前後ホイールのベアリンク、オイルシール(ダストシールキャブレターのオーバーホールは定番メニューの一つだから、余裕一杯で自信はある。
まして、同じVTRを持っているのだ。
しかし、燃料タンクを外してエアクリナーボックスを外してから気付いた事がある。
「 僕は、VTRのキャブレターをオーバーホールした経験は無い! 」
少しだけ動揺したが、友人の前では隠しておいた。
「 V型エンジンのキャブレターは少し面倒だったなぁ〜」
「 でも、VFR750 のキャブレターのオーバーホールの時よりは楽だろう 」
「 CBX1000 の時の様に、エンジンを移動させる必要も無いだろうし ・ ・ ・ 」
エアクリーナーボックスを外した後は、見た事の無い光景での作業が続く。
でも、思った通りそれ程の難易度ではない様子に安心しつつ、サービスマニュアルも確認すると ・ ・ ・
「 無い! 4つある筈の部品(ノックピン)が 2個しか無い 」 |