オートバイのイベントが行なわれる場合、それが市販車で走行を行なうイベントであれば、ほとんどの主催者は開催目的や企画内容に“ 安全運転 ” という言葉を掲げています。

それは、オートバイでの死亡事故が目立って増え始めた 1970年代後半以降、社会的な批判や要求に応える為にも必要とされた言葉でしょう。
イベント開催会場の確保の際に会場所有者との交渉に必要になる他に、車両メーカーや自治体などから協賛を得る為にも、新聞社などメディアの取材を得る為にも必要な事だったでしょう。
ただ、それらのイベントの大半は 運転技術を磨く内容であったり、その技術を競う内容に留まり、本来の “ 安全運転 ” に必要な要素の一部しか行なっていないのが現状です。
確かに、運転技術は “ 安全運転 ” に必要な要素の一つです。
しかし、運転技術だけでは安全運転の実現には足りない事は明らかです。

【 画像補足】
歩道での駐輪を防止するために設置された柵を塞ぐオートバイ、
一見、大して迷惑を掛けていない様にも見えますが、
車椅子の幅に合わせて作られた柵なので、車椅子の人は通れず、
自動車が走行する狭い車道を使わざるを得ない危険な行為です
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