【 イベント変革に向けて】
『 GRAのライディング講習 』は、2016年から2017年までの2年間に亘り、オートバイの基本的な運動特性を「直進運動」と「旋回運動」の二つに分けて、オートバイライディングを基本から応用まで、初心者から経験者まで、多くの方々に理解と実践を分かりやすく実践的に講習を行ない、新しい理論の発表などで成果を残してきました。
来年以降は、この2年間の実績を基礎にして、もっと魅力が溢れた日本全国への発信内容へ改めるのと同時に、自主的な判断と行動力が伴う人材を育成できるイベント開催企画へと改める必要があると考えています。
GRAの活動目標の達成に向けて、どんなイベント企画を行なえばよいのか、どうぞ、このリポートを通じて一緒に考えてみてもらえれば幸いです。
【 そもそも、イベント開催の目的は? 】
現在は全国への発信・啓発活動を主体にしている GRAが、どんな理由でイベント開催活動をしているのか? と言えば、下記の大きな理由が 2つあります。
「一つは、情報や人的な交流を通じて、GRA活動を活性化させ、発信材料を充実させること」
「もう一つは、GRA活動の目標の浸透、そしてその環境を創る人材の育成すること」です。
【 なぜ? 人材の育成を ? 】
「 ライダーにとって、いつまでも、楽しく、安全なオートバイライフ環境 」は誰にとっても必要なものですし、その環境を創り守る努力は一人ひとりのライダーに求められている責任です。
オートバイライフを深く楽しむために、単なる娯楽道具やファッション、スポーツではなく、オートバイの基本構造や運動特性から、社会との良好な関係作りの責任を果たす人材の育成は欠かせない大切な事ですから、GRAでは“人材の育成 ”を活動目標に掲げているのです。
【 現在のイベントでは不足なのか? 】
2016年からの 2年間、独自のオートバイ理論によるライディング講習やセッティング講習などの認知が広まるにつれ、少人数制で行なっているイベントですが、連続して参加される方や見学参加でも来場される方、そして遠路はるばる参加される方など、予想外に多くの方の関心を得るほどになりましたが改良すべき問題点があるのは確かです。
実際、連続して参加される方であっても、走る事には熱心でも運営業務の共有・分担には非協力的であったり、GRAの活動目標さえも読まずに参加される方も少なくないのです。
参加者自身で GRAの活動目標を理解して積極的に意見や提案をする人が居る中、いつまでも
走る楽しみや速く走る事に集中し続ける人が混在し続ける状態は決して良いとは言えませんし、そういう状態を招き続けているイベント運営や参加申込み形式は改良する必要があると考えているのです。
【 これからのイベントは? 】
楽しむためだけ、上手になるためだけに参加する“お客様”や“生徒様”には、その意識を少し改めてもらう運営形式にして、改めない方の参加は止めます。
そうして、年齢や性別、乗車経験や参加回数などに関係なく、「 オートバイをいつまでも楽しく安全に楽しめる環境つくり 」に関心のある人同士が、知識や情報、意見を対等に交わせる居心地の良いイベントを目指していきます。
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