お盆の中日、8月14日、それは急にやってきた。
前日に行なわれたイベントに、片道 76q 自走して参加して、イベントでも 30q ほど
走り回り、帰路も全く元気だったというのに、翌日、急に動けなくなってしまったのだ。
もちろん、人間の事ではなく、ずっと年式は若いトラ君(トライアンフ)の事だ。
キーを回してセルボタンを押しても、ウンともスンとも言わない。
みれば、昨日まで元気だったバッテリーがあがって(完全放電して)しまっている。
新車で購入して以来、病気(故障)らしい事は一度も無いほどに健康体だったのに。
「 一体、どうしたんだ!」
確かに、6年以上、屋内放置していたのは僕のせいだ。
それが原因で、標準のバッテリーを完全放電させてしまって使えなくしてしまったのも
僕のせいだ。
でも、6月に車検を取り直すのに合わせて、新しくリチウムイオン電池に交換してからは、
ずっと元気に走ってくれていたから面食らった。
本当ならば、この時にきちんと 精密検査してやればよかったのだが、
「 リチウムイオン電池の問題かな? 」
と安易に判断をして、予備に手配していた リチウムイオン電池に交換。
即、エンジンは快調に始動して出かける事が出来た。
そうやって、8/14〜8/16 のお盆休み期間は、全く問題無く過ごせたので、後になって
から色々と大変な目に遭うとは全く想像していなかったのだった。
<つづく>
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