世界の感染被害状況を正しく把握するには、累計の感染者数や死亡者数ではなく、人口あたりの新規感染者数【感染密度】の高さと変化を日々確認する事が大切です。
人口あたりの新規感染者数【感染密度】から、ブラジルでの感染状況は米国以上に過酷な状況である事は明白です。その米国の隣国であるカナダは【感染密度】を 1,000 程度に抑えていますが、同じく隣国のメキシコは 5,000 程度で留まっており、両国とも米国との国境管理を厳正に行なっている事が窺われます。 一方、ブラジルの隣国のベルー、コロンビア、アルゼンチン 等は確実に感染度が高まっており、今後の大きな懸念地区となっています。
報道では、以前からアフリカ大陸での感染の拡大を懸念していますが、南アフリカが米国並みの感染密度を示し続けている事が最も大きな心配事です。 ただ、アフリカ大陸での感染の広がりは南アメリカ大陸と比較すれば小さく、エボラ出血熱など感染症対策が充実している事の他、大陸内の各国間での移動が元々多くないか抑制されている事が推測できます。
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