2002“草ジムカーナ”第6戦『長野GP』イベントリポート |
草ジムカーナグランプリ第6戦 長野GPリポート
(2002年8月16日 アルピコ自動車学校中央)
天候は前日の曇天とはうって変わり、朝からの快晴。爽やかなアルプスの麓、信州の地で本年度草ジムカーナグランプリ第6戦となる長野GPが、41名のエントリーをもって開催された。
長野GPは、日本の中央という立地条件とお盆休みの時期ということもあり、遠くは東北地方からのエントリーや久しぶりのエントリーの方も多く、大変にぎやかな顔ぶれとなった。
路面ミューは舗装の継ぎ目ごとに変化し、意外にもスリッピーなコンディションで1ヒート目は転倒者が続出。荒れ模様を予感させたが、幸いにも大きな怪我もなく、全員が2ヒート目を走ることができた。
Aクラス
CB-1/岡村は、とても初参加者とは思えない快走で、両ヒートとも完全制覇し1位&いきなりのDクラス入りをさらった。今後の活躍が期待される。
丸山(智)は、パワー的には非力なはずのNSR50を持ち込んだが、小回りを生かした絶妙な走りで2位に食い込んだ。
地元長野からエントリーのホーネット600/関は、両ヒートとも安定した素直な走りで3位をもぎ取った。
Bクラス
1位のCBR250RR/寺田は、1ヒート目タイムを17秒以上縮める結果を残し、見事指数UPも果たした。これによりさらに獲得ポイントを伸ばし、クラス優勝に王手をかけた。
小さな体でVツインのリッターマシンを操るVTR1000F/田中が、前回の岐阜GPに続き今回も2位の表彰台に立った。
3位は新田(彰)が入賞。伊勢GPに続き夫婦でエントリーし、ジムカーナの新たな楽し
み方を示してくれた。
Cクラス
1位のDトラッカー/見尾谷は、振るわなかった1ヒート目を挽回する快走を見せ、誰もが好タイムを期待するや、なんとゴール枠をはみ出しペナルティ3秒。しかしそれでも勝ってしまった・・・。
最遠青森からエントリーのホーネット600/歌代は、渋い走りで見事2位。さすがである。
3位のGSF1200/沢田は、スリッピーな路面に大型車+大トルクの不利な条件を跳ね除け入賞を果たした。
D1クラス
1位のZRX1100/吉原は、昨年の長野GP以来の参加。しかし、その間に着実なレベルアップを果たし、2位を3秒以上ぶっちぎる文句なしで勝利をもぎ取った。
2位のCBR600F/水本も、吉原と同じく1年ぶりのエントリーである。彼も着実に実力を上げ、指数UPも果たした。
3位のNSR50/田口は、1ヒート目は残念ながらリタイヤであったが、2ヒート目は非力さをものともしない見事な走りで入賞した。
D2クラス
GRA七不思議のひとつ、「どうしてこの人がD2クラスにいるの?」で知られるブロスP1/増田は、今回は弱点である偏頭痛を克服し、かつ愛娘の応援で本来の実力を発揮しクラス1位、総合でも4位で見事Eクラス入りを果たした。
2位のスパーダ250/丸山(芳)は、今まで苦楽を共にしたXJR1200からチェンジしたニューマシンを持ち込んだ。1ヒート目は前日の大宴会の影響に苦しめられたが、2ヒート目は驚異の追い上げにより入賞&Eクラス入りを果たした。
3位はSDRにチェンジして2戦目となる都竹が入賞した。
Eクラス
激戦区Eクラスは遠征による疲れもものともせず、妖怪(老獪?)小林(裕)が2位を2秒以上ぶっちぎるスーパーラップで総合優勝を果たした。
前回の岐阜GPで小林を退治したVTZ250/横内は、惜しくも連覇ならず。しかしペナルティ1秒を食らいながらの2位はすばらしい好タイムである。
3位の小林(宏)は、今回はヤドカリ作戦を取った。始めて乗る借り物車両にもかかわらず入賞を果たすあたりは、さすが化け物コバQの異名を持つだけある。
今回は、アルピコ自動車学校中央様に快く会場をご提供していただき、参加した皆様の笑顔と協力をもってイベントを無事終えることができました。また、見えないところで働いていてくれる多くのスタッフの尽力がなければ、こんな楽しいイベントにはならなかったと思います。次回もきっと、もっと楽しいイベントになることと思います。
悩んでいる暇はありません!是非一度参加してみてください。GRAならきっと楽しい時間を共有できますよ! |
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