このエントリーをはてなブックマークに追加


2002“草ジムカーナ”第2戦『伊勢GP』イベントリポート
---敬称は省略させて頂いております。ご了承ください。---
全国を巡る“草ジムカーナ”グランプリ第2戦は、初めての会場となる伊勢での開催だ。 うららかな春の陽気に誘われて、この日を心待ちにしていたライダーたちが津々浦々から集まってきた。 本州では今年初めてとなるグランプリのために、お天道様は最高のお天気を用意してくれたのだった。

今回の会場「三重県南部自動車学校」は、参加者でもある「青木」「井関」両名の勤務先である。 彼らにとっては勝手を知ったホームコースである。 「自分たちの会場だから自分たちにコース設計をやらせてほしい」と事務局に願い出たのは当然といえるかもしれない。 コース設計監修の宇野が彼らにGRA流のコース設計方法を伝授することは容易ではなかったが、 彼らの奮闘のおかげで、初心者にとっては完走が可能で、上級者にとっては攻略甲斐がある素晴らしいタイムトライアルコースとなった。

さて、タイムトライアルの結果である。 まずはEクラスであるが、シーズンオフに肉体改造等の○秘トレーニング(?)を 自らに課して今期復活に賭けるホーネット600・小林が、 総合2位で「打倒・小林」の最右翼でもあるVTZ250・横内を3秒近く引き離して圧倒した。 次に注目すべきは、毎年激戦区といわれるDクラスである。 去年、Eクラス昇格の有力候補と目されて、結局クラスアップを果たせなかったCBR900RR・宇野と NSR250R・井関とのライバル対決は、今回は宇野の勝利に終わり、 晴れて念願のEクラス入りも達成した。 次にCクラスであるが、グランプリ毎に車両が変わる須藤が、 今回はザンザスを駆って見事Dクラス入りを果たしたのだ。また車両を変えるのか? ザンザスを気に入ってジムカーナマシンとして特化していくのか?楽しみである。 外車ドカティを操る若杉の鬼神の走りも見る者に感動を与えた。 ゴールでの転倒がなければDクラス入り確実だっただけに次が楽しみである。 外車といえばDクラスの青木(正)が、ジムカーナには珍しい漆黒のマックスビアッジレプリカの アプリリアRS250で極小フリーターンを決める走りはかっこよかった。 フリーターンといえばマジェスティ・西条の走りも忘れられない。 ビッグスクーターでの極小ターンはギャラリーを大いに盛り上げた。 多種多様なバイクが、同ステージでタイムを競うことは草ジムカーナの醍醐味といえるだろう。 そして、初参加のAクラスでは、とてもジムカーナ初心者とは思えないバリオス250・福田とFZR1000・小浜のいぶし銀の走りが、 見る者に驚きを与えた。

タイムトライアル終了後、余った時間でミニ走行練習会が開かれた。 走行練習といえば、一つのコースのなかを先導車に従って、 後続車たちがムカデ状についていくことが一般的である。 これだとライダーたちは血気盛んになり、なごやかな雰囲気から一変し、 ピリピリした空気になることは否めない。 そこで今回は、複数のレイアウトの異なるコースに分け、どのコースを走るかという選択は、 参加者の任意とした。そこではタイムを計りあったり、アドバイスを与え合ったりして、 ライダー間の親睦がより深まった。

今回も、参加者と見学者が一体となって、笑顔が随所で見られる和やかなイベントになった。
参加者全員で運営して盛り上げる“草ジムカーナ”グランプリは、全国各地を巡り、 オートバイの新しい楽しみを広げている!
さあ、誰でも気軽に参加できる“草ジムカーナ”を味わいに、あなたも是非参加しよう!!
きっと、たくさんの暖かい拍手が君を待っている!


GRA の活動資料・データ室へ移動します
活動年表のTOPページへ移動します
当イベントの開催年度の年表ページへ移動します



クリエイティブ・コモンズ・ライセンス ページ中の画像は クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 改変禁止 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています
文章等は許可無く転載することを禁じます / Copyright GRA All Rights Reserved.