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2016.年 8月 22日

2016年 8月 14日開催 『 自由練習会 』 参加者 各位

この方向で、今後も続けましょう !

練習イベント 『 自由練習会 』を振り返り、このイベントの今後の方向性と、参加された方々への感想やアドバイスなどを書きますので、どうぞ参考にしてください。


【 自由練習会の目的は 】

自由練習会の目的は、オートバイのライディング練習とオートバイの理解を深める意欲がある人にとって最高の機会と場所を提供する事を目標にしています。
そのために、フラットで広い会場を参加者に合わせて分割シェアし、必要な機材もシェアし合い、自由に練習を行なう事を基本にしています。

不思議な事に、一般的な講習会の様に与えられたカリキュラムをこなす練習より、自分自身のライディングを直視しやすく、オートバイとの会話も進み、自然と練習意欲が湧いてきます。もちろん、どんな練習でも「頭打ち」はあります。
そんな場合は、気軽に他の参加者にアドバイスを仰いでください。
ライディングやオートバイ整備やセッティングへの適確なアドバイスが得られるようにしています。

 

【 自由練習会はこれからも 】

このように、『 自由練習会 』は個人毎の練習を充実させるのが目的ですが、その目的を更に昇華させるために、主に午後の時間帯にミニコースを利用して一緒の練習走行や、実力や課題の確認も兼ねたタイムトライアルも行なっており、開催毎に確実に成果を残しています。

その上、この『 自由練習会 』を通じて、公式Webサイト等を通じての発信材料や『 GRA講習 』のカリキュラム選定などに繋がっているなど、単なる 個人練習会 に留まっていません。

この様に有機的な成果を挙げているイベント企画『 自由練習会 』は今後共に開催を続けていく価値があると信じていますし、継続していきますので、どうぞ 機会があれば是非、参加を検討される事をお勧めします。


NPO法人 GRA  小林 裕之






  アドバイスを届けます !aa
当日参加された方へ、アドバイスを致しますので、
参考にしてもらえると幸いです。
【 愛知県 VFR400K の Y さん 】

当日は、事前の打診で、お昼からの途中参加(当日参加)されて、良い経験になったとの感想を送ってくださり、ありがとうございました。

2〜3年はオートバイに乗っておらず、それ以前もスポーツ走行とは関連の薄いクルーザータイプだったとの事で。当日は十分に楽しむ機会が得られるか心配もしていました。
ところが、タイムトライアル時には、日頃オートバイに乗っているライダーでも気軽には出来ない“小旋回”をこなすなど、備わっているライディングセンスには感心させられました。

きっと、次も例え2〜3年後だったとしても、オートバイに乗る適切な機会があれば、今回と同等以上に乗りこなす能力を持っている事は保障(?)します。
是非、いつかまた、一緒にオートバイを楽しむ機会が来るのを楽しみにしています。

  

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大阪府  SR400 の Nさん 】
前回の『 GRA講習 』で 車体前後タイヤの整列が微妙にずれている事が確認でき、それを修正した車両で今回は参加だったとの事。
実際に走行状態を拝見しても、左右バンク共に、淀みなく最大バンクまでの移行が行なえる様になり、前回参加時の様なフロント周りの“ズレ”が原因での振れ(ストローク振動)は姿を見せなくなっていましたね。
適切な前後タイヤ整列(アライメント)の測定、そして修正加工作業の確かさに感心させられました。

また、現在、取り組んでいらっしゃる フロントフォーク周りのセッティング作業は、誰にとっても興味深く悩みの尽きないものです。
しかし、今回と同様に、これからも着実に進化していくと信じています。

そこで、蛇足の様な小さなアドバイスですが、適切な【 残ストローク量 】を常に保持される事を勧めます。
【 残ストローク量 】は、【 1G' 時車高 】と同様に、フロントフォーク作動時に適切なジオメトリー(作動範囲)を確保して、フロントフォークからの破綻を防ぐのに欠かせない要素です。
どうぞ、楽しんでください。
  



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神戸市  VFR400K の Kさん 】
リポートや感想文では触れていませんが、Kさんほどに 礼儀正しくて細やかな気遣いをする人はあまり出会った事はありません。
今回のイベントの参加についても
、前回のイベント参加時に事前に質問・打診を受け、更に予約期間に入れば 再度申込み方法や参加費、友人の紹介などについての打診など、数度に亘って礼儀正しい連絡をしてくれました。
どうぞ、Kさんの様な方は歓迎しますので、今後共によろしくお願いします。

また、今回は【 妖怪棒 】を利用したフロントフォークの整列整備の方法と、その整備による効果を大きさを十分に感じてもらえた様で良かったです。

あと、「 高速コーナーでの意思疎通が・・ 」と感想文に書いてあった事ですが、恐らく“ 安定限界トレール量 ”のチェックと調整で一応の対処は可能だと思います。
是非、次回参加の折には、「 安定限界トレール量とは何ですか? 」と質問を投げ掛けてはどうでしょうか。 分かりやすい説明の他、要望に応じての調整(セッティング)処理にも応じます。
きっと、今回以上に 新しく大きな驚きを発見するでしょう。( 目からウロコ ・・ ?♪)
   


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  オートバイについて、思うままエッセイ
フロントフォーク 、整備とセッティング

オートバイの構造とメカニズム上、リアタイヤの操作(バンク操作)は車体のバンク操作と同じ事ですから、そのバンク角のコントロールは容易です。
同様に、リアタイヤの装着方向は車体方向と同じで変化しないのが前提ですから、リアサスペンションのセッティングもさほど難しい作業にはなりません。


しかし、フロントサスペンションのセッティングは容易ではありません。
それは、フロントタイヤのバンク角はステア(操舵)機構の為にリアタイヤのバンク角と同じになるとは限らず、ライダーがハンドル操作などでコントロールすべきものではありません。
その上、フロントタイヤは車体方向に対して左右に切れる(操舵)機構になっており、それらのバンク角や操舵角はライダーの意思とは無関係に、オートバイ(車体)の設定値(ジオメトリー)やフロントスプリングなどで自動的に決まる様になっているので、理解と調整(セッティング)はリア側ほどに容易ではありません。

それに、今回の Kさんの例でもあった様に、フロントフォーク周りの整備は例え新車時であっても完全とは言えず、多くの人は知らず知らずの内に、そのアライメントの狂いを補正しながら乗っているのが実情で、車両メーカーも整備業界、専門雑誌さえ問題視していない程に根が深く、一般に正当な評価や解説がされず、課題が多く残されている個所です。

これらの事柄は折に触れて順次解説していく予定ですが、今回は Kさんで実効を確認してもらえた「 妖怪棒 」と その関連記事ブログ「 フロントフォークは、二人三脚の如し 」を参照してください。

「 妖怪棒 」: http://gra-npo.org/dictionary/Ya_line.html
「 フロントフォークは、二人三脚の如し 」:
http://gra.hatenablog.jp/entry/2015/10/29/233220







このイベントの関連資料  
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