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イベント名 ライディング・セッティング_クリニック
開催日

2019年 11月 3日

開催場所

りんくう公園内 特設会場


まだまだ、バイクに慣れる必要が! 自分に合ったセッティングが!
なるほどと納得しました!    


まだまだ、バイクに慣れる必要が!

大阪府   M さん



昨日も参加させて頂きありがとうございました。

【今回の課題】

 ・8の字。    

   右回りと左回りで上半身の動きが異なる感覚があったので
   どこが違うのか試行錯誤していました。

【その結果 】

 1.小林さんから指摘のあった、そもそもバイクの動きが左右で異なる状態で
   正しい姿勢を探求するのには無理がある。

 2.安定した正円の体勢ができていないと余計に分からなくなる。

ということになりました。


【練習メニュー】

 安定した正円軌道走行の練習をする。

【練習結果】
  1.目が回って、自分の姿勢まで気が回らなかった。
  2.視点移動が安定しないと、安定した姿勢を保てない事を体感した。

以上、今回の課題と結果でした。


【感 想】

 前回参加させて頂き、もっと練習したいと思い南港や北港などで適当な空き地が無いか
 さがしましたが発見できず  今回の参加となりました。

 そのため、また振り出しに戻った感覚でしたが、何となく感覚は戻ってきた感じでした。

 あと、今回はセッティングの時間が多くあり勉強になりました。

 ただ、自分のバイクの変化に気付けないのは、まだまだバイクに慣れる必要性を感じ
 ました。

 とりあえず、エアゲージはamazonで購入しましたので、今後も必要工具は揃えて
 いきたいと思います。

 次回も宜しくお願いします。

ニンジャ 250R 感想文



【 担当講師より 】

昨日(11/3)は 大変にお世話になりましたし、色々と体験と勉強をさせて貰える機会を作って下さり、ありがとうございました。

また、Mさんも、整備に練習にと、お疲れさまでした。
前回以上に、オートバイとの会話量が増えて、お互いの理解も増して、とても羨ましく見えました。

そして、早速に 「 感想文 」リポート を 送って下さり、ありがとうございます。
内容は、多くの人の生きた参考になると思いますし、近日中に 公式Webサイトなどに掲載させて貰いますので、是非、お待ちください。

   *  *  *  *  *

昨日 簡単な試乗で指摘させてもらった事ですが、いつもながら、私の簡単過ぎるコメントだったと反省しています。 申し訳ありません。

コメントの内容に誤りは無いと、その時の車両の動きや感触を思い出しながら、確信はしていますが、こうして 時間を置いてみると、追加で別の提案ができたと感じているのです。

それは、フロントフォーク周りの “ コリほぐし ” です。

これは、どんな車両でも発生している事ですが、人間の身体と同様に、毎日毎日を 過ごしている内に、“ コリ ” が溜まった状態になります。
オートバイの場合も、車体各部に “ コリ ” は 溜まり続けていて、特に、人が直接 “ 手 ” で触れている フロント( ハンドル )周りの “ コリ ” や “ ゆがみ ” は、 神経感覚が敏感な “ 手 ”(脳の中で 手の感覚エリアが広い )ですから、とても 大きく影響を受けてしまいます。

そこで、 “ コリほぐし ” の 提案となっています。

コリほぐし と言っても、様々なレベルがありますが、現場 で 出来る事と言えば、フロントフォーク各部を 締め付けている ボルト を、一旦、少しだけ緩めた状態にして ( 人間で言えば、身体を充分に温めた様な状態 )、それから 車体を静かに 直立させて、ゆっくりとフロントフォークを伸縮させて ( 人間で言えば鉄棒にゆっくりとぶら下がり、腰を左右にゆっくりと同じ量だけ回転させる様な )その後で、直立させたまま、緩めていた ボルト を正規の締付けトルク で ゆっくりと 締め付ける事を提案します。

