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全国各地を巡って開催するGRAのイベントが『GRAツアー』です
りんくう Rd開催後の報告を、どうぞゆっくりとお楽しみください♪

  小春日和より 熱い一日

開催デ−タ 開催日

2009年11月8日 (日)

  開催場所 りんくう公園特設会場 (大阪府泉佐野市)

 11月8日、関西国際空港の隣に位置するりんくう公園特設会場で 『 GRAツアー最終戦・りんくうRd 』が開催された。この日は小春日和と言うには最高気温24℃と暑い日となり、参加者の思いが反映されたような日差しの中でのスタートとなった。

 最終戦の参加者は11名。全戦参加を達成する者や、遠くは淡路島や岐阜からの参加もあり、2名の初参加者を迎えて行われた。

 毎回のテーマである“わがまま”をどの様に出していくか?
最終戦ともなれば、タイミングを計りながら懸命に自分のわがままを出していこうとする者も少なくないが、慣れていない初参加者は少々たじろぎながら、それでも他の参加者に倣い、何とか自分のやりたい事を伝えていた。
こうして一日を決めていくのが、GRA のやり方である。“わがまま”と言うと少し後ろめたい様な言い辛い様な響きがあるが、GRAの言う“わがまま”とは、自分勝手に好き放題する事とは異なり、自分のやりたい事の為に周囲の人を説得して巻き込んでいかなければならないのだ。
その為には、他者を説得出来るだけの情熱と周りの者を納得させられるだけの根拠がなければいけない。自分以外の人の事を考え、自分自身強い意志を持たないと、成り立たないものである。

 様々な意見が出た後、少しタイトなセクションを含むウォーミングアップコースを走り込み、その後で長方形の90°のコースで基礎練習走行する事になった。
ウォーミングアップコースは走り込んで練習した気になるが、実はその後の単純な基礎練習のコースでいかに自分達がオートバイの操作をいいかげんに行っているか知る事になった。
きちんとアクセルの操作が出来ていれば毎回最適なラインが走れる筈が、同じラインがトレース出来ずにぎくしゃくした走りになってしまう。単純なコースでは逆に誤魔化しが効かず、普段いかにオートバイの声に耳を傾けていない事がわかるのである。
しっかりと長方形コースでの基礎練習をした後、このセクションを生かしたショートコースを作り、ミニタイムトライアルで程好い緊張感を味わって午前中が終了した。

 午後からは、タイムトライアルである。
GRAでの今年最後のタイムトライアルとなる為、それぞれ自身の目標を胸に秘めながら、この日の目標“タイムトライアルを楽しむ”為に動き出したが、人生初のタイムトライアルとなり緊張している筈の初参加の者も、周りの雰囲気に影響されたのかとても楽しそうに見えた。
タイムトライアルのコースは、午前中の練習が活かせるコースで高速設定のものとなった。
速さは競うがそれだけが目的ではない為、ぎすぎすとした雰囲気は無い。自分自身だけでなく全員でこの時間を良いものにする為に一生懸命である。速さに関係なく、良い走りには歓声が湧き拍手が起こり、きっとゴールした時に聞いた拍手はタイム以上に嬉しいものとなったと思う。

 タイムトライアルが終わった後はミーティングの時間である。それぞれが経験した事や感じた事を話し合いつつ、ライダーも社会の中で生きていてどうすれば認められるのかを考える貴重な時間となった。



 最後は握手を交わし、今日一日を一緒に創った人達に夫々の思いを込めたメッセージを伝え、一日を締めくくった。
来年も会おう。来年はもっと良くしようと言う思いが深く込められていた。

  参加した全員で一日を創り、愛車と会話をしていく。そんなGRAツアーに次回はあなたも参加しませんか。



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