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イベント名 GRAのセッティング講習
開催日

2017年 10月 9日

開催場所

りんくう公園 特設会場 (大阪府)



空気圧、指定値をベストと思い込んで ・・

技術ないものほど、空気圧こだわる必要が


空気圧、指定値がベストと思い込んで・・     

兵庫県   T さん


■ 初めての参加で予想外の展開に

今回、初めて参加させて頂く事となりました。
参加するまでは、カリキュラムに沿って順にレクチャーを受けるものと想像していましたが、
いきなり予想外の展開に。

ホワイトボードにマグネットプレートで貼り付けたカリキュラム一覧から、希望する内容を選び、
その選択に合わせてレクチャーが始まりました。


■ 空気圧はメーカー指定地がベストと思い込んで ・・

最初のカリキュラムは前後タイヤの空気圧変更と走行フィーリングの変化を感じとる感覚を養う
という内容でした。
これまで、空気圧は余程の特殊な状況でない限り、メーカー指定値がベストであると思い込んで
いました。
ですが 0.2kgの変化でも、想像以上にフィーリングが変化する事に驚きました。



他にも、走行フィーリングの確認には正しくブレーキングを行い、通常の走行状態で試すべきか
と思いましたが、そうではなく、ノーブレーキで旋回し、かつ、少ない周回で確認する事でした。

最初はノーブレーキで旋回する事が怖くて、上手く走れませんでしたが、慣れるとむしろ、
フィーリングの変化に敏感になれたように感じました。


■ フォーク平行調整で、左右同じように曲がれるように

午後からは、左右の曲がり方が異なるとの指摘があり、アルミの棒を利用したフロントフォーク
の平行をとる調整を教えて頂きました。
結果、これまでは乗り方に左右のアンバランスがあるものとばかり思っていましたが、左右同じ
ように曲がれるようになりました。

これに続き、リアスイングアームの角度が強すぎるとのことで、車高調整の手ほどきをうけ、
結果、コーナー前半と後半の旋回が一定になり、よりスムーズなコーナリングとなりました。



■ 調整とセッティングの結果

その後は、午前にも行われたミニコースでのタイム計測を、同じレイアウトで走りました。
午前よりもバイクの動きが良くなったためか、速度やバンクのほか、進入ラインもトータルに
気を配る事ができて、午前のただ頑張って走るのとは違い、考えて走る事が本当に楽しく感じら
れました。

最後にフロントフォークの沈み量のお話や、サスセッティングの全体的な進め方などの説明を
受け、気が付けば撤収の時間となりました。



あっという間の1日が終わり、思った以上に疲れてしまいましたが、充実して帰路につく事が
できました。
本やネットでは得られない、正しい知識を習う事が本当に大切だと感じたイベントでした。

是非、今後も続けて参加したいと思います。ありがとうございました。


【事務局より 】

今回は、GRAに初めての参加、おつかれさまでした。
申込みメッセージからも想像できましたが、とても真面目で目的意識のはっきりした参加に
あらためてお礼を伝えます。ありがとうございました。

ただ、走る練習が主体の他のイベントは違って、オートバイの構造や仕組みの座学に始まり、
その整備や調整でオートバイがどう変化するのか?
調整(セッティング)を行なってバランス点(釣り合う基準点)を感じ取る走行の繰り返しは、
初のGRAイベント参加という事と相まって、ずいぶんと頭も感覚も疲れたと思います。

今回直接指摘やアドバイスをした箇所は、整備・セッティングでは基本中の基本ですが、
見るコト聞くコトが初めての事が多く、きちんと理解し把握するにはもう少し時間は必要だと思います。
しかし、正しい理解と確認走行を繰り返せば、今の状態よりはるかに乗り易くなり、
それに合わせて 乗るのが楽しくなり、その走行レベルも必ず高くなっていきます。

どうぞ、GRAでは 「セッティング講習」ではなくても、イベントに参加した際に、
「この調整を知りたい!」とか 「次はどの調整が必要か?」などと要望を出すだけで、
昼休み時間などの時間に ミニ講習や調整サポートも行なっていますので、
どうぞ 積極的に利用してください。

追伸ですが、正式な参加ではなくて、“見学参加”の場合にでも、
要望次第で同様な対応も行なっていますので、いつでも気軽にお越しください。


<フロントフォーク 平行調整の GRA公式ブログ記事 です>
「 フロントフォークは二人三脚の如し」


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技術ないものほど、空気圧にこだわる必要が・・ 

兵庫県   Y  さん

■ GRA参加履歴

自由練習会 2回
講習会 2回
今回で、5回目になります。

今回は、いつものSR400のSさん(午後より見学参加)は、仕事で
初参加のTさんと二人 でした。


■ バイクの整備の現状

自分自身、正直にいいますと、タイヤの空気圧
バイク屋で、オイル交換等
整備の時に、見てもらうぐらいで、いままで気にとめていなかったのが、
現状であります。 
また、メーカー指定の空気圧に適当に合わせていたら 大丈夫ぐらいで考えておりました。