もちろん、一人で行なうのは 少し難しい事もありますし、トルクレンチ の 準備も必要ですが、関心をもって貰えるなら、いつでも 対処が可能な作業です。

現場レベルで、この “ コリほぐし ” を行なったとしても、その 効果 がどれ程体感できるかは、人間の場合と同様に、お約束はできませんが、“ コリほぐし ” や “ 整体 ” は オートバイ にとっては (人間も、ですが)とても 大切な事で、実際、整備の作業の 半分 は その為に行なっていると言って過言ではないと私は考えています。

どうぞ、次の機会、もし 関心や時間がおありであれば、また 要望として出してください。 お待ちしています。


                                      小林 裕之


ニンジャ 250R 感想文


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自分に合ったセッティングが !

兵庫県   K さん



バイクサスセッティングなど乗り方に悩みが生じ、ネット検索でGRAのホームページをから「ライディング・セッティングクリニック」イベントに参加させて頂きました。

最初は8の字、Uターン、円周回などバイクに慣れる所から始めました。正直、実際にこのような基本動作を連続でするのは初めてで広い会場で体験できたのは非常に有意義でした。
その後、サスセッティングの悩みを伝えた所、直線フルブレーキでバイクの挙動、走りを見てもらい、その後、小林さん(先生と言ったら駄目だそうです)に乗って頂きセッティングを開始しました。調整は適切なアドバイスの下、全て自己責任で行いました。これにより基本的な調整が整い、ここから自分の合ったセッティングを進める事が出来ると感じました。

途中、自分のミスによる転倒アクシデントもありましたが、生暖かい励ましの言葉で乗り切れました(笑) 更なる転倒を心配し自分のバイクを使用するよう勧めて頂いたのは感謝の言葉しかありません。小林さんは見た目の「妖怪」印象とは違い、気さくな接し方で冗談交えながらわかりやすい説明をして頂き、同じ日に受けたHさん、Mさんも助けられながら良い日が送れたと思います。

バイクと私の傷が癒えたら(笑)、次回も参加したいと考えています。この度は色々ありがとうございました。これからもこの会を続くよう願っています。


ニンジャ1000 K(仮称)

ニンジャ 1000 クリニック 感想文



【 担当講師より 】

こんにちは K さん
先日の、『 ライディング・セッティング クリニック 』への 来場・受診 ありがとうございました。

K さんにとっては 初めての会場で、初めての 診察・講習内容でしたから、色々と面食らう事も多く、また 気疲れや体力も駆使された面も多くあったと思います。
が、それにも増して驚かされた事は、他の 来場者の方々に負けない バイタリティー と 積極性、そして 決断の早さです。
お蔭様で、クリニックを通して伝えて行きたいと考えている事を、遠慮無く、躊躇せず、真正面から伝える姿勢を保てましたので、この場を借りて、お礼を申し上げます。
ありがとうございました。

また、それと同様に、実直で明朗な要請や提案、そして暖かいお心遣いによって、愛車・Ninja 1000 の 試乗チェック の一部を任せて下さるなど、多くの勉強をさせて戴く事にも感謝を申し上げます。

今回の クリニックで頂戴した知識や体験は、Webサイト等を通じての発信など、今後の GRA活動の糧の一つとさせて戴きます。
どうぞ、これからも オートバイとの良い関係を構築して、良きオートバイライフをお過ごし下さい。


< 追伸 >
来診・受付の際、「 前後サスペンション セッティング 」を要請して下さったにも関わらず、全てのご希望に応えられていない事を改めてお詫びします。
というのも、一定レベルの サスペンション セッティング を行なうのは容易ですが、受診 された方が理解と実施できるレベルに合わせて進めていくのが最善の方法だと考えているからです。

今回は、先ず、何もしない状態から 一歩、「 どこに、どんな調整箇所があって、どう触るのか、どう変化するのか 」を 理解して覚える 第一日目 になっています。
それは、間違いなく、最適なエリア で 適確な調整や理解 を 行なえた一日だったと言えますし、Ninja 1000 のライダー に限らず、殆どの ライダーにとって 得られていない体験だった事を保障します。

