線などの目印が無い中、オートバイと 1対1 の会話をしながら、オートバイの一番自然で安定した動きを学び、一つの運転操作でどんな反応が返ってくるのかが分かるので、初心者の人はもちろん、長年走り慣れたベテランライダーにとっても上達への良い機会だと改めて確信しました。
 
 
 
『 適切な調整・セッティングは目で見て分かる 』

今回の大きな喜びの一つが、セッティングの良否は目で見て分かる事、それが 初めて訪れた 10代 ライダーに確実に伝わった事でした。

それは、訪れた人の要望に合わせて、リアサスペンションのダンパー調整を参加した人全員で確認していた際、それを見ていた彼が 「重い」「軽い」と調整によって変化する動きの変化を正しく読み取っていたのです。

余談になりますが、ダンパー調整はオートバイ全体とのバランスで行なうのですが、減衰力の調整を最弱から最強方向へ調整していくと、ある調整位置でオートバイの動きが“軽い”から“重い”へと変化しますが、この変化する調整位置を常に基準にして、そのままか、或いは強弱どちらかに最少範囲で調整するのが基本です。

初めて訪れて、初めてのフラット路面でのチェック、しかもダンパー調整でのオートバイの微妙な動きの変化を読み取れた 10代の彼だったので、その後は彼にドライバーを渡して自身の判断で調整をしてもらいました。
そして、その後で、彼自身も自身の車両に乗ってリアサスペンションのダンパー調整をきちんとやり遂げたのです。

若い才能が良いのか? 経験や情報にまみれたベテランには見えないのか? 良い体験となりました。
  


  
  
『 触れてこそ発見できる、大切なコト 』

訪れた方の要望内容に合わせて、実際にその方のオートバイに試乗して確認をする事がありますが、今回も そんな試乗で大きくて大切な経験を得られた事も報告します。

一台は カワサキ Z900RS で、以前にフレーム構成を見て 良い車両バランスと軽快な操縦性を想像していた車両ですが、試乗させてもらった印象では フロント周りのスティッフ感・頑固さばかりが目立っていました。
同様に、Z1000 Ninja での試乗の際にも、フロント周りが高く、鈍い設定になっていて、リアスプリングに較べてフロントスプリングのレートが高い印象を受けましたので、高速道路を二人乗りして長距離走る想定でまとめ上げられている感じでした。

一方、全く驚かされたのが ヤマハ MT-09 でした。
以前、Z900RSと同様に、販売店でじっくりと(約1時間)隅から隅まで眺め回し、「これは買わない」と思っていたのですが ・・・、ノーマルの初期型を試乗させて貰って、「とっても乗り易い!」へと劇的変換を迫られてしまいました。
誌面とかで叩かれていた 急なアクセルレスポンスの癖は全く無く、自由自在・軽快に走行できる事に初めて気付かされたのです。 極低速時には燃料カットによる フューエルインジェクション車特有の癖はありますが、以前に私自身も乗っていた ヤマハFZ-6 で採用した 特殊なフレーム設計の緻密さが一段と進化している事がはっきりと伝わる車両で、思わず 「黄色く塗って持ち帰りたい!」と叫んでしまった程でした。

試乗体験は誰にとっても貴重な経験・知識になるので、私の トライアンフにも試乗してもらっていますが、やはりと言うか、今回も 試乗した人から聞いた印象は 「アクセルレスポンスが怖い」でした。 本人の好みの設定で 本人は気にならないのですが ・・ 勉強します。

 


< 余談です ・・ >

私自身、トライアンフを少しでも乗り易くする為に、色々と調整や改良を繰り返し、その度に
良くなったと感じてきているのですが、こうして 触れて体験すると、「まだまだ、乗り難い」
と 改めて知らされています。

そんな体験が簡単にできる “クリニック”、ぜひ一度、利用・体験をお勧めします。
                      

                         NPO法人 GRA代表  小林 裕之

 






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