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 GRA紹介
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GRA発足以来、長年に亘り様々な活動やイベント企画運営を、全国各地で数多く行なってきましたが、その歩みや発展過程はその活動内容によって、以下の5つの時期に区分する事ができます。

地球上の生物の進化に例えるなら、約6億年前、2度目の全球凍結の後に多細胞生物が一気に増えた「エディアカラ紀」から「カンブリア紀」 に相当すると言えるほど画期的な時期であり新しい活動の誕生だったと言えるでしょう。

( イラスト:オパビニア / 出展:wikipedia


最も画期的だった点は、参加者自らがイベントの企画と運営を行なう『全員スタッフ全員参加制』というスタイルを確立させた事です。それによってメーカー主催の画一的なイベントとは異なり、目的やニーズに合わせてイベント内容を発展させ、イベント開催数や開催会場を一気に増える事につながったのです。
そして、このGRAの活動の成功によって、全国各地に同様の運営形態を採用する運営団体が数多く誕生し、自然に連携をとってお互いが活動するようになり、1995年から始まる『ジムカーナグランプリ』開催の基盤となったのです。


ナンバー付きのオンロードバイクのイベントといえば、単なる講習会か競技会しか無かった当時、初めてジムカーナ専門の『ジムカーナレッスン』を開催した事や、『ジムカーナパーティ』という誰でも気軽に楽しめるイベントを初年度から企画開催した事など、全く画期的なイベントを生み出しました他、ホンダ社との協力関係も深め、タイアップでのイベント企画開催も多く行ないました。

【関連・新規用語など】 全員スタッフ全員参加制ジムカーナレッスン特別練習会
ジムカーナパーティベーシックジムカーナタイム指数






この時期を、同じく生物史に例えるならば、恐竜がその栄華を誇った時期、「ジュラ期」から「白亜紀」だと言えるでしょう。
哺乳類や爬虫類と等しく住み分けていた恐竜達が、ほんのちょっとした“きっかけ”で圧倒的な繁栄へと突き進んだように、1995年に起きた事が“きっかけ”となり一気に「イベント活性期」が訪れたのです。

( 画像:ティラノサウルス/出展:wikipedia

1995年1月17日に発生した「阪神淡路大震災」によって、当時のGRA事務局(代表宅)が全壊となった他、生活環境や勤務環境の全てに大きな被害を受けてしまいました。これにより、生活そのものを回復させる必要から、代表個人が競技者として抱いていた目標や夢を断念せざるを得なくなりました。

しかし、その反動(?)として、この事がGRAの活動に残された全ての精力を注ぎ込んでいく“きっかけ”となり、それによってイベントの種類や開催数、そして参加者人数が一気に増える事へとつながったのです。

1995年に開始した全国を転戦するシリーズ戦『ジムカーナグランプリ』では、文字通り沖縄から北海道までを転戦する全国戦となったほか、『セッティング講習会』、女性ライダー対象の『レディースジムカーナ』など、イベント活動が一気に増えていき、1997年から1999年の期間には年間40回を超えるイベントの開催を行なうなど、他に例を見ない活動レベルまでになりました。

ただ、イベントの企画・開催活動に専念したこの時期は、「速さ」や「楽しさ」だけを求める参加者ライダーの増加による問題も生み出しました。
ライダー間の交流の促進や文化の育成、ライディング技術の向上は確実に達成したのですが、GRAが発足時から目標の一つにしていた社会性の改善に対して意識と行動を伴なわない参加者ライダーの増加によって、色々な面でGRAの活動の重荷が増えるなど問題点が顕在化し、これが次の展開(脱皮活動期)へと時代を変えていく“きっかけ”となったのです。


【関連・新規用語など】 ジムカーナグランプリ奨学飴制度、事務局全壊被害&移転 、
セッティング講習会レディースジムカーナ




 

恐竜全盛期が終焉を迎えた原因は、約6500万年前の隕石衝突だと言われていますが、GRAでも様々な問題が顕在化した【イベント活性期】に幕を引いて新しい時代を迎えるために、隕石衝突と同様に大きな衝撃を加える事となったのです。

( イラスト:ミアキス / 出展:wikipedia )

1995年から2000年までの【イベント活性期】6年間だけで、合計230回を超えるイベント開催数と12,000人を超える参加者を集めるなど、数多くのライダーにスキルアップと楽しみの場を全国的に提供してきましたが、より大切な目標を達成するために、2001年から、活動の方向性を大きく見直した時期が 【 脱皮期始動期 】です。

ライダー自身が社会的な問題点や課題を改めて見つめ直し、社会的な“意識”や“心”の育成につなげることを目標にしたのが「第1期・脱皮計画」です。そこから、GRA活動の脆さや労苦への配慮心を生み出し、楽しむ環境はライダーが自ら守り育てることが大切だという意識を育てるのを目標にしました。

