9月27日、淡路島洲本市内特設会場で
『 GRAツアー ひょうたん島Rd 』が開催された。 当日は、数日前までの冷え込みが嘘の様な秋晴れだった。まるで、夏が戻ってきた様な快晴と気温に参加者の顔から笑顔がこぼれていた。
この『ひょうたん島Rd』には特筆すべき事があった。それは参加者の一人が「ぜひ、自分の地元でGRAのイベントを開催して欲しい」と言う“わがまま”から企画が始まり、その方の熱い思いと行動力によって準備を整え、そうやって“わがまま”で実現させたイベントなのだ。
参加者は9名、はるばる明石海峡を渡って来た者5名。(一番の遠来者は、京都からであった。)地元からの参加者は4名だった。初顔合わせの者が多かったが、同じ目的を持ち今日を心待ちにしてきたもの同士ならではの和気藹々とした雰囲気が集合時から流れていた。
各々への気持ちを伝え合う挨拶の後にミーティングを行なうのだが、ここにもGRAならではの特徴がある。それは、今日一日、自分達のやりたい事“わがまま”を言い合ってスケジュール等を決めていくやり方だ。時には他の人の意見に対して反対意見も出てくるが、初対面であろうと、自分のやりたい事を主張して相手を説得し、巻き込んでいくところもGRAイベントの特徴だ。
続いて、“わがまま”で決まったスケジュール通りに基本走行練習に移った。今回は1本のパイロンを中心に常に同じ回転半径で走る練習「サークル走法」をした後、次は出来るだけ高い速度からノーブレーキで180°Uターンを行なう練習「180°ノーブレーキターン」を行なった。どちらも、オートバイの動きと特性を理解し、乗り手が余分な操作をせず、ただオートバイに任せて走れば出来るのだ。しかし、実際にはそうは簡単にできないものだ。
普段、いかにオートバイに対し不必要な操作をしているかを実感するし、オートバイと会話しながら走る大切さが体感できた。
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