まずは、VTR250のメーカー指定は、フロント2.0リア2.25

代表より、 エアゲージは、誤差があるので、自分の分を使用しなさいと
空気は、私(代表)が、いれてあげますと。
実際は、フロント1.8 リア1.9でした。
特に気にせずのっていました。



■ フロントの空気圧を調整してみると ・・

最初にフロントから、 2.0にしました。

「前より曲がりやすい感じがしました。」

次に、極端の方が、わかりやすい?ということで 3.0にしました。
当方、知識不足のため 3.0にしても、タイヤが、破裂しませんか?と
代表に聞いてしまいました。(笑)
もちろん、大丈夫とのこと

3.0の感想は、

「少し、曲がりすぎる?切れ込む?」

次に、2.5にしました。 感想は、

「曲がり具合もちょうどよく乗りやすい」

フロント、指定空気圧は、2.0ですが、
とりあえず、当方は、2.5に決めることにしました。
念のために?ためしに?1.5もやってみました。
1.5にしても、タイヤ足でけった感じでは、
別に空気圧高いのか?低いのか?わからない?
やはり、エアゲージでないと、わからないと感じました。

感想は、

「フロントタイヤが、グニョ?とよれる感じ、やはりだめです。」


■ リアの空気圧の調整してみると ・・

次に、フロントの空気圧、2.5にしてリアの空気圧 をためしてみることにしました。
リアのある程度、高いほうが、当方の好みと考え
リアは、高い空気圧の2.5と3.0を試してみました。

感想は、フロントほど違いは、ないけれど

「どちらかというと、2.5ぐらいが、まがりやすさちょうどいいかなと」

このように、最初は、空気圧で、どのように乗りやすさ?曲がりやすさ?
曲がる感じ、変化するのか?わからなかったですが、
自分のような、大したライディング技術ないものでも、ある程度わかるかなと
思いました。

また、逆にライディング技術の、ないものほど、 乗りやすい(自分に合った)空気圧に
こだわる必要が、あるのかもしれないと感じました。



■ フォロントフォークの平行調整の結果

午後より、代表に、フロントフォークの左右バランス?
(この表現であっているのかわからない ですが)を取ってもらい、
簡単に、走ってみましたが、

なんか?バランスよく前より、曲がりやすい
(この表現が、あっているかどうかわからないですが、自分の意思とオートバイの動きの差が、
やや縮まったような感じ)気がしました。

その後、体調不良になりまして、自分だけ、休憩を申し入れました。
当方、酒は、ほとんど飲まないので、飲みすぎでは、なく
寝不足・疲れかなと

バイク乗るときは、体調も大事であると感じた次第であります。
反省反省



■ タイムトライアルで朝一の時と較べて

最後の、タイムトライヤル
朝と同じコース
どんな感じかなと思いました。

やはり、タイヤの空気圧・左右のバランスを調整し(左右のバランスは、調整してもらった)た
おかげで、 いい感じで、走れました。

他の座学でも いろんな、話をしていただきましたが、
今まで、整備とか、バイク屋任せでほとんど、してこなかったのですが、
また、これから、どこまでやるのか?またやれるのか?
それは、自分自身が、決めることだと思います。

今回、この講習会に参加するために、 初めて、エアゲージ・空気入れ
(空気入れは、実際は、代表のお借りして使わなかったですが、)も購入しましたので、
まずは、空気圧ぐらいは、今後気にしていこうかなと決意(大袈裟?)した、次第であります。




【事務局より 】

今までの参加イベントは主に走行練習が主体でしたが、今回の「セッティング講習」では
オートバイに対して新しい“視点”を持つ事ができたのではないでしょうか。
感想文を拝見する限り、その開催目的が叶い嬉しい限りです。

講習の際にもお伝えした事柄ですが、メーカー指定の空気圧も純正装着タイヤの場合の推奨値です。
オートバイにとってのタイヤの重要性を理解できれば、ライダーに合わせた空気圧にする必要があり、
タイヤを交換すれば尚更、最適な空気圧を検討・調整する必要があります。

また、オートバイは市販状態、それが新車の状態だとしても、
決して正しい組み付けが行われている訳ではありません。
その事は 今回の“フロントフォーク平行調整”の前後の乗り比べで実感されたと思います。
あの作業の様に、正しく組み付け直す整備を行なう事で、オートバイは更に乗り易くなります。

ただ、とても残念な事に、これらの大切な事柄は専門誌であっても記述されておらず、
また 私達GRAでも Webサイトで十分に解説できていない状況ですから、
より多くのライダーの方へ向けて、もっと情報発信を続けていきたいと考えていますので、
どうぞ これからの情報発信にご注目ください。

また、イベントに参加された際には、例え整備&セッティングがカリキュラムに無くても、
要望次第で積極的に応じますので、ぜひ ご利用ください。


<フロントフォーク 平行調整の GRA公式ブログ記事 です>
「 フロントフォークは二人三脚の如し」

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