競技性や趣味性の高いスポーツと認知されるようになった「ジムカーナ」から距離を置くために、「“草”ジムカーナ」という名称に変更したイベントを開催したり、自発性を促す企画を印象つけるために“わいわい”という名称をイベント名に冠するなど、新しい方向性を浸透させるための企画を進めました。

しかし、イベント開催の度に長時間のミーティングをするなど、手探り状態で育成活動を精力的に行ないましたが、その活動意図は十分に理解されず参加人数が減っていくことになりました。
そのため、イベントの楽しさを充実させるための工夫を重ねていきました。
ただ、イベントを開催する活動を従来程度に維持しながらの“方向転換”は決して容易でないという結論に至り、その経験を活かして【試行錯誤期】へと更なる“脱皮”を行なう事にしたのです。


【関連・新規用語など】 第1期・脱皮計画 草ジムカーナ“わいわい”レッスン




自然環境の変化によって、森林から草原へと生活をする場所が変わった事で、猿人から 原人への進化を促し、それが “人”の発生へとつながったと言われています。
それと同様に、慣れ親しんだイベントの運営形式をやめ、意識と行動の向上を求めて試行錯誤の時期となりました。これが「第2期・脱皮計画」です。

( 画像:原人 ホモ・ハビリス / 出展:wikipedia )

オートバイのイベントに限った事ではありませんが、参加者は“お客様”であり、「楽しみ」を強く求め、主催・運営者は参加者を“お客様扱い”して「楽しんでもらう」のを目指すのが一般的なスタイルです。
ただGRAでは運営スタイルの“進化”を目指し、“お客様扱い”を外して一定の成功を残してきました。しかし、ライダーやオートバイの社会レベルを向上させるのに必要な“意識”や“心”の向上や育成は十分に達成できませんでした。

そこで、参加者自身が積極的に意思表明する程にメリットが増す運営企画を色々と試行錯誤して、幾つか効果ある運営企画が生まれました。
例えば、“わがまま発揮制度”もその一つです。これは、参加者一人一人が要望を主張し合って当日のスケジュールやプログラム、走行コースまでもその場で決めていく方式ですが、参加者自身が何をしたいのか主張する必要があり、やりたい事を口に出して周りを説得する能力が求められます。そして同時に、他の人の存在や考えや目的に関心を持つようになるなど、一般的なイベント形式では得られない社会的意識を育む実績を残しました。

その反面、単なる“お客様”で過ごしたい人には参加し難い方式に映ったり、当日の即興で参加者の要望を満たしつつ充実したスケジュールやコースを生み出すという難易度の高い能力を求められるという難しさもありました。

様々な運営企画を次から次へと試した【試行錯誤期】で、一般的なイベント開催では得られない運営方式や、『心や意識の育成』に有効な手法やプログラムを確立する事ができたので、いよいよ次の【Web展開期】へと進みましょう。


【関連・新規用語など】 第2期・脱皮計画NPO法人格取得、わがまま発揮制度
挨拶タイム
寄付金制度GRAツアー




 
イベントの開催を企画して運営する事は決して難しい事ではありません。そして、それを継続させていく事も、人と人が同じ目的で一緒に顔を合わせる形式のイベントである限り、さほど難しい事でありません。
ただ、通信手段の発達した現代ですから、
GRAの活動実績で蓄積した“知識”や“体験”を、全国の意識ある人と共有する事が大切な任務と考え、「第3期・脱皮計画」でその実現を目指しています。

数多くのイベントを開催したとしても、伝えたいオートバイ整備やセッティングの大切さや基本知識は正しく伝え難いものです。まして、オートバイ本来の運動能力を生かしたライディングの基本操作は、正しい整備やセッティングが前提になりますから、イベント当日に正しく伝えるのは更に困難な事です。
これは、オートバイ講習イベントに関わる人全てが感じるジレンマでしょう。

そこで、Webサイトを通じて、オートバイ整備の基本やセッティングの大切さを正しく伝え、その上で動画などを織り交ぜてライディングの基本を伝える事ができれば、イベントに参加しなくても多くの方々と“知識”を共有していけると信じて活動を展開していく事を決めたのです。

その上で、Webサイトを通じて強く興味や関心を持った方や団体からの要望を募集し、希望の開催場所でイベントや講習会などを出張開催したり、運営や企画のサポートしていく活動も行なっていきます。
事前に“知識”を共有していれば、イベントの場ではより深く大切な“体験”を共有できるでしょうし、それが目標であり夢なのです。

さらに、Webサイト展開を通じて “バイク”や “技”だけに偏るのではなく、
“心”や “からだ”をバランス良く磨く大切さを説き、社会の中でオートバイライフ環境を育成していく大切さを世に問う活動へと踏み出します。





この【Web発展期】の活動を通じて、全国の人と情報交換をしたり、時には意見交換を行ない、場合によっては一緒にイベント運営を行ないたいと願っています。
今までの活動実績があるからこそ、きっと多くの人や社会の役に立てる存在になれると思いますし、そうなれる事を夢見ています。
( さあ、パソコン技術を磨かなくては! )








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