私達・NPO法人GRAは、安全で楽しいオートバイライフを過ごすには、自らモラルを持って社会に接する事が最も大切だと考えています。そうして、一人ひとりが社会の中でモラルを育てる事こそ、人として一番必要な事の一つだと信じています。
事故現場での インモラル
(妖怪のつぶやき より転載)
人が責任を持って行なっている事に対して、何も手助けせず傍観者の立場で「意見」だけを言う人は多く、それは時としてモラルに反する行動=インモラルである事が少なくない。 自身に一切の被害が及ばないに場合には、他人の行動にあれこれと指図する事は控えるべきであり、逆に自身の行為が他者の生命や損失に関わるのであれば、モラルに反する無責任な行為として注意を受けるのは当然の事である。
『 事故現場に遭遇 』
それは、鳥取の大学に通っていた頃、当時付き合っていた彼女と僕の車でドライブをした、ある日の出来事。
鳥取県から国道53号線を南下して岡山県の津山市へ行き、その帰り道、県境の黒尾峠から鳥取県側へ約2q 下り、それに遭遇した。 比較的緩やかな右カーブ、道路脇のガードレールが上に大きく曲がり、ガードレール越しに白い蒸気が立ち上っていた。 「 交通事故だ!」 そう直感した僕は直ぐに近くの道路脇に車を停め、ガードレールの外へと急ぐと、谷下へと緩やかに続く傾斜面に白い4ドアセダン、僕と同じ鳥取ナンバー、スカイライン2000GT が斜めになったまま留まっていた。