1995年は、GRAにとって最初の大きな転機となった一年になった。
そのきっかけは、1月17日に発生した阪神・淡路大震災で、その影響によってGRA事務局(代表宅)が全壊の被害に見舞われた事だった。
勤務や生活の総ての立て直しを行ないながらGRA活動も継続させるために、代表個人の競技者としての活動や目標をあきらめ、総ての時間と努力を生活とGRA活動へ注いでいく事となった。それにより、この年以降はイベント活動が一層充実していく事に繋がった。
前年から企画を始めていた企画、全国各地を転戦して交流とポイントの獲得を競い合う『ジムカーナグランプリ』は、当初は震災が発生した事により開催そのものが危ぶまれた。
しかし、近畿圏はもとより全国各地のジムカーナライダーやジムカーナ団体、協賛各社からの励ましを受け、全てのイベント企画を予定通りに開催するまでに至る。
また、この年から車両セッティングの大切さを分かりやすく説く『セッティング講座』も開始する。 |