『 ジムカーナ文化の創造のために 』For the creation of Gymkhana culture
1991年1月、GRAを発足させた際に発表した【 発足のご案内 】は以下の通り
【 GRA発足の趣旨 】 https://gra-npo.org/policy/policy_data/inauguration.html
その主な趣旨は
「オートバイの使い方・遊び方の提案」、
「社会的な要求に応える」=安全運転技術を高める、そして
「ジムカーナ文化の創造」でした。
この「ジムカーナ文化の創造」とは、とかく個人の趣味に留まり、社会的な問題意識を共有する事が少ないライダー間の状況を、ジムカーナを一緒に楽しみ、その楽しみを継続させて深めていくための共通する社会的な課題を一緒に考える場を創る事を目標にした言葉です。

この目標の達成のために、『 レッスン 』イベントを主体の活動から始めて、それとは別に一緒にイベント運営とゲームやプレゼント交換などのライダー間の交流も目標にした『 パーティ 』イベントを年に2回開催する事から始めました。


『 競技に熱中する人々とその影響 』 People enthusiants and their impacts
しかし、当初は少なかったジムカーナライダー人口が活動年数を経る度に増え。その上、全国各地でも同様な主催組織が増える頃になると、「ジムカーナ」の競技としての一面だけに熱中して極端な改造へと進むライダーが増え、それと同時に他ライダー達から「ジムカーナ」に対しての批判的・固定的な評価も増えていきました。 例えば、ジムカーナ競技に熱中のライダーが練習の機会だけを求めて安全運転講習会に参加して、その速さと走らせ方の異様さなどで講習会主催者や他参加者から迷惑に思われたり、アップハンドルを装着する為にフルカウルを外すなど、ただ速くなる為の外観を崩した車両へと改造するなど、元の車両名さえ分からない車両がナンバーを着けたまままとまって走り回っている姿は社会的に異様な情景としか見えないと言われても当然でしょう。
主要なオートバイ雑誌などでも競技志向、大幅な改造車ばかり目立つジムカーナ記事が連載される様になるにつれて、開催するイベントに参加する人々の意識も徐々に変化を見せる様になり、発足当初に掲げた目標主旨に沿った方向へとイベント開催活動を動かし難くなりました。これが、2000年の年末から『 脱皮計画 』を始めた大きなきっかけでした。
【 第1期・脱皮計画 】 https://gra-npo.org/policy/policy_data/dappi1_1.html
『 ジムカーナの文字を諦めて 』 Giving up the Gymkhana letters
脱皮計画を進めた結果、「 ジムカーナ 」を愛しているから文化の創造を目指して発足させた GRAですが、目標とした「 ジムカーナ 」とは異なるジムカーナの影響を受け、その弊害を避ける為に「 ジムカーナ 」の文字を活動目標から外す決定をしました。
それ以上に残念な事は、人々の意識であり「心」です。 ジムカーナを通じて、ライディング技術を高める方法やオートバイの適正な整備やセッティング技術を伝えられても、社会的な視野に立って考えを広める事を充分に克服できなかった事です。 それは、少なくとも自身が参加するイベントや主催団体の趣旨を知る事や、それを理解する努力は成人・大人の責任だと考えており、その意識や努力が出来ない人には社会的視野を求める事が出来ないと考えているからです。
今でも「ジムカーナ」の素晴らしさや美しさを信じていますが、現在はそれ以上に対象を拡げた活動目標へと切り替えて精力的に活動を進めています。
We love the beauty and splendor of Gymkhana, so we launched GRA with the theme of "Creating Gymkhana Culture," but as more and more people focused only on speed, the wishes in the word "Gymkhana" were not properly understood.
Therefore, we removed the word "Gymkhana" from the purpose of our activities, and changed our activities to an awareness campaign for more motorcycle riders.
However, we still believe in the essence and beauty of motorcycle riding, which Gymkhana can convey, so we still feel like conveying it.
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