1995年から始めた『ジムカーナグランプリ』だが、実際に各地を転戦すると熱気は予想以上で、地域を超えての交流に対する欲求や需要が高い事を明らかになる。
この交流熱気が育まれた要因は、『車両レギュレーション』の統一の他に、全員で運営スタッフを担当する『全員スタッフ全員参加制』、そしてライディングスキルを明確にする『タイム指数』の採用と指数によるクラス分けなどによる影響と考えられる。
『ジムカーナグランプリ』ではスタッフ同士が地域を超えて一緒に業務を担当し、共通のレギュレーションの車両での参加、そして指数からライバルが分かる事などから、一般的な競技イベントでは見られないほど深い交流を生む効果を発揮した。
そういった熱気が熱気を呼び、『ジムカーナグランプリ』だけでなく近畿地区を始めとする各地域での参加者数は増加の一途を辿るようになる。
二輪マスコミ各誌へのリリース発送から、『ジムカーナグランプリ』の開催案内が複数の誌面で継続掲載され、九州地区でのジムカーナグランプリ開催開始や新規開催会場の確保と相まって、ジムカーナへの関心と参加者数増加の要因となった。 |