前略 残暑が厳しい日が続いてはおりますが、朝夕には多少秋の気配を感じさせるようになりましたね。その後、皆さんはお変わりなくお過ごしのことでしょうか。
1995年以来、毎年開催している恒例のイベントですが、年に1回の参加ペースの人も多く、その上に初参加の方が4名と全体の半分近くになってしまい、イベント作りを積極的にリードすべき立場の経験者の割合が低い上に、【お互いを支えあう】という運営テーマを経験している人が殆ど居なかったという悪い条件下での開催となりました。
この条件から見れば、個々の業務へも積極的に取り組んでくれて、一日の運営の流れも良く、持ち込み『企画』にも情熱が込められたものが多く、その上に大きな事故も無く、予想以上に充実した一日になりました。
これも、参加経験者を始めとする皆さんが、【 お互いを支えあう 】という運営テーマに積極的に取り組んでくれた結果です。 重ねて皆さんの努力と協力に深く感謝を伝えます。
ただ、その取り組み方に誤った“傾向”があったのも事実です。
それは、「 運営に必要な業務は積極的に取り組む 」 けど、「声掛け」 などには消極的な例が多く見受けられました。 これは、誤った取り組み方だと言えます。
【 お互いを支えあう 】という運営テーマで求められるのは、参加者全体への気配りであり、サポートが必要な方への 「声賭け」 や 話しをした事の無い人への積極的な 「会話」
です。 それを行なう事で、自然に“指摘”や “指示”、“サポート”などが発生する
ようになり、これこそが【 お互いを支えあう 】で一番実現したかった事です。
運営業務については多少のミスや遅れがあったとしても、却って【お互いを支えあう】という 意識を活かす場になると考えていますし、個人が完璧でしっかりとした運営を誰の協力も求めず、誰とも共有せず成し遂げる事は期待していません。
そんな中で、今回 【お互いを支えあう】 の動きで一番印象に残った場面がありましたので、ここに皆さんに紹介します。 それは、慣熟歩行も残り少なくなった時、初参加の 4名の方が、お互いに 「**さん」と声を掛け合って全員が遅れずにスタート準備が出来るように支えあってくれたのです。 この光景こそが正に求めていた姿ですし、初参加の方々に理解してもらえ実践してもらえた事が何よりも嬉しかったのです。
そんな風に、「声掛け」 や 「会話」 にあふれ、お互いに気配りのしあえるイベント作りを今後共に続けていきますので、次に参加してもらえる機会には今回の経験を活かして【お互いを支えあう】というテーマでの協力をよろしくお願い致します。
草々
GRA 事務局 小林 裕之
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