< 追伸 2 >
現状では、前後サスペンションは、最も肝心な リア の プリロード を、Kさんの体重に合わせて、40クリック締めにした調整以外、殆どの調整を 調整可能な範囲で最弱にしてありますが、メーカーの想定範囲の調整ですから、最弱であっても 直接に安全性などを脅かす恐れ、構造的な負荷を増やす心配、そして 使用し続ける事での早期摩耗などの恐れは無い事を伝えます。

ただ、最後の試乗チェックの後にお伝えした通り、来場された当初よりは ずっと 言う事を聞いてくれ、頑固さが随分と少なくなった設定ですが、フロントの 伸び側ダンパー ( フォークトップ、マイナスドライバーで調整する箇所 )は、現状よりは 1回転 か 1回転半、右へ回してあげた方が、より良い会話ができると思います。

それ以外の場所についても、公道でのサスペンションチェックは 危険でお勧めできませんが、可能な範囲で、一カ所ずつ、少しずつ 会話を繰り返してあげる事をお勧めします。
何と言っても、来場された当初のセッティングは、全て記録されていらっしゃいますし、必要であれば、元通り( 新車時 )のセッティングに戻すお手伝いも可能です。

< 追伸 3 >
他に頂戴した 「 乗車姿勢の正しい位置 」と 「 アクセルグリップの正しい持ち方 」については応えられませんでしたが、次回、来場された際、よろしくお願いします。
その代わりと言っては変ですが、セッティングの基本をお伝えする際に申し上げた 「 硬い とか 柔らかい は誤解を招き、正しい判断や調整を妨げる 」という事柄については、近々、公式Webサイト の “ オートバイの基本講座 ” の コラムで取り上げるべく、資料や画像の手配を進めておりますので、是非、ご期待下さい。


                    クリニック担当講師(先生ではなく)  小林 裕之


ニンジャ 1000 クリニック 感想文


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なるほどと納得しました !

兵庫県   250TR さん



11/3 はありがとうございました。  

当日の課題として「1速←→2速のギアチエンジをスムーズ行う」に対して   
午前中はオーバルコースプラスαができるエリアで2速から1速へのシフトダウンを試行錯誤しながら どのタイミングで一番スムーズにできるかを練習することができました。   

午後からは、午前中の応用として、1速、2速を使う複合コースでの練習でさらに、時間を測定していただき  シフトダウンの要領(回転の落ちてきた状態でのシフトダウンがスムーズにできる)を体験することができました。  

1速と2速が離れているため、十分回転を落とさないとギクシャクしたり、リアがロックしてヒヤリとすることもありました。
何となく雑誌等で同様なことが書いてあることは予備知識としては持っていたのですが、なるほどと納得しました。   

今後も運転技術(安全に曲がる、止まる、加速する)の向上のため参加致したく、よろしくお願いたします。    


神戸市 250TR 





【 担当講師より 】

こんばんは 250TR さん
 
先日(11/3)の 『 ライディング・セッティング クリニック 』では、大変にお世話になりました。
また、早速に 「 感想文 」を送付して下さり、他の多くの人にとって良い参考になる文章になります ので、重ねて感謝を伝えます。
 
前回のクリニックでは、初めて参加される方もあり、どうしても そちらの人に手が割かれる事になり、 「 2速から1速へのスムーズなシフトダウンの練習を 」という要請に甘え、必要なエリアの確保はした ものの、十分なチェックやアドバイスなどに力が注げなかった事にお詫び致します。

その分、午後から 基礎的練習から応用技術へと高めるために、2速から 1速 へのシフトダウンが 2か所 で必要になる 練習コースを作成しましたが、多少は要請に応えられたでしょうか。

その際、私も練習コースを走ってみましたが、その 2か所のセクションは 予想以上にタイトで、リズム が保ち難く、想定以上に要請に応えてしまった様で、良かったのか? 申し訳なかった気持ちです。
   
