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旋回の“神髄”を身につけよう!
   
Don't you know the essence of turning?



『 人間は、旋回(ターン)を求める生き物だ 』
          Human cannot live without turning


人間は、旋回(ターン)が好きな生き物だと思う。
例えば、スキーがそうだ。 斜面を真っ直ぐに滑って下るよりも、絶対、旋回(ターン)を
好きな所で出来るから、多くの愛好者がいるのだ。



 
 
それは、スノーボードでも同じだし、サーフィンでも、スケートボードでも同じ、
旋回(ターン)ができるから楽しいのだ。



  
  
  
でも、滑った事が無いから分からない! という人は、
「旋回、好きでしょ?」と言われても ピンとこないだろう。

では、真っ直ぐにしか進まないジェットコースターや、回転せずに
直線路を真っ直ぐに進むだけのメリーゴーランド(回転木馬)や
コーヒーカップ(回転するカップ型の乗り物)を想像してみて欲しい。
そう、ただ座っているだけの乗り物なのに、旋回や回転をするから、
誰でも自然に楽しくなる事が、きっとよく分かるだろう。

そう! 人間は、旋回(ターン)を求める生き物なのだ!
 
 



 
 

Human is a creature that likes to turn. Skiing, for example, is one of them. There are more enthusiasts because they can definitely turn where they want rather than slide straight down the slope.The same is true of snowboarding, surfing and skateboarding. It is not limited to sports, but can also be seen in amusement parks. The lack of roller coasters that go straight, merry-go-rounds and coffee cups that go straight without spinning can be said to be due to the desire to turn even in vehicles that are just riding.
 
Yes! Humans are creatures with genes that enjoy turning.









『 オートバイは、“旋回”する為の乗り物だ 』
          Motorcycles are vehicles for turning


オートバイは、旋回のための乗り物だと思う。

その根拠の一つがタイヤだ。 傾けやすい形と太さになっていて、傾いて転がるコインよりも
ずっと旋回しやすいようになっているからだ。



 
 
その上、タイヤは二本あるから、旋回を安定させやすく、前後タイヤの働き方を変えるだけで、
色々な旋回が可能なのだ。



 
 

けれど、オートバイに乗った事がない人には分からないかも知れない。
「色々な旋回ができる、旋回の乗り物」と言われても、ほとんど
想像さえできないだろう。

でも、それはオートバイに乗り慣れたライダーも同じだろう。
例え、長年、オートバイに乗り慣れた者でも、「色々な旋回ができる」と言われても、それは理解できないし、利用できているライダーは少ないからだ。

そう!、多くのライダーでさえ、旋回の“神髄”を知らないのだ。



 
 
I think it's a vehicle for turning motorcycles. A good reason for this is the tires. This is because they are shaped and thick enough to be leaned easily. Moreover, because there are two tires, it is easy to stabilize the turn, and by simply changing the way the front and rear tires work, various turns can be performed. However, if you have never ridden a motorcycle before, you may not be able to imagine that a motorcycle is a turning vehicle. But it's the same for riders who accustomed to riding motorcycle, and few of whom understand that it's a vehicles that can make various turns. Yes! Even many riders don't know the essence of turning.








『 ライダーは、旋回の“神髄”を知らない 』
        Riders does not know the essence of turning


ライダーの多くは、オートバイの旋回を理解していないと思う。

例えば、バンク角(傾ける角度)がそうだ。「車体を傾ければ傾けるほど旋回できる」とだけ
信じて、バンク角だけに頼って旋回しているからだ。



 
 
それで、傾ける事への恐怖を減らし、車体と心を安定させる為にリアブレーキだけを多用し、
ただ闇雲に車体を傾けて走るライダーが多く生まれる現象になっているのだ。



 
 
しかし、スキーヤーやスノーボーダー達は知っている。
ただ傾けただけでは充分に旋回できない事は常識だと知っているのだ。 傾ける事をきっかけに
して、そこから荷重コントロールと体軸回転で旋回力を高めて、それをコントロールするのが
技であり楽しさだと知っているのだ。
 
 





 
 
