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YOKAI's murmur
 



 馬 と オートバイ

  Horse and Motorcycle



先日、何気なく テレビのスイッチを入れたら、G・ハックマン が馬に乗っていて、そのライディングがとても上手だったのが心に残っている。



1975年公開の西部劇『 弾丸を噛め 』(Bite the Burett)のワンシーンで、馬に跨った彼が建物の前に立った女優と話をしている場面だったけど、その場から少し離れては直ぐに踵を返してを何度か繰り返す何でもないシーンだったけど、その時の馬の扱いがとても見事だった事に心が打たれたのだ。

ハックマンの様子を窺う様に動く、馬の両耳や大きな瞳、馬体全体の筋肉など、ハックマン自身は何も命令さえしていない様子なのに、台詞と合わせて鮮やかに馬体を翻し、翻した背中が映し出された間も無く馬脚が向きを変え始めるなど、2分間ほどワンカットの場面の間、馬の動きは ハックマン の心情に合わせるかの様に見事な動作が続いたのだ。もちろん、代役ではない。

それは、馬だけではなく、オートバイのライディングでも共通している事だ。
ライダーは操作らしき事は殆どしなくて良いのだ。走るのは馬でありオートバイ、ライダーは最小限の操作と力があれば良いのだ。

しかし、時に人は誤解をする。 一生懸命(風)に操る必要があると。
日本の時代劇の乗馬シーン然り、二輪講習会のインストラクター然りだ。
そんな誤解は 馬やオートバイ を活かしてないだけでなく、ダメにしてしまうという事を、僕は発信し続けたい。



  
最後に、僕の好きな 乗馬レース・Barrel Racing を紹介しよう。
馬場に置かれた Barrel(樽)状のマーカーで作られたコースでのタイム競技だ。
  
動画は Loveland Reporter-Herald 投稿 の『 2013 Larimer County Fair: Open barrel racing 』だ。 僕は、走り方とタイム的にも、最初に出走した女性のが好きだ。
  




In the movie Bite the Burett, I was struck by the way G. Hackman treated his horse so well. I was fascinated by the tension between the two ears and the big eyes, and the muscles of the whole horse, moving as if to look at Hackman. And, during the one-cut scene for about two minutes, hackman seemed to have no command of the horse, as the horse's legs began to turn around while the horse's back was projected, vividly turning the horse's body in accordance with Hackman's lines.

I think that such a spectacle is common not only in the horse but also in the riding of the motorcycle. Riders don't have to do very little to control. It's up to the horses and motorcycles to run, and the riders have minimal operation and power.
 








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