本日は、一日ありがとうございました
R(仮称)です
朝は、雨が残っておりましたが
昼からは、いい天気になり愉しい時間が過ごせました
昼休憩中、大きな音がしたのですがトイレ前で
すぐには戻れず、申し訳なく・・・・
『 本日の課題 』
今日の課題としては、基本に戻り
1.空気圧の確認
2.リヤのサグだし
昨年のクリニックにてバイクの現状が少しわかり
リヤのバネレートが高いことが気になりました
そのため、1週間前に少し柔らかいバネに交換した
ばかりで調整しきれていない状態でした
午前中かけて空気圧の違いでバイクの挙動が
変わることがなんとか確認できました
普段の町乗りやツーリングですと走っている間に
路面温度が変わったり、同じ場所ではなくなっているので
クローズエリアであるため、バイクの変化に
気づくことが比較的楽であったと思います
また、小林先生の客観的な評価はとても
参考になります
『 午後からは ・』
午後からは、リヤのサグ出しを行いました
ホイールトラベルは、大体130mmであることから
(念のため帰ってから調べましたところ、130mmでした)
43mm(ストロークの1/3)必要でした。
プリロードが油圧式で元のストッパの
調整が困難でしたので油圧での調整範囲いっぱい軽くして
36mmまで(28%まで)は調整できました
スプリングレートとプリロードが変わったので
ダンパの減衰調整はやり直しでした・・・・
リヤがよくなると、フロントが気になり・・・・・
また、やり直しで楽しいような?しんどいような?
奥が深いです。
『 クリニックの醍醐味 』
ここでも、自分の感覚(ムリムリ押し込めば結構走れるが)と
小林先生の客観的な評価はとても参考になります
一人であると、迷宮入りするとこですが・・・
小林先生の指摘により、迷いは少し軽減されます
これが、クリニックの醍醐味ではないでしょうか?
はじめは、自分の走り方の癖があり騙されているよな
感じはありますが、少し走るにつれ慣れてくると
ようやく仰ることがわかる時がうれしいです
(私の技量では分からない時のほうが多いですが)
毎度、このような新しい発見を気づかせる機会を
作っていただき感謝しております
もう少し機会がありましたら、お邪魔させていただきます
追伸
サスのO/H時の資料がありましたので
送付させていただきます。
以上
【 担当講師より 】
最初に、昼休みの間、「自主練習しますので ・・」 と言って、簡単な操作で転倒し、
大きな音で驚かせてしまった様で申し訳ありませんでした。もちろん! 本人は転倒しない
シチュエーションでの転倒だったので、驚き、悲しみ、へたり込んでしまって、そう!
誰かに助けて欲しくて、「 助けてくれるのを待っていたのに ・・ 」と 甘えてしまった事も、
お詫びします!
さて、昨年 12月のクリニックに続き、今回が 2回目の来院(参加)でしたが、絶やさない柔らかな
笑顔からは想像がつかない程に熱心で、乾いたスポンジの様にオートバイが伝えてくる様々な“ 声 ”
を吸収されている様子に、今回は前回以上に感心させられる事ばかりです。
その事は、前回から今回までの間に 前後スプリングを交換されてきた事にはっきりと表れています。
この文章を読んでいる方の中には、私が 「 スプリングレートを 〇〇 パーセント低くした方が良い 」
と アドバイスをしたかと誤解する方も居るかも知れませんが、それはありません。
昨年 12月、このクリニックを訪れて、要望に合わせて リアの車高(スイングアームの垂れ角)の確認
する走行方法を伝えたり、同じく要望が叶う様な 試験確認に適した走行コースの提案は行ないましたが、
そこで オートバイと会話を繰り返し、オートバイがもっと気持ち良く走る為に必要な ライディングを
色々と試したり、オートバイ自身も気持ち良く走ってもらう為の調整や変更まで考えを巡らせたのは
私ではなく R さんご自身の力であり、とても優れた感受性と考察力です。
そして、それ以上に感心させられたのは 行動力です。
大半の方は 調整可能な場所は調整を試して、後はライディングの工夫で補おうとするのが一般的ですが、
R さんは 前後のスプリングをわざわざ(?)5 〜 10 % 程 低いレートのものへ交換して来院されている
のですから、とても感心させられています。
多くのライダーにとっては 「必要は無いこと」と思われている事かも知れませんが、サスペンションの
基本はスプリングであり、ライダーの身体と使用環境に合わせて スプリングレート を適切に変更する事
は、オートバイの能力が最も適切に発揮させられる事であり、ライダーは安全な走行が可能になるだけで
はなく、自身に合わせて適切に調整されたオートバイから 正しいライディングを自然に学ぶ事に繋がり、
オートバイと最も良い相乗効果を得られる関係になるので大切です。
さて、R さん からは、後日、フロントスプリング の レート選択について質問がありましたが、この話題
は 多くの関心の高いライダー達にとっても 切実な話題の一つだと考えており、R さんの了解を得て後日
【 FAQ フロントスプリング の選択は? 】(仮称)という コラムの作成で回答・公開します。
どうぞ、関心の高い方、無かった方も含めて、ご期待ください。
< 追伸 >
R さんへ提案です。
ライディング と タイヤの摩耗痕を拝見する範囲での判断ですが、車体の左右差が大きい様に思えます。
左右差の候補としては、フロントフォークの捻じれ、前後タイヤの不整列、或いは エンジンマウントや
バンパーが原因の車体ストレス などが考えられます。 機会があれば、検討される事を勧めます。
なお、妖怪ガレージ・持ち込み企画への応募という形であれば、歓迎します。
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