そんな彼らが、なぜ、旋回の“神髄”を知っているのか? と言えば、ブレーキが無いからだ。

ブレーキを使えない状態で、如何に効率良く旋回を行なうのか試行錯誤をしている中で、
ただ傾けるのではなく、傾けて旋回のきっかけを作った後で、そこに荷重を加えて旋回力を高め、
同時に、体軸を旋回方向へと回転させる力で旋回モーメントを高める技術が生まれたのだ。


Many riders don't understand how to turn a motorcycle. This is because they only believe that the more they lean the bike, the more they can turn, and they rely only on the lean angle to turn.
This is the reason why there are so many riders who just lean the bike and use only the rear brake a lot for stability.
Skiers and snowboarders, however, are different. They know it's common sense that leaning is not enough to make a turn. They know that it's a skill and fun to use lean as a trigger to increase the turning force by load control and body axis rotation.








『 旋回の“神髄”を身につけよう! 』
             Get the essence of turning


だから、そんな旋回の常識・“神髄”を伝えて、オートバイの美しい旋回特性と楽しさを知って
欲しいと願っている。 それに、習得方法もそんなに難しい事もない。

スキーやスノーボードで滑るのと同じ様に、ブレーキを使わずに旋回をするコツを見つけるだけ。
できれば、公道上ではなく、他の人の迷惑にならない空き地で、低い速度で『 サークル練習 』
をすれば見つかる筈だ。バンクをきっかけに、膝から下、足裏や踝(くるぶし)部への荷重コン
トロールを工夫すると、オートバイにその荷重コントロールが伝わって、自然に安定した旋回が
続けられる筈だ。
 
   

    
   

最初は、ちょっと怖く感じる場合もあるだろうし、危険な場面に直面した時に備えて、リア
ブレーキはいつでも使える様に準備だけしておけば良い。

でも、「教習所の先生に言われたから ・・」と言って、リアブレーキを使うのは我慢しよう。
旋回をする時、どんな場面でも リアブレーキを使うのは、丁度、スキーで滑る時、初心者用に
スキー板をハの字に開いて滑る ボーゲンと同じで、常に リアブレーキを使っている様では、
オートバイの持っている特性や能力を充分に活かした走りを出来ないと知って欲しい。
それに、旋回時、リアブレーキを使い過ぎれば、その旋回効率が下がる事は常識なのだ。

 

【 ブレーキ使用について】

  もし、旋回をどんな場合でも安全にコントロールしたいなら、リアブレーキよりも、
   フロントブレーキを使いこなす技術を磨くべきだ。 それは、直立・直進走行時に減速
   するには、フロントブレーキの適切なコントロール技術が必要なのと同じだ。
   コーナーに入って旋回時、減速旋回であれば、フロントタイヤの方により大きな荷重が
   掛かっているし、そのフロントタイヤへの荷重をフロントブレーキでコントロール
   (大きくする)すれば、必ず、更に旋回の半径は小さくできるからなのだ。そんな技を
   身に付ければ、スキーやスノーボードには出来ない、オートバイだけができる凄い旋回
   になるんだ。  

  更に、スキーやスノーボード以上にオートバイが凄い旋回が出来る場面は、アクセルを
   開けて、加速しながら行なう旋回だ。(講習で言われる、旋回の後の事ではない)
   フロントブレーキのコントロールで旋回効率を高められるのは旋回の半分まで。そこから
   加速旋回では、リアタイヤを使った旋回になる。この事については、下段で紹介している
   『 リアブレーキでは曲がれない? 』の 5ページに簡単に書いてあるので、参考までに。
  
  



This is why I hope to convey the common sense of turning and let people know the beautiful turning characteristics and fun of motorcycles. Basically, just like skiing, the rotational force is controlled by load control and body axis rotation without using brakes. With the addition of front brakes and accelerators, more fun turns are waiting for you than skiing and snowboarding, and this riding technique leads to safe riding.








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  <サークル練習> オートバイ 基本の「き」
Riding Basics "Circle Practice"
  ライディング技術を高めてくれる、基本中の基本の練習方法、
<サークル練習>を 分かりやすく、詳しく解説しています

  <Q&A> リアブレーキでは、曲がれない ?
Q&A Dosen't the Rear Brake Help Turn?
  教習所などでは、リアブレーキの多用を奨励していますが、
それは非効率なだけでなく、決して安全とは言えません





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