   *    *    *    *    *    *

さて、その際の 250TRさんの車両の動きを頭の中でリプレイさせていて、気付いた事があります。
それは、「 フロントの動きが乾いていた 」という感覚で、それが気になっています。

前々回、8月に参加された時と比較すると、フロントの動きが途切れとぎれで、スムーズに流れる様な 動きではなかった様に見えました。
フロントの動きに、前々回の時の様な安心感を覚えられず、バンク角も狙い通りにならず、最大バンク に至る前後で 小刻みに左右に振れる感触を覚えているかの様に見えました。

もし、体調面で大きな違いはなく、且つ、指摘した様な感触が多少でもあったのなら、次の 2点を提案 します。

1. 8月の時と同様に、フロント周りの 整列と締付けトルクでの再締付け
・・ オートバイの状態は、例え転倒や事故を起こさなくても、駐車保管させているだけでも、刻々と
   変化を起こしていて、この場合では 車体各部にストレスが溜まる事が影響している可能性は確実
   にあります。
・・ 実際、鈍感な僕ですが、フロント周りは定期的に整列と締付けトルクの再確認を行ない、その度
   毎に フロント周りからストレスが抜けていくのを感じている程です。

2. フロントフォークオイル、1万キロ 以上無交換なら、是非 交換しましょう
・・ フォークオイルはエンジンオイルと同様に、必ず経年劣化をして、性能低下と同時に機構部品の
   損耗を速め、安全性も低下させます。
・・ 新品のフォークオイルを使うと、新品のタイヤを履いた時以上に 路面への当たりが良く、とても
   スムーズな走りで車両との会話も深まりますので、是非、参考にしてください。

以上、後出し ジャンケンでした。

                          クリニック担当講師  小林 裕之


【後日、到着メール】

小林殿

ご連絡ありがとうございます。

初参加の方に集中しての対応について、ご心配不要です。

逆にサスセッティングについて勉強になりました。
午後のコースは、1速使用の部分は最初は苦戦しましたが、コースを微調整していただいたことで走りやすくなりました。このコースで、1速に落とすタイミングを確認できてよかった考えています。
(逆に、ニンジャ250の方には厳しかったかと思っています。)

フロントフォークの動きにつては、アドバイスありがとうございます。
確かに、フロントフォークの動きが渋い感覚があり、動きにスムーズさがかける感覚がありました。前回のフロントOHから3年程度たっていたこともあり
来週に2回目のOHを実施する予定です。

今後ともよろしくお願いいたします。

 
神戸 250TR

< 返信文章>

こんばんは 250TR さん

早速の 返信、ありがとうございます。

フロントフォークの交換されるとの事、オートバイは喜ぶと思います。
その際の、ひとつ アドバイスをお届けします。
それは、フロントの車高 を測定して記録しておく事です。

というのは、フォークオイル の交換した場合、その オイルの量が交換前 と 全く同じにはならない為、フロントの車高が変化して、操縦性にも 変化が表れるからです。

フロントの車高は、インナーチューブの アウターチューブから アンダー ブラケット(下ヨーク)までの(インナーチューブ露出)距離の事で、 乗車時(乗車して両足が浮いた状態)と フルブレーキング で 最大に 沈み込んだ状態を測定します。

測定には、インナーチューブに タイラップを巻くなどして測定する等、 少し面倒に感じられる事もあるでしょうから、参考に読んでもらうだけでも 一向に構いません。

オイル交換前 と オイル交換後 に 測定して、交換前後 で 操縦性に変化が 出た時に、その フロント車高のデータがあると、オートバイの言葉 が もっと理解しやすくなる良い機会だと、僕は思っているからです。

また、また 長文で ごめんなさい。



                        クリニック担当講師  小林 裕之




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インストラクター:小林 裕之
  
Instructor : Hiroyuki Kobayashi




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